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{{Infobox animanga/Header2}}
{{Infobox animanga/TVAnime
|タイトル=タイムボカンシリーズ ゼンダマン
|原作=[[タツノコプロ]]企画室
|総監督=[[笹川ひろし]]
|企画=[[九里一平]]、[[鳥海尽三]]、[[柳川茂]]、[[酒井あきよし]]
|シリーズ構成=
|脚本=[[小山高生|小山高男]]ほか
|キャラクターデザイン=[[天野喜孝|天野嘉孝]]
|メカニックデザイン=[[大河原邦男]]
|アニメーション制作=
|制作=[[フジテレビジョン|フジテレビ]]、[[タツノコプロ]]
|放送局=フジテレビ系列
|放送開始=1979年2月3日
|放送終了=1980年1月26日
|話数=全52話
|その他=
}}
{{Infobox animanga/Footer
|ウィキプロジェクト= [[プロジェクト:アニメ|アニメ]]
|ウィキポータル= [[Portal:アニメ|アニメ]]
}}
『'''タイムボカンシリーズ ゼンダマン'''』(英語表記:Zenderman)は、[[1979年]][[2月3日]]から[[1980年]][[1月26日]]まで[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]で、毎週土曜18:30 - 19:00([[日本標準時|JST]])に全52話が放映された、[[タツノコプロ]]制作の[[テレビアニメ]]。
 
== 概要 ==
『[[タイムボカン]]』や『[[ヤッターマン]]』のヒットを受けて制作された、「[[タイムボカンシリーズ]]」3作目。タツノコプロ創業者である[[吉田竜夫]]が前作の放送期間中に死去したのに伴い、本作品からは竜夫の後を継いでタツノコの社長に就任した[[吉田健二]]が、制作者としてクレジットされている。また善玉2人の声優に[[三ツ矢雄二]]と、当時新人だった[[滝沢久美子]]を新たに登用したり、前作まで主題歌を歌っていた[[山本正之]]も声優として参加、さらに悪玉サイドにメンバーの増員が行われるなど、様々な変更点も散見される。
 
本作品では『タイムボカン』以来のタイムトラベル要素が復活し、「タイムトンネル」という設定を生かして過去の人物を呼び出した後、バトルの舞台を現代で行うという流れも時折見られた。また「行き場所」については、前2作のような「2[[クール (放送)|クール]]目からの路線変更」は行われず、第2話の「[[浦島太郎]]」を皮切りに初期から「日本昔話」や「世界名作童話」が取り上げられている。ただし場所や人物の名称は『タイムボカン』のようにそのまま、もしくは『ヤッターマン』のように改編されていたりと、必ずしも一定している訳ではない。
 
毎回のハイライトである善悪のバトルに関しては、前半はファンファーレやゾロメカの流れを汲むシステムメカといった、前作のポイントを踏襲した面も見られたが、第36話以降はゼンダゴリラによるプロレスを主体としたメカ戦に落ち着く。シリーズの象徴となった三悪のメカが爆発した際のドクロ雲は本作品にてほぼ完成形となり、涙を流すバリエーションも登場した。また、演出を担当した[[押井守]]をネタにした「オシイ星人」が登場したのも本作品である。
 
== ストーリー ==
不老長寿の秘薬「'''命のもと'''」を探し出し、世界平和に役立てるため、紋者博士はタイムトンネルを完成させたが、自分達の私利私欲のために「命のもと」を奪おうとするアクダマトリオは、タイムトンネルの別の入り口を見つけ、タイムトンネルに入ることに成功した。紋者博士の孫であるさくらちゃんと、博士の助手である鉄ちゃんが善意の塊ゼンダマンに変身し、アクダマトリオの野望を打ち砕く戦いを描いた作品。
 
== 登場キャラクター ==
=== ゼンダマン ===
名乗った後に組体操の要領で、さまざまな入り方で「Z」のポーズを取る。
; 鉄ちゃん(てっちゃん) / ゼンダマン1号
: [[声優|声]] - [[三ツ矢雄二]]
:本作品の主人公。紋者博士の助手。一人称は「ボク」。13歳の少年。紋者研究所の近くに住んでおり、スポーツ万能で[[プラモデル]]が趣味。[[ハンバーガー]]が好物。武器はケンダマコルトとセンスソーサーとゼンダディスコパンチ(ソーサーを打ち出す銃。当時提供スポンサーの[[タカトクトイス]]が発売した玩具を流用)。また、ゼンダライオンやゼンダゴリラがピンチに陥った際に、電気ショックによって活力を蘇らせる[[鞭]]「愛のムチ」も所持。アクションに勝利すると2号アマッタンと共に「勝利の手打ち式(初期の数話のみ、後に「勝利の確認」へ変更)」で音頭と取ったが、ゼンダゴリラの投入以降は行っていない。
: 鉄ちゃん役は当初[[曽我部和恭|曽我部和行]]が担当する予定で、主題歌のレコーディングにもセリフ入れで参加していたが、番組初収録前に体調不良となり降板したことから(その後、第49話にゲスト出演している)、三ツ矢が演じることとなった。
 
; さくらちゃん / ゼンダマン2号
: 声 - [[滝沢久美子]]
: 紋者博士の孫娘。鉄ちゃんのガールフレンド。一人称は「私」。12歳の少女。趣味は読書。わがままで[[桜餅]]が好物。何かと美しさのことで隣に住んでいるムージョと張り合う。武器はペンシングとピカリング。ピカリングでアクダマトリオの組体操を妨害した事がある。また、その組体操が失敗する度に、「それとも中年太りかしら!?」(第44話)「あんまり無理すると神経痛が出るわよ!中年の皆さん!!」(第51話)とアクダマトリオをからかう事が多い。
; アマッタン
: 声 - [[一龍斎春水|麻上洋子]](第1話)→[[佐久間あい]](第2話 - ) / [[川上とも子]]([[ボカンですよ]]) / [[深森らえる]]([[ボカンGoGoGo]])
: ゼンダマンの二人が作ったロボット。列車の[[車掌]]をモチーフにした姿をしている。具体的なメカの運用を司っており、胸にシステムメカを組み立てるコンピューター、クミコンが内蔵されている。余りものの材料で作られているためシステムメカの部品を余らせてしまうという欠点を持っている。特殊な笛を吹くことでゼンダメカを呼び出すことも可能。一人称は「ボクタン」で語尾に「〜ッタン」を付けて話す。タイトル読み上げも担当。
: 当初麻上が担当する予定だったが、第1話に出演したのみでそれ以降は佐久間に交代している。その後麻上はゲストキャラとして数回出演している。
; 紋者博士(もんじゃはかせ)
: 声 - [[宮内幸平]]
: さくらちゃんの祖父。不老長寿の秘薬「命のもと」を探している。人が良いせいか毎回アクダマンにだまされ、命のもとのありかの手がかりを奪われてしまう。博士はゼンダマンの正体が鉄ちゃんとさくらちゃんとは知らされておらず、ゼンダマンの親友とされている。そのためいつも「ゼンダマンによろしくな」と言う。幾度かゼンダマンと一緒に出動しようとしてはいるが、その度にさくらちゃんや鉄ちゃんに色々理由を付けては置き去りにされている。
 
