「横田飛行場」の版間の差分

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[[アメリカ軍]]から東京国際空港が返還された[[1952年]]([[昭和]]27年)当時から、そのような状況下にあったが、近年は航空機の性能向上を背景として、短距離を除く国内線ジェット旅客機の巡航高度は8,000m~12,000mであり、国際線等の長距離路線は更に高高度となっており、後述の空域一部削減の後は、民間ジェット航空機の飛行に大きな影響を及ぼすものではなくなっている。
 
2019年1月30日、[[野上浩太郎]]官房副長官(当時)が羽田空港への飛来便が「横田空域」を一時的に通過できるようになり、その通過する時間帯は日本側が管制を行う日米の交渉が基本合意に達したと発表した<ref name=":0">{{Cite web|title=【大前研一のニュース時評】「横田空域」基本合意も、米軍の“占領状態”変わらず…|url=https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190211/soc1902110001-n1.html|website=zakzak|accessdate=2019-05-14|publisher=夕刊フジ|date=2019-02-11}}</ref><ref>{{Cite web|title=横田空域の通過合意 米軍、羽田新ルート巡り|url=https://www.asahi.com/articles/DA3S13872292.html|website=朝日新聞デジタル|accessdate=2019-05-14|publisher=朝日新聞社|year=2019-01-31}}</ref><ref>{{Cite web|title=羽田新ルートで米と基本合意=横田空域管制は日本-政府|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2019013001254&g=soc|website=時事ドットコム|accessdate=2019-05-14|publisher=時事通信社|year=2019-01-30}}</ref>。この合意により羽田の発着枠が6万回から9万9千回と50%以上の増加となり、また飛行時間の短縮にもなった<ref name=":0" />。
 
一般的に短距離を除くジェット旅客機は離陸時に急上昇して高度を稼ぎ、空気抵抗の低い中高高度[[成層圏]]を巡航し、着陸時にゆっくりと降下するのが通例である。巡航高度が低いほど大気の空気抵抗が増し、燃料費が余計に掛かることになる。さらに加えて、東京国際空港はオープンパラレルで多数の飛行機が連続して着陸する中、離陸便(西行き国内線)は騒音問題等の絡みから狭い東京湾周辺で一気に2,700m程度まで高度を上げており、そこから西方の横田空域に向けて飛行しても、後述の2008年空域返還により階段状に空域が削減されているため、現状では本空域の影響はほとんど無い。また、[[東京国際空港]]・[[成田国際空港]]ともに日本国内有数の発着数を抱える過密路線であり、離陸・着陸相互間を含む航空路の交通整理および地上の騒音問題の軽減など必要上、水平軸で回り込む進入・進出路を取る必要があるのであり、このような事情に横田空域の存在が影響する事は殆ど無い。