野球漫画に革命をもたらしたと評される作品である<ref name="斎藤">{{Cite web |url=http://shuchi.php.co.jp/article/1082?p=1|title=あらゆる関係はS-Mである 野球漫画を変えた「おお振り」 |author=斎藤環|work=PHPオンライン 衆知 |publisher=PHP研究所 |accessdate=2016-09-11}}</ref>。スポーツマンガであるが「スポ根」要素は全くない<ref name="斎藤"/>。主人公の投手が「弱気で卑屈な性格」という、野球漫画として異例の性格造形となっている<ref name="斎藤"/>。従来のスポーツマンガにはない繊細な心理描写や日常の細やかな描写が高く評価され、多くの賞を受賞した<ref name="斎藤"/>。[[2006年]]、第10回[[手塚治虫文化賞]]「新生賞」受賞。審査員からは、新入生ばかり10人の無名の[[野球]]部が甲子園を目指すという王道を受け継ぐ筋書きながら、斬新な表現方法により「全く新しいタイプの野球漫画」「描き尽くされたと思われていた野球漫画に新風を吹き込んだ」などと評価された<ref>{{Cite web |url=http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/06b.html |title=手塚治虫文化賞:朝日新聞社インフォメーション |work=朝日新聞デジタル |publisher=朝日新聞社 |accessdate=2014-01-14}}</ref>。精神科医の[[斎藤環]]は、本作の画期性は「心理主義的描写などではなく、スポーツ漫画にはじめて『[[関係主義]]』を全面的に導入したという点に集約されるのではないだろうか」と評している<ref name="斎藤"/>。
[[2007年]]、第31回[[講談社漫画賞]]一般部門受賞。[[文化庁メディア芸術祭]]10周年記念企画「[[日本のメディア芸術100選]]」[[漫画|マンガ]]部門に選出。[[2010年]]6月30日に[[埼玉県営大宮公園野球場|県営大宮球場]]で開催される[[埼玉西武ライオンズ]] vs [[北海道日本ハムファイターズ]]の冠ゲームの[[スポンサー]]に、この作品が選ばれた。
第一期のライセンスは北米ではFUNimation Entertainmentと契約され、huluなどの動画サイトや、英語のアフレコと英語の字幕突きのDVDが発売された。が、売り上げがかなり低かったため、北米アニメファンの本作品に対する需要は低いという判断から、第二期のライセンス契約は見送られた。これにより北米では第二期を視聴する合法的な方法がなくなった<ref>[http://www.animenewsnetwork.com/news/2010-01-09/funimation/no-more-big-windup-anime-to-be-licensed Funimation: No More Big Windup! Anime to Be Licensed - News - Anime News Network]{{en icon}}</ref>。
* [[タカラトミーアーツ|ユージン]]よりマスコットフィギュアが発売。[[カプセルトイ]]形式とボックス形式の2種販売で、第二弾まで発売。第一弾は市販品とイベント限定品の2種類が存在している。限定品は後にメーカーサイトで通信販売が行われ、さらにフィギュアイベント『COMIC CITY SPARK3』のYUJINブースにおいても販売された。限定品の一般販売はなされていない。
'''舞台『おおきく振りかぶって』'''というタイトルで、2018年2月2日から12日に[[サンシャイン劇場]]にて上演された。 脚本・演出は[[演劇集団キャラメルボックス]]の[[成井豊]]<ref>{{Cite web |url=http://oofuri-stage.com|title=舞台『おおきく振りかぶって』|publisher=舞台「おおきく振りかぶって」製作委員会|accessdate=2018-4-26}}</ref>。