「Mk46 (魚雷)」の版間の差分

「連続した単語へのリンクは避ける」に従う編集。
(「連続した単語へのリンクは避ける」に従う編集。)
|transport = [[対潜ミサイル]]、[[機雷]](CAPTOR)
}}
'''Mk.46'''は、[[アメリカ合衆国]]の軽量対[[潜水艦]][[魚雷]]。発射後、目標捜索に独特の蛇行を描くため[[コブラ]]と呼称される。[[航空機]]から発射された場合は、'''ブラッドハウンド'''(血の狩人)と呼称され、旋回捜索パターンを描くといわれる。
 
[[1966年]]に、[[Mk44 (魚雷)|Mk.44短魚雷]]の後継として開発されたもので、現在は[[北大西洋条約機構|NATO]]諸国、[[日本]]、[[大韓民国|韓国]]などアメリカの友好国で主力短魚雷として使用されている。また、[[中華人民共和国|中国]]においても、これをもとにした類似機種が使用されている。
潜水艦からの対抗処置としては、短魚雷のアクティブモードに対抗してFTC:False Target Can(擬似気泡缶)または高圧空気の放出(バブル)を用いることがあり、パッシブ追尾に対しては、NAE:Noise Augmentation Emitter(雑音発生器)により音響的視野を撹乱することで回避されてしまう。また、温度境界層付近を航行して海中に航跡を作る方法や、急加速、急旋回、急潜航により魚雷を撹乱する。なぜ鈍足の潜水艦が高速航走する魚雷を[[マニューバ]]回避できるかといえば、魚雷は高速航走することで、弾頭部のソナーの音響的視野が、水流により狭まってしまい、追尾用ソナーが極端な前方指向性になるからである。よって有線誘導を受けないMk.46魚雷は、正確な発射諸元の設定が肝心である。
 
本魚雷は最浅捜索深度の設定により、水上目標([[シュノーケル (潜水艦)|シュノーケル]]航走中の潜水艦など)への攻撃の可否を選定できる。また、目標速力が33ノットまで対応可能とされ、[[原子力潜水艦]]にも対応が可能といわれる。命中率は70-80%といわれるが、実戦での戦果はない。[[フォークランド紛争]]において、[[イギリス軍]]が200発程度使用したが、一発も有効射はなく威嚇的な使用であったと思われる。なお同紛争において「[[ヘネラル・ベルグラノ (巡洋艦)|ヘネラル・ベルグラノ]]」を撃沈したのは無誘導のMk.8魚雷、[[アグスタウェストランド リンクス]]が[[アルゼンチンの軍事|アルゼンチン軍]]の潜水艦を攻撃したのは[[シースクア (ミサイル)|シースクア]][[ 空対艦ミサイル]]であった。
 
[[アメリカ海軍]]は、[[1990年代]]初頭より、全面的に性能を向上させた新設計の次世代機として、[[Mk50 (魚雷)|Mk.50]]、通称'''バラクーダ'''を配備した。しかしこれは、高性能と引き換えに非常に高価であり、[[冷戦]]の終結にともなう国防予算の縮小もあって、Mk.46 mod.5の配備も継続された。その後、Mk.46の[[エンジン]]とMk.50の弾頭・誘導装置を組み合わせた漸進的な改良機としての[[Mk54 (魚雷)|Mk.54]]も開発されたが、Mk.46も併用して使われている。炸薬の代わりに染料パックが入った訓練用弾頭も用意されている。これは再利用できるため発射だけでなく回収の訓練にも使用されている。
 
なお、 Mod.0型×4発が[[中華人民共和国|中国]]に供与されたことがあるが、中国では、これと[[イタリア]]製[[A244]]をもとに[[Yu-7 (魚雷)|Yu-7]]およびET-52を開発し、[[Mk 32 短魚雷発射管]]をもとにした3連装短魚雷発射管とともに新造の艦船に搭載し、また、[[Z-9 (航空機)|Z-9]][[対潜哨戒機#哨戒ヘリコプター| 哨戒ヘリコプター]]の対潜魚雷として、幅広く配備している。
 
<gallery>
匿名利用者