「著作権法 (アメリカ合衆国)」の版間の差分

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; {{Visible anchor|カートサン対ワイリー裁判}}
{{See also|en: Kirtsaeng v. John Wiley & Sons, Inc.}}
[[コーネル大学]]の留学生として[[タイ王国|タイ]]から1997年に渡米したスパップ・カートサンは、学術出版大手[[ジョン・ワイリー・アンド・サンズ]] (略称ワイリー) の出版する教科書がタイと比べて米国で高額に販売されていると知った。そこでタイに残る親族や友人を経由してワイリーの教科書を米国に逆輸入し、オークションサイトの[[eBay]]で販売していた。両者の主張は対立しているものの、その販売額は120万米ドルに上ると見られている<ref name=Wiley-CNN>{{Cite web |url=https://edition.cnn.com/2012/10/26/justice/court-student-copyright/index.html |title=Supreme Court to hear arguments in case of student who resold books |trans-title=学生が中古販売した書籍を巡って最高裁が聴聞 |first=Bill |last=Mears |publisher=[[CNN]] |date=2012-10-27 |accessdate=2019-04-23 |language=en}}</ref>。ワイリーが2008年に地方裁に提訴した後、巡回裁判所では判断が割れたため、カートサンは2012年に最高裁に上告した。2013年、第2巡回控訴裁の判決を覆す形で、最高裁はカートサン無罪の判決を下した。この判決により、米国の著作物が米国外で複製印刷・販売され、再び米国内に逆輸入した際にも、米国著作権法[[#消尽論|第109条]]が定める消尽論が適用されることが判示された<ref name=BunkaRep2016/>。
 
=== 著作者人格権関連 ===