=== アクダマン(アクダマトリオ) ===
紋者研究所の隣に建てられている屋敷に住む、命のもとを狙う三悪。女ボスのムージョが2人をスカウトし、結成した。紋者博士を騙して割符を横取りする際には様々な[[コスプレ]](タイムワープする時代のエピソードに関するものが多いが、そうでない場合もある)を披露し、名乗りの際はゼンダマンに対抗し、「A」のポーズを取るが度々失敗する。
; ムージョ
: 声 - [[小原乃梨子]]
: お色気美女でアクダマンの女ボス。24歳。自称、世界一の美女。何かにつけて隣に住んでいるさくらと美しさで張り合い、トボッケーにいつも「どっちがいい女か」と質問を浴びせてうんざりさせている。美しさを維持するための努力を怠らず、スタイルもモデル並みに抜群である。被り物や仮面姿だったこれまでの女ボスの容姿を大幅に改訂し、ヘアバンドのみの素顔で登場(変装する際は仮面を着用することもある)、衣装も歴代女ボス中もっとも露出度が高い。タイムワープをする際、及び各時代では[[マント]]を着用し、ゼンダマンとの戦いで名乗りを上げる際に脱ぐのが恒例。鉄ちゃんもムージョの色っぽさに赤くなってしまう程であり、その成果は中盤以降の悩ましポーズで発揮される。世界一の美女を自称しているだけに『タイムボカン王道復古』ではナレーターや観客を、『[[ボカンGoGoGo]]』ではドクロベエを魅了したことがある。アクダマトリオはシリーズを通してすべて同一人物かと思われたが、すべて別人である。
; トボッケー
: 声 - [[八奈見乗児]]
: アクダマンのメカ製造および戦術担当。25歳。ムージョにスカウトされる前は落ちこぼれ科学者だったが、天才頭脳を持っている。女子[[中学生]]と女子高生が大好き。ギャグはツッコミ。たまに、視聴者のサポートしているかのように常識人的なマトを得た発言をしたりする。故郷はボヤッキーと同じ[[会津若松市]]で、同様に「会津若松のおハナちゃん」がたまに言及される。ムージョから「あたしとさくらどっちが美人か」と質問され最初はムージョを立てるが、最後につい本音を出していつもムージョを怒らせている。また、サイバンマシーンの適当な判決の犠牲になる事が3人の中で一番多い。一人称はボヤッキーと同じく「アタシ」または「ボクちゃん」(ただし、真剣になった際には一人称が「俺」になることがある)でこれまたオカマ口調。口癖は「ディボっとな」「今週の脱線転覆大作戦〜」。ドンジューローからは「トボやん」と呼ばれる。メカレス実況の際に登場する'''トボ山タケオ'''は容姿が似ているが別人である。
; ドンジューロー
: 声 - [[たてかべ和也]]
: アクダマンの力仕事担当の怪力男。30歳。フルネームは'''ナニワヤ・ドンジューロー'''。ギャグはボケ。元[[プロレスラー]]や[[歌舞伎]]役者をやっていたが、身体を壊して引退し、その後ムージョにスカウトされた。その経歴から、度々見得を切る癖がある<ref>転職を考えていた際には見えの切り方を再度練習していた。</ref>。余り態度に表さないが、ムージョに好意を持っており、命のもとを手に入れた暁には歌舞伎役者にカムバックし、ムージョと結婚しようと思っている(ただし、日頃の怨みもある為かサイバンマシーンでムージョがお仕置きされる場合はトボッケーとともに積極的にお仕置きに協力する)。また裁判マシーンからは「台詞が少ない」「出番がなかった」と他の二人に比べ、理不尽な理由でお仕置きを受けることもある。ヤッターマンのトンズラーと同じく[[関西地方|関西]]([[大阪]])弁で話す。一人称はトンズラーと同じく「ワイ」。メカレス実況の際に登場する'''ドンノ十郎'''は容姿が似ているが別人である。インチキのときの反則級の女装や変装したりするのはトンズラー譲り。
; ニャラボルタ
: 声 - [[池田勝]]
: アクダマンと行動を共にする人語を話す猫。体色はピンク色。名前の由来は放送当時に人気のあったアメリカ俳優[[ジョン・トラボルタ]]から{{要出典|date=2016年7月}}。資金不足に陥っていたアクダマンの前に突如現れ、小判が詰まった千両箱を差し出して資金援助を行った。普段はムージョの忠実な下僕で、ムージョが気分を害する発言をされたとき(ほとんどがトボッケー)に相手の顔を「縦掻き横掻き斜め掻き」の3連続で引っかいている<ref>ただし、第27話ではムージョに「あたしとあの子(アリス)、どっちが綺麗?」と振られて返答に窮した為にムージョに、喋る花に侮辱されて怒ったムージョにけしかけられた時にはその花に、それぞれ縦掻きを喰らってしまった。</ref>。しかし、裁判メカの判決でムージョが処罰された際にはトボッケーやドンジューローの場合と同様、他人事のように笑って見ている<ref>例外として第50話においてトボッケーに無理やり詰め込まれる形でこの回の処罰対象者であるムージョと共に人間大砲の刑を受けたことがある。</ref>。一人称は「我輩」で語尾に「ニャー」を付ける。最終話(第52話)で命のもとを水で薄めながら3000年も飲み続けて現在まで生き延びていた[[化け猫]]であった事が紋者博士の口から明かされた。本性は大変狡猾で、第51話でアクダマンが奪った命のもとが入ったタンクにあらかじめ仕掛けていた爆薬で穴を開けて漏出させ、自分の分は[[竹筒]]に入れて独り占めしつつ、タンクが空になるようにタイムトンネルを操作して遠回りをさせていた。全てが露見した事に怒り、メカを乗っ取って攻撃するも修理を終えていたゼンダゴリラに一蹴されて敗れた上に、竹筒をアクダマンに奪われ、中身を飲み干されたために命のもとの効果が切れ、干乾びたかのように一気に老衰して死亡した。猫のモデルは[[ペルシャネコ]]とされる。
 
=== その他 ===
; ナレーター
: 声 - [[富山敬]]
: 本作品より富山をモデルとしたキャラクター「トミー・ヤマ」が登場。前作の流れを汲む「解説しよう」や「解説せねばならない」などのフレーズを使用したことから、登場人物から「解説マン」と呼ばれることもあった。また、本作品から富山は次週予告ナレーションも担当している。
 
