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* 市
** [[高崎市]][[ファイル:Takasaki City Hall.jpg|thumb|right|180px|[[高崎市役所]]]]
*: 県西部の中心地。[[中核市]]。[[中山道]]の宿場町・[[高崎藩]]の[[城下町]]。[[関東地方]]と[[信越地方]]を結ぶ交通の要地で、[[高崎線]]・[[信越線]]・[[上越線]]・[[新幹線]]・[[上信電鉄]]や、[[関越自動車道|関越道]]・[[北関東自動車道|北関東道]]など複数の路線が通じる。中心市街地は[[烏川 (利根川水系)|烏川]]東北岸の[[高崎駅]]西口周辺に広がり、烏川西南岸に[[巨大仏]]・[[高崎白衣大観音]]、[[碓氷川]]南岸に「高崎[[だるま]]市」で知られる[[達磨寺 (高崎市)|少林山達磨寺]]がある。西北部の榛名地区に[[榛名山]]・[[榛名神社]]があり、榛名山麓では[[梅]]・[[梨]]の生産が盛ん。南部の南八幡・吉井地区には「[[世界の記憶]]」に選定された[[上野三碑]]がある。人口は{{formatnum:{{自治体人口/群馬県|高崎市}}}}人で県内最大。[[1900年]]([[明治]]33年)4月1日、[[群馬郡]]高崎町が県内2番目・[[西毛]]で初めて市制施行。[[2006年]]([[平成]]18年)1月23日に、[[群馬郡]][[倉渕村]]・[[箕郷町]]・[[群馬町]]・[[多野郡]][[新町 (群馬県)|新町]]を編入。2006年(平成18年)10月1日に群馬郡[[榛名町]]を編入したことで、前橋市の人口を上回り、県内最大の人口を有する市となった。[[2009年]](平成21年)6月1日、多野郡[[吉井町 (群馬県)|吉井町]]を編入。
** [[藤岡市]]
*: 県西南部の市。藤岡瓦・[[三波石]]の産地。市の中心地は[[神流川 (利根川水系)|神流川]]の西岸、[[八高線]][[群馬藤岡駅]]の西側一帯に広がる。[[関越自動車道]]と[[上信越自動車道]]が接続する[[藤岡ジャンクション|藤岡JCT]]や、[[藤岡インターチェンジ|藤岡IC]]・[[藤岡パーキングエリア|藤岡PA]]・[[道の駅ららん藤岡]]がある。市南部にある養蚕教育機関の[[高山社]]跡は、[[世界遺産]]「[[富岡製糸場と絹産業遺産群]]」の構成資産である。人口は{{formatnum:{{自治体人口/群馬県|藤岡市}}}}人。[[1954年]]([[昭和]]29年)4月1日、[[多野郡]][[藤岡町 (群馬県)|藤岡町]]・[[神流村]]・[[小野村 (群馬県多野郡)|小野村]]・[[美土里村]]・[[美九里村]]が合併して成立。[[2006年]]([[平成]]18年)1月1日、多野郡[[鬼石町]](おにしまち)を編入。南部の三波川地区には桜の名所の[[桜山 (群馬県)|桜山]]、神流川上流の景勝地・[[三波石峡]]がある。
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* 市
** [[桐生市]][[ファイル:Kiryu City Office.JPG|thumb|right|250px|[[桐生市役所]]]]
*: 県東部の中心地。古くから[[絹織物]]を産する機業都市。[[桐生織]]をはじめとする[[繊維]]産業が盛んであるため「[[織都]]」と称される。市街地は[[渡良瀬川]]の両岸に広がり、[[日本遺産]]の[[白滝神社]]や[[桐生織物会館|桐生織物会館旧館]]など[[絹]]産業に関する文化財が集積している。渡良瀬川と[[桐生川]]に囲まれた旧市街地中心部には鋸屋根の織物工場や蔵造の商家など歴史的建築物が多く残り、旧市街地北部の本町・天神町一帯が「[[桐生新町]]」の名で[[重要伝統的建造物群保存地区]]として選定されている。