「日本選手権シリーズ」の版間の差分

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== テレビ放送 ==
=== 地上波系列全国放送 ===
2010年までは基本的にホームゲームの球団が推薦した放送局と直接交渉し、その放送局の属するネットワークにより試合開始から終了まで全国生中継された(通常レギュラーシーズンの放送を頻繁に行う局が推薦され、生放送される)。しかし[[2010年の日本シリーズ]]で地上波全国中継が実施されない試合が3試合あったことを受けて、2011年は進出球団が放送局を推薦したうえで、テレビ中継協賛スポンサーの[[広告代理店]]にその放送局への中継交渉を行う方式をとった<ref>[http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111109/bbl11110915210003-n1.htm 日本シリーズ、今年は全試合を地上波で全国中継] 産経新聞(2011年11月9日、2011年11月14日閲覧)</ref>(それでも、通常レギュラーシーズンの放送を頻繁に行う局が優先的に推薦されることに変わりはない)。これ以降の中継では放送局の番組編成の都合から、試合開始時間が繰り上がる事例が発生している(2011年の第1戦、2016年の第5戦)。
* [[セントラル・リーグ]]の球団では、[[読売ジャイアンツ]](日本テレビ)、[[中日ドラゴンズ]](CBCテレビ、東海テレビ、テレビ愛知、三重テレビ)、[[東京ヤクルトスワローズ]](フジテレビ)、[[横浜DeNAベイスターズ]](TBSテレビ)といったように特定の放送局に本拠地主催試合の放映権が与えられている。これらの球団が日本シリーズに出場した場合、'''レギュラーシーズン同様に放映権もこれらの放送局の属するネットワークの系列局が必ず推薦される'''。特に読売ジャイアンツ・中日ドラゴンズの場合は新聞社系列故に系列外局に対する締め出しが非常に強く、放映権が与えられていない放送局には日本シリーズの放映権も推薦させないほどの徹底ぶりである。
* [[阪神タイガース]]と[[広島東洋カープ]]については各局に放映権が均等に分配されているが、阪神タイガースの場合は[[朝日放送テレビ]]が水曜日と日曜日の試合の放映権を優先させており、阪神タイガースが日本シリーズに出場した場合の放映権もそれを踏襲している。従って、セ・リーグ球団の開催試合においては、テレビ朝日・ANNネットワークの系列局が推薦されるのは、阪神タイガースが日本シリーズに出場した場合の水曜日と日曜日の試合、広島東洋カープが出場した場合、東京ヤクルトスワローズが出場し、フジテレビが独占しなかった場合の本拠地開催の一部試合にほぼ限定される。
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*** [[2015年の日本シリーズ|2015年・ソフトバンク対ヤクルト]](第2試合。制作協力・TVQ九州放送)
* 1970年と1974年は日中の開催で、一部の局ではローカルセールスの時間帯であったことから、特に東京12チャンネルとの結びつきが強い地方局への[[番組販売]](中京圏は本来なら日経資本の[[中京テレビ放送|中京テレビ]]で中継されるものだったが、UHFの視聴世帯がまだ少なかったため、[[名古屋テレビ放送|名古屋テレビ]]で中継。近畿地方は1970年の第3戦と1974年の第5戦は当時[[クロスネット局]]の関係にあった[[MBSテレビ|毎日放送]](MBS)で、1970年の第4戦は当時から東京12チャンネルの準キー局扱いであった[[京都放送|近畿放送]]・[[サンテレビジョン|サンテレビ]]で中継)にて同時放送が行われた。
* しかし、ナイトゲーム開催以後の6回(試合自体がなかった回は除く 以下同文)の中継は系列局の編成の都合から生放送はTXN系列5局と中京・近畿の独立県域局を視聴できる地域に限られており、2003年は地方局には90分に編集した録画中継版を販売して当日深夜(翌日未明)に放送した局もあったが、2005年以降はそれも行われず、系列のない大多数の県ではTXNの実況を見られない状態となっている(BSジャパン・TX系列のCS([[アニメシアターX|AT-X]]や[[日経CNBC]])でも中継されていないため)<ref group="注">もっとも、これはテレビ東京系列に限らない。2005年の場合非開催分も含め3試合分をテレビ朝日系列が獲得し(第1・3・6試合)、一方で[[ビーエス朝日|BS朝日]]による中継もなかったため、テレビ朝日系列のない県では第1・3戦が見られないという事態が生じた。</ref>。また系列局はあっても中継局がないなどの理由で視聴できない地域や(特に[[テレビ北海道]])、[[ケーブルテレビ]]の[[区域外再放送]]でも視聴できない地域があることから(技術の問題、地元系列局の反対等)、「全域で放送できなければ放送権を取るべきでは!」という苦情もある。特に2003年や2007年のように、中継権を得た試合が優勝決定戦になるとその傾向が強まる。<!--更に本拠地にTXN系列のない広島・楽天が進出した際に対戦相手がTXNネットワークの系列局を推薦した場合、地元球団の試合が地上波放送されないという事態が懸念される。-->
* [[1999年の日本シリーズ|1999年・ダイエー対中日]]も一度第7試合をテレビ東京系列(制作・[[TVQ九州放送|TXN九州]])で放送することが決まっていたが、系列局が少ないのと、衛星放送の普及が進んでいない(当時のBS民放は有料放送のWOWOWのみだった。民放キー局系の無料放送を含めデジタル放送の開局は[[2000年の日本プロ野球|2000年]][[12月1日]])という理由で[[オールニッポン・ニュースネットワーク|ANN]]([[九州朝日放送]])に移譲したことがあった。しかし、ダイエーが4勝1敗で優勝し、第7戦そのものが開催されなかった。
* また、[[1998年の日本シリーズ|1998年]]に日本ハム<ref group="注">日本ハムについてはこれまでテレビ朝日(ANN)系がほぼ独占的に放送([[1981年の日本シリーズ|1981年]]の日本ハム主管3試合はテレ朝独占)していたが、[[1990年代]]中盤以後は主に週末のデーゲームを中心にした試合放送が強化されたことを受けて推薦されることが検討されたためである。</ref>、[[2001年の日本シリーズ|2001年]]にダイエーがそれぞれ進出した場合、1998年は第4戦、2001年は第7戦の放送が検討されていたが、優勝を逃したため実現に至らなかった。