== 登場メカ ==
=== ゼンダマンのメカ ===
; ゼンダライオン
: 声 - [[山本正之]]
: ゼンダマンを乗せタイムトンネルを駆け巡る[[蒸気機関車]]と[[ライオン]]を合わせたメカ。最大高9m、重量16トン(獅子の16だから)、最高速度120km/h。ナンバープレートは「B-4416」([[駆動輪|動輪]]が二つあることを示す'''B'''と、九九の4×4=16→'''獅子の16'''という洒落から)。上半身を前に倒すことで、走行形態(玩具での名称は「シシポッポ」)に変形する。帽子にカラオケ装置を内蔵しており、声を担当した山本自身が歌うテーマソング通りの「のど自慢」で、タイムトンネル走行中はその自慢の喉を振るわせ、セリフにメロディをつけるという、独特の台詞回しで話したりもした。また、現代の出動においてはゼンダマン基地側に置かれた廃トレーラーの荷台を展開させパネルを通路として連結し道路に接続して出動する(第1話など)。出動時ゼンダマン達は下顎の牙をグリップとして握る。またアマッタンは後部スペースに座って乗り込む。
: 武器はたてがみを展開させて放つ熱線「ライオンビーム」、鼻からの高熱蒸気噴射、口から火焔放射機に、こしょう爆弾、笑いガス弾、破壊音波などがある。歌う事しか興味を持っていないため、戦闘には消極的。アマッタンの嘘で救援メカがデビューしたと聞いた際、「ガラクタども」と評するなど口が悪い。アクダマンのメカの攻撃を受けて行動不能になるが、1号の持つ「'''愛のムチ'''」で打たれると「効いた〜!!愛の〜目覚め〜!」と称して元気を取り戻す。オーケストラメカによる[[ファンファーレ]]の後、アマッタンが作成した'''システムメカ'''でピンチを乗り越える。またファンファーレメカが行動不能に陥った際などは、ゼンダマンがファンファーレを担当するときもあった。
: 歌う事しか興味がない故に戦闘嫌いに手を焼かされた鉄ちゃんとさくら、アマッタンは徹夜でゼンダゴリラ達を造る事となり、第36話以降、ゼンダゴリラ、ゼンダコトラ、ゼンダワンを格納する貨車とアマッタンが立って乗り込む専用の台車の合わせて4両を連結し全5両編成の輸送専用車両となった。
:; システムメカ
:: 『[[ヤッターマン]]』のビックリドッキリメカに相当する、最終兵器的メカ。ゼンダライオンのしっぽに引っ掛けたトランクの中からパーツが現れ、それをアマッタンが持つリモコン「クミコン」で組み立て、アクダマメカを攻撃する。そのパーツは一般的な物から、野菜・日曜大工用品・学用品・金貨など色々有る。
:: 大抵はアクシデント無しでアクダマメカを撃破するのが多いが、時によってはアマッタンがパーツを1ヶ余らせたためにピンチになるも、偶然から勝利するという例もしばしば有る。次の通り。
:# 第1話の箱船メカ戦…ジェットコースターレールメカを作成し、箱船メカを乗せて暴走させるも、パーツが余ってメカがストップしてしまうが、レールメカが揺れて再び暴走し、岩に激突させて大破。
:# 第13話のコバンマリン戦…日曜大工メカ製のノコギリザメメカを作ったのに対し、アクダマンは小判爆弾をノコギリザメメカに貼り付ける。だがパーツが余ってノコギリザメメカはバラバラになって、小判爆弾がコバンマリンに戻り、そうとは知らぬトボッケーのボタン操作で爆破。
:# 第14話のハネスネーク戦…学用品メカで飛行機を作るも、バネパーツが余ってハネスネークの攻撃で大破、だが余ったバネがミサイルを発射して勝利。
:# 第23話のギュウバコーン戦…竹筒メカを組み合わせた闘牛士ロボを作るも、剣を刺した直後に爆発させるのに必要な信管パーツを余らせてしまう。しかし調子に乗ったムージョがレーダーを狂わせて突撃を命じた為、ゼンダマンが期待した馬鹿さ加減を曝け出す格好で激突の衝撃によって闘牛士ロボ諸共爆破。ムージョはサイバンマシーンにもこれを指摘された。
:# 第35話のハリコンタイガー戦…竹筒メカで作った弓兵メカを作るも、パーツが余ったために矢が打てず、ハリコンタイガーの大型爆弾で大破。だが矢の爆弾が爆風でハリコンタイガーに命中して爆破。
:: ゼンダゴリラ編となった第36話以降のシステムメカは、メカレス用のリングとなり、毎回同じパーツを組み立てて完成、また夜間試合となった第45話では、照明まで作られた。なおメカレスの客席(一部除く)や、第48話の土俵(この回は相撲勝負だった)については語られていない。
; ゼンダモグラ
: 声 - [[宮村義人]]
: 戦力不足を埋めるために登場(初登場は第3話)した[[モグラ]]の姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ3.5m、重さ4t、速度100km/h。口の先に付いたドリルと回転する手で地中を進む事ができ、装備は、ドリルを回転させて飛ばすドリルパンチに、羽を広げれば空も飛べるジェットノズル、背中に装備された特殊爆弾。アマッタンの笛でやって来る。地中での探索や戦闘に適している。歌いながら登場する。
; ゼンダビーバー
: 声 - 田中勝
: 戦力不足を埋めるために登場(初登場は第4話)した[[ビーバー]]の姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ2.2m、重さ2t、速度100km/h。敵を切り刻む両手の丸ノコギリと、相手を噛む前歯に、背中より飛び出すチェーンを装備として備え、森林や水中での戦闘に適した仕様となっている。アマッタンが笛を吹くことで、タイムトンネルを駆けてやって来る。[[ジーン・ヴィンセント]]の『ビー・バップ・ア・ルーラ("Be Bop A-Lula")』を模した歌を歌いながら仕事をこなす。ムージョからは「バービー」などと呼ばれる。
; ゼンダシロクマ
: 声 - [[荒川太朗|荒川保男]]
: 戦力不足を埋めるために登場(初登場は第5話)した[[ホッキョクグマ|シロクマ]]の姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ3.3mm、重さ3.5t、速度100km/h。強力エンジンによるキャタピラで走行。装備は背中に2基搭載した特殊爆弾と、相手を凍らせる口から出す冷気、素早く伸びて敵を吸い付ける胸に隠してある強力磁石。アマッタンの笛でやって来る。寒冷地での戦闘に適している。[[民謡]]を歌いながら登場する。ムージョには「ベアベア」と呼ばれている。
: 第36話以降、ゼンダゴリラが中心となってメカ戦で戦うようになったため、3機とも登場しない。
; ゼンダゴリラ
: 声 - [[飯塚昭三]]
: ゼンダライオンの戦闘嫌いに手を焼かされていたゼンダマンが第36話冒頭で完成させて登場した[[ゴリラ]]型のゼンダーメカ。移動用を兼ねていたゼンダライオンと異なり戦闘に特化したマシンで、怪力で戦う。足に[[ローラースケート]]を履いており、ゼンダライオンが出したリングで、悪玉メカとプロレスで勝負する(例外的に土俵が出され、相撲で勝負したこともあった)。また、フェンシングで勝負したこともある(第37話)。勝負する前には逸るアクダマンを制して必ず「今週のアクション踊り」というダンスを踊り自身の士気を上げる。このとき尻を見せ、トボッケーに「ムージョに変なもん見せんなー!」と怒られるのはお約束。乳房が燃料タンクになっており、エネルギー切れになるとゼンダワンから補給を受ける。強い刺激を受けたり極度に興奮するとエネルギーを過剰消費するという弱点があり、毎回そこを突かれてムージョのお色気攻撃「悩ましポーズ」で鼻息を荒らげ歌い混乱状態「春の目覚め」に陥るが、1号の持つ「愛のムチ」で打たれると「野生の目覚め」となって、悪玉メカに逆転勝利する。基本的にプロレス技を使うが、胸部から[[ミサイル]]を放つこと(第39話)や、ロケットパンチを放つこと(第42話)も可能。語尾に「ゴリラ」を付けて話すことが多い。第40話以降は、何故かその時代の女性客に歓声を浴びるようになり、ムージョに「世の中、どっかが狂ってるよ」と言われたり(第40話)、トボ山アナに「世の中も変われば変わるものです」と言われるようになる(第44話)。
; ゼンダコトラ
: 声 - 山本正之
: 初登場は第36話。その名のとおり子供の[[トラ]]の姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。背中に救急箱を抱えている。ゼンダゴリラの修理役を担当する他、鉄球やつま先から出すミサイルで援護攻撃も行う。主に破損した部分を針と糸の補修財で修理する。口がバーナーになっていて、閉じると溶着ペンチの役割をなし断線した配線をつなぐことも出来る。
; ゼンダワン
: 声 - [[田中勝]]
: 初登場は第36話。[[ダックスフント]]の姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。ゼンダゴリラのエネルギー補給を担当。長い体の腹部に3基の燃料タンクを積んでおり通常上の2基が発射される(残り1基は予備)。ゼンダコトラの修理中、背部のミサイルや体当たりで援護攻撃を行うこともある。
; ゼンダマン基地
: ゼンダ基地とも。ゼンダマン達の使う6階建の移動基地。最上階がハンバーガー店になっていて普段は地面の中に隠してあるが、タイムマシンも内蔵しており緊急時には「呼び寄せミラー」を使って呼び出す。走行時は60km/h。基地上部のミサイル発射台、基地前面に赤外線ビームを内蔵。基地内部にはゼンダライオン等のメカを待機させることができる。また、隣接して置かれているトレーラーの荷台は道路合流用のランチになっており荷台パネルを展開して高架道路に連結する。
 
=== アクダマンのメカ ===
; シャレコウベメカ
: [[ドクロ|シャレコウベ]]型のメカ。アクダマンがタイムワープする際に使う。『[[タイムボカン]]』のタイムガイコッツに相当し、これに様々な装備をつけて出発する。
; アクダマンメカ
: [[浦島太郎]]の時代→カメメカ(第2話)など、行った時代に因んだ物や動物がモデルとなっている。また二重構造になっていたり、トボッケーの「アクダマメカ、衣替えェ!」のコールで変形するのもある。第36話からは、モチーフは変わらないが、メカレスのためにレスラー(稀に騎士や相撲取り)に似た姿をしているメカが登場。そのメカレスでは観客に罵声を浴びせられた上物を投げつけられるのが定番となっている。
: なおゼンダライオンとの戦いにおいては、第4話・第21話のようにコクピットを突付かれたり、第5話・第34話などのようにコクピットにミサイルが戻ってきたり、第19話のように杭打ち機メカで潰されたりしても、シャレコウベメカはピンピンしている事が多い。このやられ方は、『[[逆転イッパツマン]]』まで続く。
; サイバンマシーン(おしおきマシーン・[[裁判]]メカとの表記もある)
: 声 - 宮村義人
: アクダマンのアジト地下にいつの間にか置かれていた厳つい巨大なメカ。誰が作ったのかは不明<ref>第1話ではサイバンマシーンがアクダマンに対して「お前達が自らの失敗を反省する為に作った裁判マシンである」と話している。</ref>で、1話時点ではトボッケーもその存在を知らなかったらしい。毎回失敗の原因を分析し責任者に罰を与える。失敗の責任が一番重いと判断された者を断罪し、「[[ウマ|馬]]蹴りの刑」や「サンドバッグの刑」などに処した。自身の判決に逆らう事を良しとせず反論すれば即法廷侮辱罪に。第24話では弁護士マシーンをライフルで撃破、また第36話では内蔵している重火器を全展開して抵抗するアクダマン達を屈服させた事もあった。ただしかなりいい加減なところもあり、全員を処罰したり、「時間がないので適当に決める」としたこともある。
: 抑揚のない低い声で話すのが特徴だが、第31話などごく稀に自身の感情を表に出すような声を出すことも。特定の誰かに責任があると言いつつ別の人物を最も責任重大と断定するなど論理を飛躍させたり、アクダマンが若返っていてもそれと認識できるなど、優秀なコンピューターを持つ。
: 1週間に一度判決を下さないと異常を来す。それゆえ最終回の1つ手前の回(第51話)では、アクダマンがニャラボルタの策略で戻って来れなかったために怒鳴り声を上げながら怒り狂い、ハンマーを叩き続けた末に最終回で暴走。ハンマーが外装を叩き潰して屋敷を巻き添えに大爆発という最期となった。
: EDクレジットは「裁判メカ」と表記され、アクダマンも時折、裁判メカと呼称する。
 