渡良瀬川東北岸に[[両毛線]]・[[わたらせ渓谷鐵道]][[桐生駅]]、[[上毛電鉄]][[西桐生駅]]、[[桐生天満宮]]、[[美和神社 (桐生市)|美和神社]]、[[桐生が岡公園]]、[[大川美術館]]が、渡良瀬川西南岸に[[東武桐生線]][[新桐生駅]]、[[賀茂神社 (桐生市)|賀茂神社]]がある。[[シイタケ]]、[[うどん]]、[[ソースかつ丼]]が名物。人口は{{formatnum:{{自治体人口/群馬県|桐生市}}}}人で県内第5位。[[1921年]]([[大正]]10年)3月1日、[[山田郡 (群馬県)|山田郡]]桐生町が県内3番目・[[東毛]]で初めて市制施行。[[2005年]]([[平成]]17年)6月13日に[[勢多郡]][[新里村 (群馬県)|新里村]]、[[黒保根村]]を編入。
** [[太田市]][[ファイル:Ota City Hall.jpg|thumb|right|180px|太田市役所]]
*: 県東南部の中心地。[[特例市|施行時特例市]]。「子育て[[呑竜]]」として知られる[[大光院 (太田市)|大光院]]の[[門前町]]。[[日光例幣使街道]]の宿場町。[[大正]]期に設立された[[中島飛行機]]の流れをくむ[[SUBARU]](スバル)の[[企業城下町]]であり、[[自動車]]産業を主とする工業都市である。市街地は[[新田金山|金山]]の南麓、[[東武鉄道]][[太田駅 (群馬県)|太田駅]]北口周辺に広がる。市街地東北部の[[スバル町]]にSUBARU群馬製作所本工場が立地。太田駅南口の[[南一番街]]は[[歓楽街]]として知られる。南部に[[利根川]]、東北部に[[渡良瀬川]]が流れる。[[太田焼きそば]]、尾島の[[ヤマトイモ]]、藪塚の[[スイカ]]が名物。人口は{{formatnum:{{自治体人口/群馬県|太田市}}}}人で、県内第3位。[[1940年]]([[昭和]]15年)4月1日、[[新田郡]]太田町(初代)・[[九合村]]・[[沢野村]]・[[山田郡 (群馬県)|山田郡]][[韮川村]]が合併して太田町(二代目)が成立。[[1943年]](昭和18年)11月1日、太田町が鳥之郷村を編入。[[1948年]](昭和23年)5月3日、市制施行。 [[2005年]]([[平成]]17年)3月28日、[[新田郡]][[尾島町]]・[[新田町]]・[[藪塚本町]]と合併。
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*: 県東南部の市。邑楽地区の中心地。もと[[館林藩]]の[[城下町]]。市域の北を[[渡良瀬川]]が、南を[[谷田川 (群馬県)|谷田川]]が流れる。市街地は[[鶴生田川]]・[[城沼]]沿岸の台地上にあり、市街地西部に[[東武鉄道]][[館林駅]]が、市街地東部の城沼の南岸に[[ツツジ]]の名所・[[つつじが岡公園]]がある。市南部に[[分福茶釜]]で知られる[[茂林寺]]が、市東部に[[東北自動車道]][[館林インターチェンジ|館林IC]]がある。[[製粉]]・[[製麺]]が盛んで、[[うどん]]が名物。[[正田醤油]]、[[日清製粉グループ本社|館林製粉]]の創業地であり、[[皇后美智子]]陛下の御親族正田家ゆかりの地である。人口は{{formatnum:{{自治体人口/群馬県|館林市}}}}人。[[1954年]]([[昭和]]29年)4月1日、[[邑楽郡]][[館林町]]・[[郷谷村]]・[[大島村 (群馬県)|大島村]]・[[赤羽村 (群馬県)|赤羽村]]・[[六郷村 (群馬県邑楽郡)|六郷村]]・[[三野谷村]]・[[多々良村]]・[[渡瀬村 (群馬県)|渡瀬村]]が合併して成立。
** [[みどり市]]
*: 県東部の市。東西を桐生市に囲まれている。[[2006年]]([[平成]]18年)3月27日、[[山田郡 (群馬県)|山田郡]][[大間々町]]・[[新田郡]][[笠懸町]]・[[勢多郡]][[東村 (群馬県勢多郡)|東村]]が合併して成立。市中心部の大間々は[[渡良瀬川]]の[[大間々扇状地]]の扇頂部にあたり、[[わたらせ渓谷鐵道]][[大間々駅]]と[[上毛電鉄]]・[[東武桐生線]]の[[赤城駅]]、大間々神明宮、[[高津戸峡]]がある。市南部の笠懸地区には[[両毛線]]が通じており、[[岩宿遺跡]]、[[桐生競艇場]]、桐生地方卸売市場、[[桐生大学]]がある。市北部の勢多東地区には[[草木ダム]]、[[富弘美術館]]がある。人口は{{formatnum:{{自治体人口/群馬県|みどり市}}}}人。
