「チェアリフト」の版間の差分

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BATACHAN (会話 | 投稿記録)
「安全バー」「セーフティバー」等の表記を、全国スキー安全対策協議会が定める条文中の「セイフティーバー」に統一
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=== リフトの発展 ===
[[スキーブーム]]と共に増加したリフトであったが、比例して事故も増加するため安全対策も講じられてきた。安定のために搬器サイズが大型化し、手動で降ろす安全セイフティーバーが付き、自動で昇降する安全セイフティーバーも開発された。
 
また、快適性を高めるためにフットレストやフード付きのリフトも開発された。
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初期タイプのシングルリフトやペアリフトの座面は木板またはプラスチックが露出していたが、スキー用の寒さ対策として座面部分に[[ウレタン]]等のシートを後付け改良するケースがあった。現在の搬器は最初から防寒シート付きの座面構造となっている。
 
フティバーを設けている搬器では、トリプルペアリフト以上の場合は定員数に応じた仕切りが設けられる事がある。従来は乗客と乗客の間に仕切りが入るような構造が多かったが、最近のトリプルリフト以上のものでは1人または定員で乗車の際は脚の間に仕切りが入るような構造のものもあり、座面の構造がフラットであれば、定員未満の乗車時に仕切りの間に座る事も出来る、柔軟な運用が可能なものもある。
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File:トリプルリフト搬器(札幌藻岩山スキー場 第2トリプルリフト、2019年3月撮影).jpg|thumb|トリプルリフト搬器([[札幌藻岩山スキー場]] 第2トリプルリフト、2019年3月撮影)セーフティバーの仕切りが、1人及び3人乗車時は脚の間に入るようになっている
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2人で乗る時、大人2人の場合や、主に初期タイプ固定循環式のシートの横幅が狭いリフトなどは、お互いに真ん中に詰めあわないとリフトの手すりに太ももなどをぶつけることがあるのでその点は注意する必要がある。近年のペアリフトは搭乗者の体格向上などもあり、搬器のシート幅が大きく作られるようになってぶつける可能性は低くなってきたが、それでも油断は禁物である。なお、ペアリフトや後述するトリプルリフト以上の定員の乗車停留場では、乗車位置と定めている場所の雪面に搬器座面幅分かつ1人分の座席幅ごとに色分けしたプレートなどを設置している事が多く、そのプレートなどを立ち位置の目標とする事で手すりへの衝突がかなり回避可能となっている。
 
比較的長距離のペアリフトには可動式手すり(セフティバー)が付いていることがあり、セフティバー・仕切り・足(スキー・スノーボード板)掛けが一体となっているものもある。
 
日本最南端の鉄道として、ペアタイプのシギラリフト(シギラ上部~シギラ下部、いずれも便宜上の仮称)が宮古島に存在していて、シギラ下部駅(仮称)が[[鉄道事業法]]に基く日本最南端の駅となる。
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ファイル:Chair lift at Mt Hood.jpg|thumb|right|240px|アメリカ合衆国[[オレゴン州]]マウントフッドの固定循環式2人用チェアリフト(ペアリフト)
File:七飯第1ロマンスリフト2(2018.03).jpg|thumb|北海道・[[函館七飯スノーパーク]]七飯第1ロマンスリフト(ペアリフト・2018年3月撮影)
File:足(スキー・スノーボード板)掛け一体型の可動式手すり(セーフティバー)付きペアリフト.jpg|thumb|足(スキー・スノーボード板)掛け一体型の可動式手すり(セフティバー)付きペアリフト(2018年3月撮影・函館七飯スノーパークにて)
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'''トリプルリフト'''は、3人乗りのチェアリフトである。
 
転落防止の可動式手すり(セフティバー)があるものもある。一時期、多く設置されたが、混雑時はペアの乗客の隣に1人の客を相乗りさせざるを得ないという欠点があり、クワッドリフトが現れてからは、あまり新設されていない。
 
トリプルリフトの中でも、可動式の[[屋根]](フード)付きのトリプルリフトは特に珍しく、日本では[[福島県]]の[[裏磐梯猫魔スキー場]]に1基、[[会津高原だいくらスキー場]]に2基、長野県の[[菅平高原スキー場]]に1基があるのみである。また、2016年4月までは[[北海道]]の[[ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ]]に1基設置されていたが、現在はクワッドリフトに置き換えられている<ref>[http://www.grand-hirafu.jp/winter/gelande/schedule.html リフト運行スケジュール|ニセコグラン・ヒラフサイト]より。かつての「キング第3トリプル」が「キング第3クワッド」となっている。2018年2月7日閲覧。</ref><ref>[https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/pdf/861.pdf ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ 2016年12月、キング第3リフトが4人乗り高速リフトに生まれ変わります。]より。2018年2月20日閲覧。</ref>
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4名が横並びに座れる形態をしている。いすを一人分ずつ区切ったものもある。クワッドを必要とする設置個所では輸送力が求められるため高速リフトである場合が多く、それに伴い可動式の[[屋根]](フード)に覆われるものもある。これにより[[雪]]や[[雨]]、[[風]]から体を守り、安全で快適に、高速に乗客を輸送することが出来る。このフードは手動で開けることが出来るものがあるが、危険防止のため乗降時と緊急時を除いては運行主体側より乗車中の開閉を禁止されているケースがほとんどである。
 
その形状から中央で一人乗りをすると把持する箇所がなくなるため、基本的に転落防止の可動式手すり(セフティバー)があり、足(スキー・スノーボード板)掛けのある場合もある。また、トップシーズン前後に登坂用として使用される可能性のあるリフトについては、座席背後にスキー板ハンガーを装備するものもある。
 
輸送力が高いため、主に、人気の高い、混雑するコースや長距離のコースに使われる。
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'''6人乗りリフト'''(ろくにんのりリフト)は、6人乗りのチェアリフトである。
 
構造はクワッドリフト同様に、転落防止の可動式手すり(セフティーバー)があり、乗降時はメインケーブルから外れ速度が落ちる自動循環式を採用している。
 
シングルリフト、ペアリフト、トリプルリフト、クワッドリフトのような名称が付けられていないため、日本では「6人乗りリフト」と呼ばれている。