==== コクピットメカ ====
; おだてブタ
: 声 - 富山敬
: [[ヤッターマン|前作]]に引き続いての登場。本作品では鉄道の[[鉄道信号機|腕木式信号機]]を登って登場する。なお前作のようにヤシの木を登って登場することもある。本作品では、「ブタより太ったブタもいる」(第16話で鬼によって太らされたアクダマンに対し)や、「毎度やってると疲れるのだ」(第35話)や、「ブタも貶せばずり落ちる」(第43話で敗戦後)のように、アクダマンを茶化したり、巨大サイズで鼻息をムージョにかましたり(第39話)、ムージョがゲストキャラを口説き落とそうとした寸前に突如現れたり、とタイムボカンシリーズの中でもかなりアクティブである。
; オシイ星人
: 声 - 荒川保男→坂東健児
: トボッケーがマンネリを破るべく徹夜で作り上げた[[宇宙人]]型メカ。第20話で初登場。攻撃が反れると登場し、踊りながら(初回のみ振付けが異なっている)「惜しい」を「オシイ」と絡ませ、最後に「もうチョト〜」で締める歌を歌う。モデルはタイムボカンシリーズに演出として参加していた[[押井守]]。
: 次作「オタスケマン」のエンディングテーマでは映像(第1エンディングでは歌の方も)の締めを担った。
; はげましカラス
: 声 - 池田勝
: 「ハゲ増し」との引っ掛けで、頭がハゲている[[カラス]]。こぶしを振り上げて「ヤラレンナヨー」と叫ぶ。
; コーラスガラス:声 - 池田勝、宮村義人、山本正之、富山敬
: 4羽一組のメカ。別名はヤルガラス。3体が順番に言った後に最後の1体が必ず負けることを推測することをコーラスをする。なお1回だけ最後の1体とおだてブタが入れ替わって登場して、他のカラスがずっこけた事があった(第42話)。また、最後の1体がムージョに撃たれて壊された事もあった<ref>第5話より。この他に第20話では最後の1体がハンマーで叩き壊された。</ref>。
; ワンスモアガラス
: 声 - 佐久間あい
: コーラスガラスが登場した後に再び登場させる。
; お答えガラス
: 声 - 富山敬、[[肝付兼太]]
: 割符の鑑定をしてくれるメカ。セリフの最後によく、「ただし正確な情報ではありません」と付け加えることが多い。
 
=== その他のメカ ===
; ドッチデモイーゾー
: メカレス戦でレフェリーを担当する。
 
== 用語 ==
; タイムトンネル
: アクダマンが使用する大昔にも未来にも行けるメカ。紋者博士の発明を真似して作った。
; ムージョ屋敷
: 紋者研究所の裏手にある崩れかけた屋敷。外見こそ崩れかけているが内部は生活可能な環境を有しアクダマンの隠れ家になっている。電気、ガス類は[[窃盗|盗んで]]使っており、紋者研究所に[[盗聴|電線を接続して情報を盗み聞き]]する。階段を降りた所にサイバンマシーン、右手側は作業場、左手側はタイムトンネル、ムージョの個室は男性立ち入り禁止。最終話でサイバンマシーンが暴走の末に自壊した為、爆散・崩壊。命のもとの原液の副作用によって赤ん坊になってしまったアクダマンは山の彼方へ吹き飛ばされ、丸太に乗せられた状態で流れの激しい川へと流されていった。その後の消息は不明。
; 命のもと
: 不老長寿の効果があると言われている秘薬であり、本作品におけるキーアイテム。
: 紋者博士はこれを世界平和に役立てるために研究を重ね、探索と回収の為にタイムトンネルを完成させた。しかし、これを己の為に用いようとするアクダマトリオが妨害工作を仕掛けてきた事から、戦いの幕が切って落とされることになる。
: 第51話で命のもとが[[1860年]]([[安政]]7年)の[[会津藩|会津]]にある事が判明。争奪戦の末にティラノサウルスメカでゼンダマンを破ったアクダマンが命のもとが溢れた池を一滴残らず吸い上げて帰還しようとするも、真の黒幕であるニャラボルタの策略によってタンクに穴をあけられ、更にタイムトンネルを巧妙に操作された末に中身を空にされてしまう。
: 実は、命のもとの正体は「'''一時的な若返りの薬'''」であり、効果が切れればそのまま本来の肉体年齢に戻ってしまうもので、一度飲めば永遠の命を得られるといった都合の良いものではなかった。しかも原液のままでは効果が強すぎるため、飲むときは水で薄めなければ副作用を起こし、赤ん坊にまで肉体が戻ってしまう。3000年も生きているニャラボルタのように、適量を定期的に飲み続ければ長い年月生き永らえる事も可能だが、一度でも摂取できずに効き目が切れると、その瞬間に急激な加齢により肉体が老化して死んでしまう。
: 実際に紋者博士が忠告しようとした時にアクダマンがニャラボルタから奪った命のもとを原液のまま(薄めないで)飲み干してしまった事で副作用を引き起こし、赤ん坊へと急激に若返ってしまった。反対にニャラボルタはアクダマンに竹筒を奪われた挙句、中身も全て飲み干された為に命のもとを摂取できず、効果切れによって呆気なく老衰死してしまう自業自得な末路を遂げた。
 
== アクダマンの受けた刑罰 ==
3人が処された全刑罰を紹介。処罰理由は特に記述がない限り、ムージョが「責任感が足りない」、トボッケーが「メカ設計上の不備」、ドンジューローが「活躍が足りない」で共通している。
 
=== ムージョ ===
; ペンペンの刑
: 第1話。水車型のメカ本体に取り付けられたマニピュレーターに連続で尻を叩かれる。
; かすみ網の刑
: 第9話。所々穴の開いた網の上を歩かされる。下に針地獄。
; 三千里の刑
: 第11話。超高速で回転するコンベアの上を三千里分、走らされる。背後に針地獄。
; 宇宙迷子の刑
: 第17話。回転するプラネタリウムの中で逆さ吊りにされる。
; 美容体操の刑
: 第18話。「部下にだけ寒い思いをさせ、自分は美容のためと称していた」から(二人を放置して風呂に入っていた)。体中にベルトを巻かれ、体操の如くあちこちに引っ張られる。なお、判決が下った際、パック中だったためムージョが「今パックしてるんで、刑の執行はその後にしてもらえます?」と懇願しサイバンマシーンがずっこける珍しい描写がある。
; 野球拳の刑
: 第19話。ジャンケンロボットと野球拳をさせられる。負けると服を剥ぎ取られる。判決理由は無く、「なぜかは知らねど」と言いつつの指名によるもの。
; 安楽の刑
: 第20話。「自分が悪いと思う者、前に出なさい」というサイバンマシーンの指示にトボッケーとドンジューローがすかさず後ろに下がったことで、ムージョが前に出た格好になったため。ドンジューローが第16話で受けた風船の刑と似ている。体内に空気を入れられて風船玉のように漂わされる。最後は針地獄に接触して破裂。
; インベーダーの刑
: 第23話。[[インベーダーゲーム]]の的として固定したムージョに向かって、トボッケーとドンジューローがインベーダーゲームをするもの。判決の際、「審議はしないんですか?」というムージョの問いに対し、「黙れムージョ。お前は馬鹿さ加減をさらけ出して今回の失敗を招いた罪はまことに許し難い」と反論し、即座に処罰した。操作した2人は「ボクちゃん、こういうの下手なんよ」「ワイら給料安いよって、練習でけへんもんな」と言いながら楽しんでいた。
; 籠かきの刑
: 第26話。尻を鞭で打たれながら籠かきをさせられ、速度を上げられる。即刻言い渡されて処罰された為、理由は無い。
; 黒焦げの刑
: 第29話。処罰理由は「悪の道に外れようとした」から。煙の出る煙突の真上に吊るされて、トボッケーとドンジューローが交互にふいごを踏んで噴き出す煙を浴びて、燻製にされる。黒船との引っかけである(実際にサイバンマシーンは「黒船ならぬ」と言っている)。
; 裸踊りの刑
: 第31話。アクダライオン(声 - [[滝口順平]])敗北の責任を取らされてのもの(実際は即座に処罰)。氷の牢中で裸踊りをする刑罰。判決が下った時、男性陣の「そういうの大好き!」の言葉に「我輩もだ!」とサイバンマシーンにしては珍しい抑揚のある返答をされたアクダマトリオは盛大にずっこけた。
; 踏み潰しの刑
: 第33話。処罰理由は「他人に責任を押し付け、代官に流し目を送った」から。巨大なロボット足に踏まれ、その反動で上に飛ばされると拳骨が出て来て下に落とされるのを繰り返される。メカは有人操作であり、ドンジューローが担当した。
; 叶わぬ鯉の滝登りの刑
: 第34話。処罰理由は「部下を庇う事無く、自分だけ良い子になろうとする」から。激しく流れる滝の下からかわるがわる突き出して来る針に尻を突き刺されながら、蔓を使って登るというもの。なお、この時トボッケーとドンジューローは「良い眺めね〜、ビールが美味しい」「そうや、ビジョビジョ(美女の引っかけ)や〜」とビール(ジョッキ)を飲みながら見物していた。「叶わぬ恋」と引っかけた刑罰であり、第33話とほとんど同じ理由で引き続き処罰された珍しい例。
; ごちそうの刑
: 第39話。処罰理由は「きびだんごを食うチャンスを何度も逃した」から。回し車の中でメカライオンに追いかけられる(つまりムージョ自身がごちそうにされる)刑罰である。
; 五輪の刑
: 第43話。処罰理由は「優勝する筈の無いトボッケーとドンジューローを出場させ、神聖なるオリンピックを汚したムージョの罪はその体重と同じくらいに重い」のと、体重を出されて不服を唱えたムージョがサイバンマシーンにお色気を使った事による法廷侮辱罪ならぬ「法廷おちょくり罪」(サイバンマシーンはこの時、「目眩が〜」と言いながら軽くずっこけた)。小さなテーブルの上で両手足と腰に火の付いた小さいフラフープを片足立ちで回される刑罰で、回す輪の数とオリンピックの五輪を引っかけている。周りにはガソリンが流れており、落とすと火の海になる(火の海になる描写はトボッケーとドンジューローの想像入り解説のみ)。
; 素晴らしいプロポーションの刑
: 第44話。「メカ設計上の不備の罪」を理由に有罪にされかけたトボッケーが異議を唱えたため、これを認めたサイバンマシーンが「責任者」である事を理由に処した。胸と尻に風船を固定され、トボッケーとドンジューローがふいごで空気を入れて膨らました後、ニャラボルタが引っ掻いて屋敷ごと大爆発。上空に飛ばされながら全裸にされた。この時「お達者で〜(トボッケー)」「もう来るな〜(ドンジューロー)」「ニャラちゃん、来週から親分ニャー(ニャラボルタ)」と言われてしまった。判決が下った時、「やだぁ〜、これ以上美しくなったらどうしよう」と言っていた為、男性陣がずっこけた後でサイバンマシーンが「ずっこけた〜」と言いながら真後ろにずっこけた。
; 巨人の刑
: 第46話。両手足を鎖で引っ張られながら、巨大なローラーに挟まれた体を巨人のように大きくされる。「特に目立って悪い者はいないが、そうはいかない」というサイバンマシーンの気まぐれによる指名で処されたため、罪状そのものは無い。
; お灸の刑
: 第49話。処罰理由は「悪玉のくせに[[佐々木小次郎|小次郎]]の嘘に引っかかった」から。体の上に、お灸で作った野球のダイヤモンドを設置される。トボッケーとドンジューローによって打ち放たれた火種によってホームから点火され、火が一周したところで特大もぐさの中に仕込まれた打ち上げ花火がドラゴン花火のような火花を吹き上げて打ち上がる。
; 昇天の刑
: 第50話。処罰理由は「天女に情けをかけた」から(ムージョは全裸の状態でいた天女に「せめてもの情けよ」と自分のマントを与えていた)。列車砲のような巨大大砲でムージョを砲弾にして撃ち出す刑罰で、別名「人間大砲の刑」。大笑いしていたニャラボルタもトボッケーによって大砲に放り込まれて、一緒に処罰された。ムージョは撃ち出された後「後で物凄い仕返ししちゃうから」と報復する気満々だった。作中における最後の刑罰。
 