* [[邑楽郡]]
** [[板倉町]]
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=== 主要都市 ===
==== 都市の起源 ====
人口が10万人以上の市は[[前橋市|前橋]]・[[高崎市|高崎]]・[[桐生市|桐生]]・[[伊勢崎市|伊勢崎]]・[[太田市|太田]]の5市で、前橋・高崎は[[中核市]]に、伊勢崎・太田は[[特例市]]となった。[[日本の市町村の廃置分合|平成の大合併]]以前の市で、新設合併・編入合併を行わなかったのは、[[館林市]]のみである。
* 城下町・陣屋町
** 群馬県の都市の多くは南部の平野に分布している。城下町や陣屋町に起源をもつ都市として[[前橋市|前橋]]・[[高崎市|高崎]]・[[伊勢崎市|伊勢崎]]・[[沼田市|沼田]]・[[館林市|館林]]・[[安中市|安中]]・[[小幡町|小幡]]などがあり、前橋は県庁所在地として、高崎は交通の要地として群馬県の中心的地位を占めている<ref name="toshikigen">南雲栄治監修『群馬の風土と生活』みやま文庫122(平成4年3月)25-26頁 都市の分布</ref>。
* 市場町・谷口集落
** [[桐生市|桐生]]・[[大間々町|大間々]]・[[藤岡市|藤岡]]・[[鬼石町|鬼石]]・[[富岡市|富岡]]・[[下仁田町|下仁田]]・[[中之条町|中之条]]・[[吾妻町 (群馬県)|原町]]・[[長野原町|長野原]]などは市場町に起源をもつ。特に山地の産物と平地の産物を取引する市場町として機能した谷口集落がある。主な谷口集落として桐生・大間々・沼田・渋川・鬼石・下仁田・中之条・原町などがあり、桐生は繊維工業、渋川は化学工業によって発展した<ref name="toshikigen"></ref>。
* 宿場町
** [[新町 (群馬県)|新町]]・高崎・安中・[[松井田町|松井田]]・[[玉村町|玉村]]・[[境町 (群馬県)|境]]・[[木崎町|木崎]]・[[太田市|太田]]などは宿場町として発達した市や町である。鉄道から離れたことで衰退した旧宿場町があるが、自動車交通の発達により、交通の要地として復活したところもある<ref name="toshikigen"></ref>。
 
==== 大都市制度・拠点都市 ====
人口が10万人以上の市は前橋・高崎・桐生・伊勢崎・太田の5市で、前橋・高崎は[[中核市]]に、伊勢崎・太田は[[特例市]]となった。[[日本の市町村の廃置分合|平成の大合併]]以前の市で、新設合併・編入合併を行わなかったのは、館林のみである。「前橋・高崎」、「桐生」、「太田・館林」の3区域が[[首都圏整備法]]の都市開発区域に指定され、当区域に業務・教育・文化・産業などの諸機能の集積を進め、地域の中心都市として育成・整備することで、対流型[[首都圏 (日本)|首都圏]]の構築が図られている。また、「前橋・高崎」、「東毛」の2地域が[[地方拠点法]]の地方拠点都市地域に指定され、前橋・高崎の2市が前橋・高崎地域の中心都市に、桐生・太田・館林の3市が東毛地域の中心都市に指定されている。
 
==== DID人口比率 ====
江戸時代に小藩が分立していたため、[[東京都市圏]]のある[[南関東]]と比べて大きな人口集積地域はみられない。特に伊勢崎市や太田市は周辺農地の転用住宅地が散在しているため、総人口に対するDID人口比率が50パーセントを下回っており、人口規模に見合ったような[[中心市街地]]を持たないことが特徴である。[[2015年]]([[平成]]27年)国勢調査でのDID人口比率が50パーセント以上の市町村は、前橋・高崎・桐生・館林・[[大泉町|大泉]]の5市町である。