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{{出典の明記|date=2014-4}}
'''コピュータ'''({{lang-en-short|computer}})は、[[数値計算]]や、数値計算に限らず、[[情報処理]]や[[データ処理]]と呼ばれるような作業、すなわち、文書作成・動画編集・遊戯など、複雑な任意の(広義の)計算を高速・大量におこなう計算機械である(呼称については後述)。現代では[[プログラム内蔵方式]]の[[ディジタル]]コピュータの中でも、特に[[パーソナルコンピュータ]]や[[メインフレーム]]、[[スーパーコンピュータ]]などを含めた汎用的なシステムを指すことが多い。
{{Infobox|title =コピュータ
|image = {{nowrap begin}}[[File:Acer Aspire 8920 Gemstone by Georgy.JPG|x85px]][[File:DM IBM S360.jpg|x85px]][[Image:Columbia Supercomputer - NASA Advanced Supercomputing Facility.jpg|x85px]][[Image:Intertec Superbrain.jpg|x85px]]{{wrap}}[[File:Dell PowerEdge Servers.jpg|x85px]][[File:2010-01-26-technikkrempel-by-RalfR-05.jpg|x85px]][[File:Thinking Machines Connection Machine CM-5 Frostburg 2.jpg|x85px]][[File:G5 supplying Wikipedia via Gigabit at the Lange Nacht der Wissenschaften 2006 in Dresden.JPG|x85px]]{{nowrap end}}
}}<!--[[画像:Earth simulator ES2.jpg|250px|thumb|[[地球シミュレータ]]]]-->
 
==呼称==
日本語においては、英語の「{{lang|en|computer}}」を音写した「コピュータ」や「コピューター」が多く使われる<ref>[[日本工業規格|JIS]]Z8301や関連学会の論文投稿規定、工学専門書などでは長音符を付けない。国語表記の基準(文化庁)や新聞社、放送局、小中学校教科書などでは長音符付きで表記している([[長音符#長音符の省略]]参照)。フト最大手のマイクロフトは2008年11月に長音符付きの表記に変更した。理由として内閣告示にしたがった新聞等表記への準拠、メモリやディスプレイ解像度の改善にともない字数節減が不要になったことなどを挙げている。{{要出典|date=2015年9月}}</ref>。
 
法用語では「{{読み仮名|'''電子計算機'''|でんしけいさんき}}」という表現が[[刑法 (日本)|刑法]]や[[著作権法]]等で用いられている(これは英語では、単に computer ではなく「'''electronic''' computer」に相当する)。また、手動の機械式計算機などと違う点を強調して「自動」の語が初期には入ることもあったが、近年はほぼ見なくなった(ENI'''A'''Cなどの「A」である)。「電子計算組織」という語もあり、[[官公庁]]の[[公式]][[文書]]である[[競争入札|入札]][[公告]]、[[条例]]などで21世紀に入った後の使用例も見られる<ref>{{Cite web|date=2006年<!-- 平成18年 -->9月|url=http://www.mhlw.go.jp/sinsei/chotatu/chotatu/kobetu/060908-3.html
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== ディジタルとアナログ ==
(ディジタル)コピュータは数値計算以外にもあらゆる情報処理を行えるものであるのに対し、[[アナログ計算機]]はそうではないので、以下、「コピュータ」という表現と「計算機」という表現が混用されるが、意図的なものである。
 
[[ディジタル]]計算機と[[アナログ計算機]]という分類もあるが、アナログ計算機は現代ではほとんどマイナーな存在となったことから、単にコピュータという表現でディジタルコピュータを指すことが多い。
 
なお、「コピュータ」という語を特に「電子」計算機を指す語として使う場合があり、その用語法では、アナログ計算機のうち特に電子式アナログ計算機を指すのが「[[アナログコンピュータ]]」ということになる。
 
また、対象が連続量ではなく、整数のような離散的であるものは(例えばエレクトロニクスを使っていなくても)「ディジタル」である。良い例としては、[[そろばん]]はディジタルであり、そろばんのことを指してアナログと言うのは誤りである。
 
[[アナログ計算機]]は、[[電気]]的現象・[[機械]]的現象・[[水圧]]現象を利用してある種の物理現象を表現し、問題を解くのに使われる計算機の一形態である<ref>{{lang|nl|Universiteit van Amsterdam Computer Museum (2007)}}</ref>。アナログ計算機はある種の[[物理量]]を別の物理量で表し、それに数学的な関数を作用させる。入力の変化に対してほぼリアルタイムで出力が得られる特徴があり(これはいわゆる「高速型」の場合の話である。時間をかけてバラスが取れた状態を見つけ出すとか、移動量の合計を得るといったような「低速型のアナログ計算機」もある)、各種[[シミュレーション]]などに利用されたが、演算内容を変更するためには回路を変更する必要があり、得られる精度にも限界があるので、ディジタルコピュータの性能の向上とDA/ADコバータの高精度化・高速化によって、コストパフォーマス的にもそちらで代替したほうが有利となり、その役割を終えた。
 
なお、かつて電子式アナログコピュータの重要な要素として多用されたものと同じ機能を持つ電子回路は、IC化された「[[オペアンプ]]IC」として今日でも広く使われているが、モジュール化され簡単に使えるものになっているため、全くコピュータとは認識されていない。
 
以上のようにアナログ計算機が「量」(物理量)によって計算を行うのに対して、ディジタルコピュータは、数(digit)によって「計数的」に計算を行う。現代ではもっぱらエレクトロニクスを用いて、2値論理による[[論理演算]]と、[[二進法]]による数値表現を使っている(タイガー計算器のように歯車の離散的な角度により[[十進法]]を表現するものもディジタルな計算機であるし、機械として見ると2値論理方式の機械でも、数の扱いとしては[[3増し符号]]などにより十進法のものもある。数値の表現法である「x進法」と、論理のモデルである「x値論理」は、厳密には別のものであることに注意)。<!--[[チャールズ・バベッジ]]によって開発された[[解析機関]]では、[[階差機関]]が[[演算装置]]に相当し、[[解析機関]]がコピュータに相当する。--><!-- ← 「解析機関」と「階差機関」は別々に設計された機械であり、この記述は誤解を招く。ないし記述者and/or出典元の著者が誤解している。-->
 
== 概要 ==