=== トボッケー ===
; はりむしろの刑
: 第2話。針山で全身をつつかれる刑罰。吟味するのが面倒といって、三人の喧嘩の中で最後に名前が出たという非常に理不尽な理由で処された。
; モグラ叩きの刑
: 第4話。もぐらたたきのゲームのモグラの役をさせられる。予算不足を口実に、「ええ加減なメカ」を作って敗退したことによる理由からの処罰。
; 馬蹴りの刑
: 第7話。振り子のように宙吊りにされて、馬ロボットの後ろ足に蹴られ続ける。
; 島流しの刑
: 第8話。縞模様の囚人服を着せられて、ローラーでつぶされる。その様から「縞流し」とも引っかけている。判決理由は「裁判中に無関係なことを言ったため」。
; おだてブタの刑
: 第10話。カニロボットに追いかけられながら延々と木を登らされる。この回ではメカ(三重の塔メカ)を3分裂させてゼンダマンを撹乱したが、調子に乗ったトボッケーが作ってあった特大のおだてブタを登場させたため、本体を見破られて敗北した事が処罰の理由。
; 窮屈の刑
: 第12話。狭い部屋内で四方八方から靴が押し付けてくる。判決理由は「審議もしないで判決なんて無茶よ」と文句を言ったため。これによりサイバンマシーンから「今の一言でトボッケーに決定」と断じられた。
; 鮫攻めの刑
: 第13話。狭い部屋内で4枚の円盤ノコギリが前後から襲ってくる。処罰理由は「時間が無いので簡単に決める」として、3人に向かって放った1個のサイコロがトボッケーの前で止まったため。その決定方法のいい加減さに怒ったトボッケーが手すりを何度も殴って壊したために逆にサイバンマシーンの怒りを買い、騒乱、法廷侮辱、器物破損の罪まで背負うことになった。
; 毛抜きの刑
: 第14話。足の毛を抜かれる。理由はメカが爆発した際、どさくさに紛れてニャラボルタの毛を毟ったため。
; ボール当ての刑
: 第22話。ボール当ての的にされる。理由は作中にて落盤に巻き込まれ気絶し続けて、何もしなかったため。
; 泥人形の刑
: 第24話、中世ボヘミアからの帰還後。命の水の入手の失敗に対する判決ではなく、法廷侮辱罪に問われての処罰。この回、トボッケーが出した弁護士メカが「こんちまたにくいねぇ、女殺し」と発言した事がそのきっかけだった(これを言った直後、弁護士メカはサイバンマシーンに撃たれて破壊された)。首から下を覆われた粘土と共にろくろに回されながら、色々なものに作られた。
; ワニワニバックンの刑
: 第25話。処罰理由は「カエルにバカにされた3人を代表して」という非常に適当なもの。ワニの池の上に吊るされ、下からワニメカが噛み付いてくる。
; 迷路の刑
: 第28話。広大な上に出口のない迷路の中を延々とさまよわされる刑罰。処罰理由は「たかが野菜のメカにやられるようなメカを作ったトボッケーの責任は最も重い」から。
; トラ刈りの刑
: 第35話。処罰理由は「口ばっかり達者でいつも失敗ばかりしているトボッケーの罪は一番重い」から。ドンジューローが操作するメカによって全身をバリカンで切り裂かれる刑罰。最後に「全国の女子高生の皆さん、助けて!」と懇願した為、バリカンで殴られた。
; 二枚目の刑
: 第38話。メカ戦の完敗(チャンバラン→アクダマジェットシン。最後はゼンダゴリラの連続攻撃で大破)の責任を取らされ、顔を無理やり整形させられる。しまいには脚まで伸ばされた。
; ところてんの刑
: 第41話。ところてんのように平らに潰されて下の筒へ落とされ、潰されてまた下の筒へと押し出されるのを繰り返される刑罰。処罰理由は2代目弁護士メカがうっかり検事側の「予算を使った割には工夫の無いアイディア不足にある」という文書を読んだため。この際サイバンマシーンは「弁護してちょうだいよ〜」と妙にノリが良かった。
; サンドバッグの刑
: 第42話。処罰理由は「弱いメカを作ったトボッケーの罪は重い」として即行で処された。四方八方からパンチが飛んでくる中でスパーリングをさせられる。操作担当のムージョに「ムージョ、よく聞け! お前よりさくらの方が美人だー!」と本音混じりの文句を言った途端、パンチの一斉攻撃を喰らい、「こんな番組辞めてやる!」と怒り心頭だった。
; 気長の刑
: 第48話。処罰理由は「最後まで諦めずに戦おうとせず、あっさり負けた」から。鉄球付きの足枷をつけられて、塩粒の数を数えさせられる。自棄を起こすとサイバンマシーンが操るメカに殴られるおまけが付いている。
; キャッチャーミットの刑
: これは映画で登場。ボール当ての刑と同じ。
 
