「SFドラマ 猿の軍団」の版間の差分

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円谷プロダクション作品としては初めて原作者を起用しており{{Sfn|円谷プロ全怪獣図鑑|2013|pp=396 - 397}}{{Sfn|円谷プロ画報|2013|p=178}}、SF作家の[[小松左京]]、[[豊田有恒]]、[[田中光二]]の3名を招き、ストーリー構築や科学考証に力を入れて、当時特撮ドラマの主流であったヒーロードラマとは一線を画したハードな内容を目指していた。この時期の特撮作品としては珍しく連続ドラマ形式となっているのも特徴である{{Sfn|円谷プロ画報|2013|p=178}}。
 
この時期TBSはSFドラマに力を入れており、20時から20時55分に同じ小松原作のSFサスペンス『[[日本沈没#テレビドラマ|日本沈没]]』が放送されていたので、日曜日は小松作品が90分間2本連続で放送されていた{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=120}}。しかし関東・関西・中京の各広域圏や北海道・福岡県などの民放4局以上の地域では裏番組に『[[宇宙戦艦ヤマト]]』([[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]制作・[[日本テレビ放送網|日本テレビ]])と『[[アルプスの少女ハイジ (アニメ)|アルプスの少女ハイジ]]』([[フジテレビジョン|フジテレビ]])があり、特に『ヤマト』とはSFファンの間で人気を二分しており、視聴率で苦戦した<ref>{{Cite book|和書 |year = 1990 |title = [[全怪獣怪人]] |publisher = [[勁文社]] |volume = 上巻 |pages = 313、315 |isbn = 4-7669-0962-3 }}</ref><ref name = "画報" />{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=107}}<ref>民放2・3局の地域ではクロスネットなどの関係で『ヤマト』『ハイジ』のいずれかが遅れネットまたはTBS系列局での系列外放送、本番組がTBS系列局不在地域における日本テレビ系列局などでの本放送終了後の放送となった例もあるため、最低でも2番組は視聴できた地域もあった。</ref>。当番組終了の2日前には、同じ円谷プロ&TBS作品『[[ウルトラマンレオ]]』が終了し、『[[ウルトラシリーズ|第2期ウルトラシリーズ]]』が終結を迎えた事で、[[1976年]][[10月1日]]に『[[恐竜探検隊ボーンフリー]]』(NET系)が放送されるまで、円谷プロ製作の特撮作品は1本もなくなってしまう{{Sfn|円谷プロ全怪獣図鑑|2013|pp=396 - 397}}。
 
== 制作 ==