「電流計」の版間の差分

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'''電流計'''(でんりゅうけい、{{Lang-en|ammeter}})は、[[電流]]を測るための[[電気計器]]である。
 
デジタル電流計や[[自動車]][[オートバイ]]に使用される電流計についても、この項目で説明する。
[[File:Georgetown PowerPlant Museum - triple ammeter.jpg|thumb|170px|ゼネラル・エレクトリック社の電流計]]
 
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[[電圧計]]と構成は同じであるが、内部抵抗を極力小さくするために太いコイルが巻かれる。右は可動コイル形、その下は可動鉄片形である。
 
== 種類アナログ電流計 ==
 
=== 直流電流計 ===
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測定範囲はDC - 1MHzまでと非常に幅広い反面、電流の測定範囲は融通が利かず2 - 3倍程度の過電流により熱電対が簡単に焼損してしまう。測定範囲は1 - 1000mA程度までである。
 
=== デジタル電器及び器用変流器 ===
分流器や電流検出抵抗器、交流電流センサなどを使用しデジタル[[電圧計]]を両端に接続する。
=== ローサイド電流検出 ===
 GND側に抵抗器を設置する。
=== ハイサイド電流検出 ===
 Vcc側に抵抗器を設置する。
=== アイソレーション(絶縁) ===
 ADCとMCUの間に絶縁用ICを使用する。GNDの分離、ユーザーの感電防止、MCUや電子部品の破損防止など使用する理由は様々である。
=== 交流電流センサ ===
トロイダルコアに巻線を施し、中心に測定対象の電線を通す。
== 分流器及び計器用変流器 ==
 
==== 分流器 ====
[[File:Shunt resistor.JPG|thumb|100px|定格500A, 100mVの分流器]]
'''分流器'''(シャント)は、[[直流]]'''電流計'''の測定範囲拡大に使われる[[直流用測定範囲拡張器]]である。電流計に並列に接続し電流計に流れる[[電流]]を分流させる[[抵抗器]]である。
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また、端子の切り替えにより分流器の倍率を変更できる多重目盛りの電流計も製作されている。
 
==== 計器用変流器 ====
'''計器用変流器'''(けいきようへんりゅうき)、CTは交流電流の測定のために使用される。電流計は100A程度まで製作されているがそれ以上となると、大電流による接続端子部分の電圧降下及び発熱、磁界の発生による指示誤差などが生じてくるためである。(変流器は被測定回路と電流計を絶縁するためにも使用される)
 
二次側計器の取替えを通電状態で行う際は、変流器の二次端子を短絡してから計器の取り外しを行い、計器の取り付けが終わってから短絡線を取り外す。二次端子が開放状態になると測定している電流が全て励磁電流となり二次端子に高電圧が発生し、絶縁の破壊による巻線の破損、計器の破損を起こす危険があるためである。