=== ドンジューロー ===
; 断食の刑
: 第3話。その名の通りの刑罰。「敗北の原因は、ドンジューローが大飯を食い過ぎて生活費を圧迫し、予算が不足したため」という理由によるもの。牢屋に閉じ込められて断食させられた結果、ゴリゴリにやつれてしまった。
; 岩石落としの刑
: 第5話。[[ロシアンルーレット]]式の罰で、当たり紐を切ると岩が落ちる。落下と同時に屋敷が崩れ落ちた。
; ジュージューの刑
: 第15話。熱い鉄板の上を走らされる。
; 風船の刑
: 第16話。体に空気を送り込まれて風船玉のようにされ、最後は爆発。
; 大仏の刑
: 第21話。処罰理由は反省している他の2人(実際は演技)を嘲笑し、全く反省していなかったと見なされたため。ダルマ落としの要領で、頂上に大仏と同じポーズで固定される。下には針地獄。
; ウサギとカメの刑
: 第27話。処罰理由は「セリフがほとんど無かったから出番を与える」ため。ウサギ型メカかカメ型メカのどちらかに乗らされ、ターンテーブルを走らされ、その後ろを大きな[[電気丸のこ]]の刃が追いかけてくる。特別に選択権があり、最初ドンジューローはカメを選んだが、カメのスピードが遅すぎてウサギに変えた。ところが今度はスピードが早すぎて早くターンテーブルを一周してしまい、前方にいる鋸刃に自分から当たってしまった(ぶつかる直前に「ギャーッ!!」とドンジューローが叫ぶ顔のアップで本編は終了した)。ムージョとトボッケーはワインを飲みながら優雅に見物していた。
; お金積みの刑
: 第30話。敗北そのものよりもその遠因となったサボテンメカの弱さ及び製作資金を10円ネコババ<ref>体に貼った膏薬の下に隠していたが、サイバンマシーンの身体検査で発覚。ムージョとトボッケーは「たった10円?」とネコババした金額の少なさに呆れていた。</ref>したことを指摘されてのもの。天秤にパンツ一丁で縛り付けられたドンジューローと積まれたコインの皿をそれぞれ置き、積まれたコインの重さ次第でドンジューローの下で燃えさかる炎によって尻が焼かれる。
; 初舞台の刑
: 第32話。歌舞伎役者への復帰を考えていたことが原因で敗北<ref>インベーダーゲームで対決し善戦したが、最後に集中力が切れて敗北。</ref>したため。高所に設置された狭い舞台に立たされ、さらにその舞台がだんだん狭くなっていき最後は下に落下する。当初ドンジューローは「舞台に立たしてくれるんでっか?」と喜んだ。
; メリーゴーランドの刑
: 第40話。「まるで活躍しなかった」という理由から処された。3体の馬に揺られながら、ドンジューローの乗った馬の前後の馬達に蹴られ、乗った馬に突き上げられて上から拳骨を喰らった後に、乗った馬が高速回転する刑罰。
; 機関車の刑
: 第47話。処罰理由は「力自慢であるにも拘らず、全く役に立たなかった」から。槍の穂先がある板に左右を挟まれ、バネと鎖が付いた鉄の輪で固定される。そして機関車で引かれれば左の板、逆に緩まればバネの力で右の板に引き寄せられる刑罰。
 
=== 3人全員または複数 ===
; 猛獣の刑
: 第6話。番組初の3人全員が処された刑。「汝ら、また失敗をしたな。その罪は海よりも深し」と告げた途端、3人が責任を擦り付け合ったのを「お前達のチームワークがなってないがための失敗だ」と咎めた上で言い渡した。ムージョが水車でネズミ、トボッケーがその水車で[[雲梯]]をしながら猿、ドンジューローがコンベアの上でゴリラをそれぞれさせられる。トボッケーには下から伸びてくる針が、ドンジューローにはコンベアの後方にある巨大な回転ノコギリがそれぞれ襲ってくる。
; オイルの天ぷら揚げの刑
: 第36話。処罰理由は「イメージチェンジであるにも拘らず、無様な敗北を喫した事は許せない」から。3人揃って抵抗しようとしたが、サイバンマシーンが内蔵銃火器を全展開して対抗した為に降参し、3人全員が処された。ニャラボルタが踏んで操作する巨大な穴空きお玉に乗せられた3人が下にある高温のオイルに落とされて、天ぷらにされる刑罰(劇中では落ちていない)。
; ガムテープの刑
: 第37話。「どうせ罪の擦りっこ(擦り合い)をする事だろうから」とトボッケーとドンジューローが「何もしなかった」という理由で処された。体中に貼られたガムテープを剥がされて毛を毟られる刑罰。
; 入れ歯ガチガチの刑
: 第45話。シーソーに立たされた3人が前後にある巨大入れ歯の機械に襲われる刑罰。尺の関係からか即刻処された。
この他、テーマソングでは、晩飯抜き、昼飯抜き、おやつ無しといった刑が歌われている。
曲中では、ムージョが作中と同じ理由でトボッケーに、トボッケーが「逃げ足が遅い」という理由でドンジューローに、ドンジューローが「お喋りすぎる」という理由でムージョに責任転嫁している。
 
== スタッフ ==
前作の『ヤッターマン』では病気療養中だったために制作に参加しなかった[[小山高生|小山高男]]が、本作品では第9話よりシリーズに復帰している。
* 製作 - [[吉田健二]]
* 原作 - [[タツノコプロ|タツノコプロ企画室]](連載誌 - 『[[てれびくん]]』、『[[小学館の学年別学習雑誌|小学館学習雑誌]]』)
* 企画 - [[九里一平]]、[[鳥海尽三]]、[[柳川茂]]、[[酒井あきよし]]
* 音楽 - [[神保雅彰|神保正明(現・神保雅彰)]]、[[山本正之]]
* 担当ディレクター - 原征太郎( - 第37話)、[[大貫信夫]]
* 文芸担当 - [[小山高生|小山高男]](第38話 - )
* オープニングアニメ - 田中亨
* プロデューサー - 永井昌嗣、横尾潔
* キャラクターデザイン - [[天野喜孝|天野嘉孝]]
* メカニックデザイン - [[大河原邦男]]
* 美術スタイリング - 多田喜久子
* 担当 - [[別所孝治]]、田島潔(フジテレビ)、内間稔、[[大野実 (プロデューサー)|大野実]]([[読売広告社]])
* 総監督 - [[笹川ひろし]]
* 美術担当 - 岡田和夫
* 録音制作 - ザックプロモーション
* 録音ディレクター - 鳥海俊材
* 効果 - [[加藤昭二]]([[アニメサウンドプロダクション]])
* 録音 - 高橋久義
* 現像 - [[東京現像所]]
* 制作担当 - 松本堯一、岡嶋雄二、加藤長輝
* 制作協力 - [[アニメフレンド]]、アニメルーム、[[プロダクション リード|葦プロダクション]]、[[アドコスモ]]、スタジオナイト、[[タマ・プロダクション|タマプロダクション]]
* 制作 - [[フジテレビジョン|フジテレビ]]、タツノコプロ
 
== 主題歌 ==
; オープニングテーマ「ゼンダマンの歌」
: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - [[藤井健 (歌手)|藤井健]]
:: 第38話からは、オープニング映像がゼンダゴリラ、ゼンダコトラ、ゼンダワンの映像に差し替えられたものが放送された。
:: アルバム『アニメの大王』には山本によるセルフカバー版が収録されている。
; エンディングテーマ「これまたアクダマン」
: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本まさゆき
:: 各番締め「♪これまたアクダマン〜」のフレーズは、第7話から第35話まで(第32話は除く)メカ戦の決着後に行われた「勝利の確認」で、最後にゼンダライオンが歌って締めた<ref>「♪やられたアクダマン〜」のバージョンもあり。また第12話ではゼンダライオンの歌の直後、ゼンダシロクマが「やったベア〜」と合いの手を入れた。</ref>。
:: 第38話から第51話までは、アクダマンとニャラボルタが地球を抱えている場面に、「スタッフ一同がんばっています また見てね!」というテロップが添えられた。
; 挿入歌
:; 「ゼンダライオン」
:: 作詞 - 松山貫之 / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本まさゆき 他
:: 出動の際に挿入歌として使用。第19話では出動がアクダマンによるパロディであるため、アクダマンが歌い、第31話ではアクダライオン(ただしライオンビームで顔が焼けた状態)が歌った。途中「新ゼンダライオンの歌」にその役目を譲るも終盤近くで復活した。第4話、最終回では三ツ矢と滝沢によるデュエットバージョンが流れた(1番のみ)。
:: また第5話から第35話までは、番組が募集した視聴者がタイムトンネル走行中に流れる同曲を歌うサービスも行われており、応募が集まるまではスタッフやキャストの子供が担当していた。
:; 「わすれっこなしよ」(第14話、第24話)
:: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 三ツ矢雄二、滝沢久美子
:: 第24話ではムージョがこの歌を歌った。
:: 『[[逆転イッパツマン]]』の第25話では放夢ランがカラオケでこの曲を熱唱した。
:; 「タイムボカン」(第16話)
:: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - [[武市昌久|市久]] / 歌 - 山本まさゆき、三ツ矢雄二、滝沢久美子、佐久間あい
:: 『[[タイムボカン]]』のOPテーマ。この回の出動シーンで使用。
:; 「とんでもニャー猫ニャラボルタ」(第51話)
:: 作詞 - 松山貫之 / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - [[杉本真人]]、スクールメイツブラザーズ / セリフ - 池田勝
:; 「サイバンマシーンとアクダマン」
:: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、[[鈴木雪夫]]
:: 同曲の中では、宮村義人ではなく[[ザ・ブレッスン・フォー]]のメンバーの鈴木雪夫がサイバンマシーンを演じている。
:; 「救援メカのうた」
:: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - ねもとあゆみ
:; 「新ゼンダライオンの歌」
:: 作詞 - 松山貫之 / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本まさゆき、スクールメイツブラザーズ
:: 挿入歌として第36話から使用された。
:; 「ムージョ様のために」(第52話)
:: 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也 / セリフ - 富山敬
:: 次回作である『[[タイムパトロール隊オタスケマン]]』の第26話でも歌詞を一部改変して使用された。
:; 「おだてブタ」
:: 作詞 - 松山貫之 / 作曲・編曲 - [[筒井広志]] / 歌 - 小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、富山敬、スクールメイツ・ブラザーズ
:: 「ヤッターマン」の挿入歌として製作された曲であり、本作品でもアクダマンとおだてブタが劇中で歌唱している。
 
