「スズメバチ」の版間の差分

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'''クロスズメバチ'''(黒雀蜂、ワスプ、{{Lang-en-short|[[:en:Wasp|Wasp]]}}、学名:''[[:en:Vespula flaviceps|Vespula flaviceps]]'')は、体長10-18mmのクロスズメバチ属。小型で、全身が黒く、白または淡黄色の横縞模様が特徴である。北海道、本州、四国、九州、奄美大島に分布。多くは平地の森林や畑、河川の土手等の土中に多層構造の巣を作り、6月ごろから羽化をする。小型の昆虫、蜘蛛等を餌とし、ハエなどを空中で捕獲することも巧みである。その一方で頻繁に新鮮な動物の死体からも筋肉を切り取って肉団子を作る。食卓上の焼き魚の肉からも肉団子を作ることがある。攻撃性はそれほど高くなく、毒性もそれほど強くはないが、巣の近くを通りかかったり、また缶ジュース等を飲んでいる際に唇を刺される等の報告例がある。同属で外観が酷似するシダクロスズメバチは、海抜約300m以上の山林や高地に好んで生息し、クロスズメバチよりもやや大きく、巣は褐色で形成するコロニーもやや大型になることが多い。
 
日本では地方によって''ヘボ''、''ジバチ''、''タカブ''、''スガレ''などと呼ばれて養殖も行われ、幼虫やさなぎを食用にする<!--養殖はほぼ全国で可能だが、地域固有の個体群がある場合、味覚も異なるかもしれない。(味覚の松竹梅など等級)-->。[[長野県]]では缶詰にされる。クロスズメバチを伝統的に食用とする地方の一部では「ヘボコンテスト」等と称し、秋の巣の大きさを競う趣味人の大会も行われている。[[岐阜県]]でもヘボとして食文化が発達しており、地元の愛好家と[[恵那農業高校]]によって[[恵那市]]串原にヘボミュージアムが建てられ、「ヘボまつり」が行われている<ref>[{{cite web
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| title = 串原にへぼミュージアム 恵那農高生が整備
| website = 岐阜新聞Web
| publisher = [[岐阜新聞社]]
| date = 2017-11-2
| accessdate = 2017-11-2
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}}</ref>。
 
近隣種でヨーロッパ原産のヨーロッパクロスズメバチ(ワスプ、{{Lang-en-short|[[:en:European wasp|European wasp]]}}、学名:''[[:en:Vespula germanica|Vespula germanica]]'')は元々1年性であるが、ニュージーランドに侵入したものは2年性となっており、コロニーの規模も大きい<ref name=matsu/>{{rp|49}}。