「爆発物探知機」の版間の差分

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宝来軒 (会話 | 投稿記録)
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** 価格が高い
** 装置が大型で持ち運び出来ない
** 放射線源として放射性物質を内蔵しているので、運用には[[放射線技師]]が必要<ref>放射性物質を使用しない中性子源も開発されつつある</ref><ref>吉川潔, et増田開, al.代谷誠治 "ほか、「[https://wwwdoi.jstageorg/10.jst.go.jp/article11499/sicejl1962/.45/6/45_6_535/_pdf 人道的観点からの対人地雷の探知システム.535 超小型放電型核融合中性子源開発研究の現状と地雷探査への応用.]" 計測と制御』 2006年 45.6 (2006): p.535-540 , {{doi|10.11499/sicejl1962.45.535}}</ref>。
** 保管するのに特別な放射線管理施設が必要。
** 検査対象物が軽度の[[被曝]]を起こすこと。特に人体に対して使用する場合は問題がある。
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== 電子線マイクロアナリシス分析器 ==
対象物表面に細く絞られた[[電子線]]を照射し、対象物と電子線との相互作用により発生する[[特性X線]]を効率よく検出することにより対象物の構成元素を調べる装置である。本来の用途は爆発物探知機ではなく、'''成分分析装置'''であるが、[[韓国]]政府が爆発物探知機として導入したため、ここに記述する。
本来の用途は爆発物探知機ではなく、'''成分分析装置'''であるが、[[韓国]]政府が爆発物探知機として導入したため、ここに記述する。
* 利点
** 対象物が全く何も放出していなくても検知可能。
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== 誤認事故 ==
爆発物探知機が反応したために、過剰な取調べや捜索が行われた事例が数多くある。下記以外にも大騒ぎとなった事例が世界中に数多くあり、何が反応したか判明していないものも多い。これは、テロ問題から過剰反応するようになっているという事情も関係している。
下記以外にも大騒ぎとなった事例が世界中に数多くあり、何が反応したか判明していないものも多い。これは、テロ問題から過剰反応するようになっているという事情も関係している。
* [[二酸化硫黄]]は硫黄分を含む[[マッチ]]などを燃焼させた場合にも発生するため、航空機内でマッチを点けただけで爆発物探知機が反応して運休になり全検査になったという事件が起きている。
* 塗料用[[シンナー]]に含まれる[[トルエン]]を誤認したために街中で爆弾騒ぎが起きたことが有る。これはトルエンが爆発物マーカーに指定されているためである。