== 各話リスト ==
{| class="wikitable" style="font-size:small"
|-
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!作画監督!!キャラクター!!登場悪玉メカ
|-
|第1話||'''1979年'''<br />2月3日||無敵はステキ! ゼンダマン||rowspan="2"|[[山本優]]||[[笹川ひろし]]<br />[[大貫信夫]]||[[芦田豊雄]]||rowspan="3" style="text-align:center;"|-||モアの箱舟
|-
|第2話||2月10日||竜宮城だよ! ゼンダマン||大貫信夫||平山則雄||カメメカ
|-
|第3話||2月17日||エデンの園だよ! ゼンダマン||佐藤和男||[[押井守]]||[[海老沢幸男]]||メカコブラン
|-
|第4話||2月24日||ヤマタイ国だよ! ゼンダマン||山本優||岩田弘||鈴木英二||[[河井ノア|下元明子]]<br />中森恵子||ドウタクメカ
|-
|第5話||3月3日||月吉丸の大出世! ゼンダマン||祐木仁||[[湯山邦彦]]||田中保||下元明子||テンシュカックン
|-
|第6話||3月10日||大進撃だ八字軍! ゼンダマン||rowspan="2"|山本優||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||rowspan="3"|下元明子<br />中森恵子||ヨロシクヨロイ
|-
|第7話||3月17日||走れ白馬! ゼンダマン||笹川ひろし<br />押井守||魚取弘||馬蹄型メカ
|-
|第8話||3月24日||ドン・万次郎だよ! ゼンダマン||佐藤和男||八尋旭<br />岩田弘||鈴木英二||クロフーネン
|-
|第9話||3月31日||ボケの仙人だよ! ゼンダマン||[[小山高生|小山高男]]||八尋旭<br />高井戸仁||渡瀬健太郎||中森恵子||スイトルン
|-
|第10話||4月7日||超徳太子だよ! ゼンダマン|||山本優||押井守||[[西城隆詞]]||style="text-align:center;"|-||三重の塔メカ
|-
|第11話||4月14日||父をたずねて三千里! ゼンダマン||海老沼三郎<br />[[酒井あきよし]]||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||rowspan="2"|下元明子<br />中森恵子||メカホース
|-
|第12話||4月21日||長靴をはいた猫! ゼンダマン||佐藤和男||大貫信夫||平山則雄||メカシューズン
|-
|第13話||4月28日||バイキングだよ! ゼンダマン||rowspan="2"|山本優||八尋旭<br />湯山邦彦||笹木寿子||style="text-align:center;"|-||コバンマリン
|-
|第14話||5月5日||謎のアステカ! ゼンダマン||八尋旭<br />岩田弘||鈴木英二||rowspan="4"|下元明子<br />中森恵子||ハネスネーク
|-
|第15話||5月12日||ジンギスカンだよ! ゼンダマン||[[筒井ともみ]]||八尋旭<br />高井戸仁||渡瀬健太郎||ジュージューメカ
|-
|第16話||5月19日||こぶとりじいさんだよ! ゼンダマン||酒井あきよし||高垣幸蔵<br />押井守||平山則雄||オニダルマメカ
|-
|第17話||5月26日||未来の宇宙へ! ゼンダマン||佑木仁||八尋旭<br />岩田弘||鈴木英二||デストロンロケット
|-
|第18話||6月2日||氷河のマンモス! ゼンダマン||山本優||押井守||西城隆詞||style="text-align:center;"|-||キバルーン
|-
|第19話||6月9日||アパッチの宝だよ! ゼンダマン||小山高男||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||下元明子<br />中森恵子||ガトリング銃型メカ
|-
|第20話||6月16日||バラサイユだよ! ゼンダマン||海老沼三郎||棚橋一徳<br />長谷川康雄||林政行||rowspan="3"|中森恵子||メカボトラー
|-
|第21話||6月23日||ジャムの長政! ゼンダマン||rowspan="2"|小山高男||大貫信夫||平山則雄||ダイブツン
|-
|第22話||6月30日||ポンペイの最期だよ! ゼンダマン||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||モアイモアイ
|-
|第23話||7月7日||かぐや姫だよ! ゼンダマン||佐藤和男||大貫信夫||西城隆詞||style="text-align:center;"|-||ギューバコン
|-
|第24話||7月14日||ゴーレム魔人だよ! ゼンダマン||rowspan="2"|山本優||rowspan="2"|押井守||平山則雄||中森恵子||ボヘミワゴン
|-
|第25話||7月21日||アマゾン殺人事件だよ! ゼンダマン||西城隆詞||style="text-align:center;"|-||ヤナコンダ
|-
|第26話||7月28日||水戸紅門だよ! ゼンダマン||小山高男||岩田弘||鈴木英二||rowspan="3"|中森恵子||アラエッサッサー
|-
|第27話||8月4日||不思議な国のアリス! ゼンダマン||佐藤和男||大貫信夫||加藤章子||ピョンタンク
|-
|第28話||8月11日||牛頭魔人だよ! ゼンダマン||rowspan="3"|山本優||岩田弘||魚取弘||バレテノンメカ
|-
|第29話||8月18日||坂本リョーマだよ! ゼンダマン||大貫信夫||colspan="2" style="text-align:center;"|西城隆詞||黒船メカ
|-
|第30話||8月25日||怪傑ソロだよ! ゼンダマン||岩田弘||平山則雄||rowspan="7"|中森恵子||サボテンメカ
|-
|第31話||9月1日||クックンの大航海だよ! ゼンダマン||佐藤和男||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||アクダライオン
|-
|第32話||9月8日||弁慶サンだよ! ゼンダマン||山本優||押井守||西城隆詞||ドンドンブリッジメカ
|-
|第33話||9月15日||有能忠敬だよ! ゼンダマン||酒井あきよし||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||フラジンのランプメカ
|-
|第34話||9月22日||ヨーローの滝だよ! ゼンダマン||小山高男||押井守<br />[[案納正美]]||西城隆詞||瓢箪メカ
|-
|第35話||9月29日||トラ退治だよ! ゼンダマン||酒井あきよし||案納正美<br />小島多美子||平山則雄||ハリコタイガー
|-
|第36話||10月6日||チャーンカムバック! ゼンダマン||山本優||大貫信夫<br />[[鴫野彰]]||加藤章子||オコルスキー→キラー・オコルスキー
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|第37話||10月13日||金のガチョウだよ! ゼンダマン||佐藤和男||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||rowspan="8"|西城隆詞||タマコング
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|第38話||10月20日||鼻のベルジュラック! ゼンダマン||酒井あきよし||押井守<br />小島多美子||西城隆詞||チャンバラン→アクダマジェットシン
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|第39話||10月27日||桃太郎さんだよ! ゼンダマン||rowspan="3"|佐藤和男||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||オニオンメカ→アクダブッチャー
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|第40話||11月3日||とべよペガサス! ゼンダマン||案納正美<br />小島多美子||西城隆詞||ハープンプン
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|第41話||11月10日||花咲かじいさんだよ! ゼンダマン||[[ながきふさひろ|永樹凡人]]<br />関田修||上條修||ハナタンク
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|第42話||11月17日||天才ダビンチ! ゼンダマン||山本優||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||オーソレミーヨ→アクダババ
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|第43話||11月24日||古代オリンピックだよ! ゼンダマン||小山高男||rowspan="2"|案納正美<br />鴫野彰||平山則雄||ヒガボーボー
|-
|第44話||12月1日||コサック勇士だよ! ゼンダマン||rowspan="2"|山本優||西城隆詞||オロロンスキー
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|第45話||12月8日||オオカミ男だよ! ゼンダマン||永樹凡人<br />鈴川元昭||窪秀巳||吉田すずか||マリンカメゴン
|-
|第46話||12月15日||巨人の国だよ! ゼンダマン||佐藤和男||真砂智康<br />岩田弘||鈴木英二||rowspan="4"|西城隆詞||ボストーンバックーン(アサッテノジョーダン)
|-
|第47話||12月22日||タイムモンスターだよ! ゼンダマン||山本優||大貫信夫<br />関田修||上條修||時空超特急イナズマ号→アイアンタイガー
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|第48話||12月29日||パーパーマンだよ! ゼンダマン||佐藤和男||案納正美<br />岩田弘||鈴木英二||ガブリンタンク
|-
|第49話||'''1980年'''<br />1月5日||武蔵ホームラン! ゼンダマン||山本優||[[廣川集一|広川和之]]<br />鈴川元昭||窪秀巳||ジャイアントブッチャー
|-
|第50話||1月12日||天女の羽衣だよ! ゼンダマン||海老沼三郎<br />酒井あきよし||押井守<br />小島多美子||加藤章子||吉田すずか||イカリ・ザ・セーラーマン
|-
|第51話||1月19日||命のもと発見! ゼンダマン||rowspan="2"|小山高男||案納正美<br />岩田弘||鈴木英二||rowspan="2"|西城隆詞||rowspan="2"|恐竜メカ
|-
|第52話||1月26日||ああ命のもと! ゼンダマン||大貫信夫<br />鴫野彰||平山則雄
|}
 
