「文化大革命」の版間の差分

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[[1971年]][[9月]]、南方を視察中の毛沢東が[[林彪]]らを「極右」であると批判、これを機に林彪とその一派が毛沢東暗殺を企てるが失敗し(娘が密告との説)逃亡した。[[9月13日]]、[[中国人民解放軍]]の[[イギリス]]製[[ホーカー・シドレー トライデント]]旅客機で[[ソビエト連邦|ソビエト]]へ逃亡中、[[モンゴル人民共和国|モンゴル]]のヘンティー県イデルメグ村付近で[[航空事故|墜落]]し林彪を含む搭乗者が全員死亡した。操縦ミス、[[燃料]]切れまたは逃亡を阻止しようとした側近同士の乱闘および発砲による墜落、もしくは人民解放軍の地対空ミサイルによる[[撃墜]]などの説がある。
 
なお、逃亡の報を受け毛沢東は「雨は降るものだし、娘は嫁に行くものだ、好きにさせれば良い<ref>{{Cite web |url =https://web.archive.org/web/20190321051156/http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ir/college/bulletin/Vol.23-3/02Ka.pdf |title =「毛沢東情 結」と「北京情 結」 |publisher =www.ritsumei.ac.jp |date = |accessdate =2019-03-21 }}</ref>」と言い、特に撃墜の指令は出さなかったといわれる。死後[[1973年]]に党籍剥奪された。
 
== 1970年代 ==
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[[2006年]]5月、文化大革命発動から40周年を迎えたが、中国共産党から「文化大革命に関しては取り上げないように」とマスコミに通達があったために、中華人民共和国内では一切報道されなかった。このように「文化大革命」に関しては中華人民共和国内のマスコミにとって触れてはいけない政治[[タブー]]の一つとなった。
 
[[2012年]]3月15日、[[重慶]]で文革時代を肯定する「唱紅」運動を展開していた[[薄熙来]]が失脚した([[薄熙来事件]])。これについて、それに先立つ3月14日、全人代閉幕後の記者会見の席上で[[温家宝]]首相は、薄を批判するために「文化大革命の過ちと封建的な影響は完全には払拭できていない。政治改革を成功させないと'''歴史的悲劇'''を繰り返す恐れもある<ref>{{Cite web |url =https://web.archive.org/web/20160422144919/http://www.nikkei.com:80/article/DGXNASGM14069_U2A310C1NN8000/ |title =「文化大革命の過ち繰り返す」中国首相、改革訴え |publisher =www.nikkei.com |date = |accessdate =2019-01-24 }}</ref>」と文革を引き合いに出した。温の発言は「文革が歴史的悲劇である」ということが共通認識であるという前提でなされており、さらに「中国共産党には派閥はない。一枚板である」という原則に従えば、文革終結から36年を経た2012年の時点で「文革は歴史的悲劇」というのが中国共産党での共通認識になったと考えられる<ref>『クローズアップ現代』NHK2012年5月21日放送分</ref>。
 
[[2016年]]は文革50周年であり、各地で様々なシンポジウムが催されたが、中国では文革に関する研究会は開けず、6月24日から6月26日にかけて[[カリフォルニア大学リバーサイド校]]において、{{仮リンク|宋永毅|zh|宋永毅}}([[カリフォルニア大学ロサンゼルス校]])主催の「中国とマオ主義者の遺産-文革50周年国際シンポジウム」が開催されたが、その席上で{{仮リンク|ペリー・リンク|en|Perry Link}}([[プリンストン大学]])は、「アメリカで[[南北戦争]]のシンポジウムができないことがあるだろうか。アメリカ人がわざわざ北京に避難して開催するようなことはあり得ない」と、アメリカに傷痕を残した歴史的内戦を例に挙げて、文革に関する研究会が開けない中国の現状を批判した<ref>『[[中央公論]]』2016年12月号、[[中央公論新社]]、p164、[[楊海英]]「日本は文化大革命50周年をどう論じたか」</ref>。
 
2018年、文化大革命特有の「楓橋(フェンチャオ)<ref>{{Cite web |url =https://www.bannedbook.org/bnews/zh-tw/baitai/20190508/1125069.html|title = 六四敏感近 公安全國會議習近平強調用「楓橋經驗」維穩 |publisher = www.bannedbook.org |date = |accessdate = 2019-05-09}}</ref>」(村全体が反革命的と見なされた人物を公然と批判する行為)が突全、復活していたことが報じられた。ただし、今回の行為が単発的だったのか、この革命特有の文化的な流儀に対して新たな形で関心が寄せられていることを示唆しているのかは不明である<ref>{{Cite web|title=楓橋 – 宗教を攻撃する毛沢東主義の復活 - 今週の特集|url=https://jp.bitterwinter.org/fengqiao-a-maoist-revival-to-attack-religion/|website=Bitter Winter (日本語)|date=2018-12-27|accessdate=2019-03-01|language=ja}}</ref>
 
== 具体的な行為 ==