== 劇場版 ==
{{Infobox Film
| 作品名 = ゼンダマン<br />ピラミッドの謎の箱だよ!ゼンダマン
| 原題 =
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像解説 =
| 監督 = [[大貫信夫]]
| 脚本 = [[小山高生|小山高男]]
| 原案 =
| 原作 = [[タツノコプロ]]企画室
| 製作 = [[吉田健二]]
| 製作総指揮 =
| ナレーター = [[富山敬]]
| 出演者 = [[三ツ矢雄二]]<br />[[滝沢久美子]]<br />[[佐久間あい]]<br />[[宮内幸平]]<br />[[小原乃梨子]]<br />[[八奈見乗児]]<br />[[たてかべ和也]]<br />[[池田勝]]<br />[[山本正之]]
| 音楽 = 山本正之
| 主題歌 = [[藤井健]]「ゼンダマンの歌」
| 撮影 =
| 編集 =
| 製作会社 = [[竜の子プロダクション]]
| 配給 = [[東映]]
| 公開 = {{Flagicon|JPN}} [[1980年]][[3月15日]]
| 上映時間 = 13分
| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
| 製作費 =
| 興行収入 =
| 前作 = [[ヤッターマン]]([[東宝]])
| 次作 = [[タイムパトロール隊オタスケマン#劇場版|タイムパトロール隊オタスケマン アターシャの結婚披露宴!?]]
}}
『'''ゼンダマン ピラミッドの謎の箱だよ!ゼンダマン'''』は、[[1980年]][[3月15日]]に公開された日本のアニメ映画。
 
『[[東映まんがまつり]]』内で上映された一篇であり、併映は『[[森は生きている#1980年版|世界名作童話 森は生きている]]』『[[銀河鉄道999 ガラスのクレア]]』『[[仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王]]』『[[花の子ルンルン#花の子ルンルン こんにちわ桜の国|花の子ルンルン こんにちわ桜の国]]』の4本。
 
前二作の劇場版は、[[タツノコプロ]]と関連の深い[[東宝]]による『[[東宝チャンピオンまつり]]』内で上映していたが、[[1978年]]春の興行をもって『東宝チャンピオンまつり』は終了。そのため同作品は『東映まんがまつり』内での上映という形に変更された。
 
シリーズ初の劇場用新作として制作された同作品であるが、内容はテレビシリーズ第36話以降の「ゼンダゴリラ篇」に準じたものであり、上映時間は前述の通りテレビシリーズより短い13分とされている。また他のテレビ作品の劇場用新作と同様、オープニングとエンディングはテレビシリーズのものを使用。「ピラミッドの〜」もサブタイトル的な扱いである。
 
登場するアクダマメカは[[スフィンクス]]がモデルのハンブンライオン。
 
; ストーリー
: 「命のもと」を探し求める紋者博士は、手掛かりとして1個の鍵を見つける。その鍵はウソ800年の[[エジプト]]のギザのピラミッドの、頂上にある箱の物だった。だが例によってこの鍵をアクダマンに奪われ、アクダマンはアクダマメカ・ハンブンライオンで出撃、それを知った鉄ちゃんとさくらちゃんも、それぞれゼンダマンに変身し、ゼンダライオン達と共に出撃した。
: 現場にいち早く到着したアクダマンは、早速箱を手に入れる。だがムージョのミスで箱は取り返すが、鍵を入手しているのはアクダマンだった。そしてその鍵をめぐって、ゼンダゴリラとハンブンライオンのメカレスの開始となった。
: エジプトに特設されたリングで、両メカの戦闘が始まる。最初はゴリラが優勢だったが、ムージョの「今週の悩ましポーズ大作戦」でゴリラのパワーはダウン、そこでゼンダワンがエネルギーカプセルを投入、そして「愛のムチ」でゴリラは「野生の目覚め」となり、ハンブンライオンを撃破、鍵を取り返した。
: 早速ゼンダマンが箱を開けると、中から大男が出て来た。大男は、悪事をしたため800年もの間、箱に封印されていた。彼が改心したことを宣言すると、魔法大王が現れ、彼を免罪するのだった。
 
== 映像ソフト ==
; VHS
:* 竜の子TVアニメ・シリーズ タイムボカンシリーズ([[ポリドール]])
:: [[1989年]][[5月25日]]発売。3巻に第17話。5巻に第38話を収録。
:* ゼンダマン 無敵はステキ!ゼンダマン編([[パイオニアLDC]])
:* ゼンダマン ああ命のもと!ゼンダマン編(パイオニアLDC)
:: [[1998年]][[11月25日]]発売。それぞれ、第1話 - 第2話、第51話 - 最終話収録。
; LD
:* タツノコハイパーコレクションLDボックス ゼンダマン([[パイオニアLDC]])
:: Part1
:: Part2
; DVD
:* ゼンダマンDVD-BOX(パイオニアLDC)
:: BOX1 [[2002年]][[8月23日]]発売。
:: BOX2 2003年10月25日発売。
 
== 漫画 ==
* [[てれびくん]] 作画:[[宮のぶなお]]
 
== その他の作品での登場 ==
* [[1981年]][[3月]]公開の「[[東映まんがまつり]]」内で上映された『[[タイムパトロール隊オタスケマン#劇場版|タイムパトロール隊オタスケマン アターシャの結婚披露宴!?]]』に、他シリーズ作品の善玉・悪玉と共に、ゼンダマンとアクダマンが登場(実はトンマノマントによる幻影)、劇中ではゼンダライオンの出撃シーンと、第1話のゼンダライオンと箱船メカとのメカ戦が挿入された。ただし上映時間の関係上、「レールシステムメカのパーツが余って箱船メカが一旦停まってしまう」シーンは省かれた。
* 1981年[[11月7日]]放送の『[[ヤットデタマン]]』第40話「六周年だよ! 舞台中継」に、ゼンダマン・アマッタン・紋者博士・アクダマン・ニャラボルタが、他作品の善玉・悪玉と共に、観客役で出演している。
* OVA『[[タイムボカン王道復古]]』の第1話ではゼンダマンの2人が「オール3悪メカメカ猛レース」の観客として、レースの参加者としてアクダマンが登場。搭乗メカはアクダライオン(劇中ではアクダマライオンと呼称。本作品とは異なり喋らない)。終盤マージョ一味([[タイムボカン]])の罠にかかるもいち早く脱出に成功、ゴール直前でムージョのお色気ポーズを披露するほどの余裕を見せるもドロンボー一味([[ヤッターマン]])が追い上げてきたことで慌てて発進しようとするも罠からの脱出でエネルギーを使いすぎてしまっており、リタイア。さらにはムージョが怒りに任せて自爆スイッチを押してしまった(実際の爆発シーンはなし)。
* [[2000年]]に発売された[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]用ゲーム『[[ボカンGoGoGo]]』ではシャレコウベメカ、ゼンダライオンが登場。アクダマン側は不思議な力を持った花・シュヤクノザを巡るレースに参加。レース勝利後、ムージョの色仕掛けによりドクロベエからシュヤクノザの蜜を飲むと玉のような肌になるという情報を聞き出す。しかし飲んだ後、玉のような肌どころか玉そのものになってしまい、駆けつけたゼンダマンに嘲笑される。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
== 外部リンク ==
* [http://www.tatsunoko.co.jp/works_animation/archive/zendaman.html タツノコプロによる作品紹介]
 
{{前後番組
|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[フジネットワーク|系列]]
|放送枠=[[フジテレビ土曜夕方6時台枠のアニメ|土曜18:30 - 19:00]]
|番組名=タイムボカンシリーズ<br />ゼンダマン<br />(1979年2月3日 - 1980年1月26日)
|前番組=[[ヤッターマン|タイムボカンシリーズ<br />ヤッターマン]]<br />(1977年1月1日 - 1979年1月27日)
|次番組=[[タイムパトロール隊オタスケマン|タイムボカンシリーズ<br />タイムパトロール隊オタスケマン]]<br />(1980年2月2日 - 1981年1月31日)
}}
 
{{笹川ひろし監督作品}}
{{タイムボカンシリーズ}}
{{リダイレクトの所属カテゴリ
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|header=この記事は以下のカテゴリでも参照できます
|redirect1=ゼンダマン ピラミッドの謎の箱だよ!ゼンダマン
|1-1=1980年のアニメ映画
|1-2=日本のオリジナルテレビアニメの劇場版
|1-3=自律ロボットを題材とした映画作品
|1-4=東映まんがまつり
|1-5=古代エジプトを題材とした映画作品
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[[Category:アニメ作品 せ|んたまん]]
[[Category:タイムボカンシリーズ]]
[[Category:1979年のテレビアニメ]]
[[Category:変身ヒーロー]]
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[[Category:ギャグアニメ]]