「悪魔くん」の版間の差分

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: 漫画版では妻の血縁にあたる少女ミコもかわいがっていた。また、東嶽大帝の打倒後に真吾と契約を結び、世界平和の活動に協力する。ファミコン版では仲間にはならないが、研究所で魔法の開発をサポートする役割で登場している。
====== 十二使徒 ======
: 悪魔くんの仲間である十二組の白悪魔<ref group="注">ただし第十使徒鳥乙女ナスカだけは例外的に悪魔と人間の[[混血]]。</ref>たち。ファウスト博士によると「悪魔の中でも人間に近い心の持ち主」とされる。人間には好意的で、人間と悪魔が仲良く暮らせる世界を築くことを目標にしており、サシペレレや幽子のように、人間界で人間に混じって暮らしている者もいる。「第○使徒」の数字は全員揃った後に運命数から決められたもので、能力の優劣や使徒に加わった順とは無関係である。個々に初登場話の記述がない者は第1話から登場している。百目とメフィスト二世以外の使徒達は「見えない学校」にいるので、有事の際には真吾が呪文を唱えて魔法陣から呼び出している。
:漫画版では魔法陣を使ったのはメフィスト二世の初登場シーンだけで、それ以外の使徒達は基本的に「見えない学校」から直接出動している。真吾がソロモンの笛に付いているソロモン玉を使って呼び出すこともあるが、これで呼び出されると使徒の消耗が激しいためか、あまり使われなかった。東嶽大帝打倒後は魔界に帰って勉強しているとメフィスト(1世)が語っている。
:漫画版・アニメ版の個々に初登場話の記述がない者は第1話から登場している。
; [[メフィスト]]二世
: 声 - [[古川登志夫]]
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; [[ユルグ]]
: 声 - [[小林通孝]]<ref group="注">第10話では未クレジット。</ref>
: 第二使徒。アフリカ出身<ref name="bonbon">連載誌の特集記事の記述から。</ref>。アニメでは第8話初登場。蓑を着た<ref group="注">漫画版では着ていない。</ref>青い狐の妖怪で、半分眠っているかのようなぼんやりとした表情が特徴的。一人称は「オレ」。[[狐火]]を操っての直接攻撃やかく乱を得意とする。狐火を発動するときは「コーンエッサムコーン」と呪文を唱える。狐火には魔力を遮断、相殺する効果もあり、第12話で魔火に変えられた黒小人を戻したり、ベルゼブブが持つ占い杖の予知能力を封じたりした。序盤は非協力的な面が見られたものの、いざというときの仁義には厚い。寡黙でクールな性格だが、時折ユーモラスな一面ものぞかせる。
: 物語序盤から中盤までは敵キャラクターの猛攻に対しても呑気な対応が目立ったが、終盤での厳しい戦いにはシリアスな態度が見られるようになった。
; [[ヨナルデパズトーリ]]
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: 声 - [[西原久美子]]<ref group="注">第22話では未クレジット。</ref>
: 第四使徒。日本出身<ref name="bonbon"/>。赤いおかっぱ髪に黄色い服にサロペットスカート姿の小柄の少女。外見はほとんど人間のため、真吾の友達として貧太たちとも親しくなっている。豆ユーレイといわれる小型の幽霊の群れを使役する他、「照魔鏡(しょうまきょう)」という敵の魔力を反射・吸収することが出来るアイテムを使いこなす。また、霊感が非常に強く、他の使徒が気付かないような微かな霊気も察知することができる。メフィスト二世とは逆に特殊能力を使う相手に強く、歯痛殿下や透明魔人などの術使いとの戦いでよく活躍している。同じ子供悪魔のため百目と仲が良く、一緒に行動することが多い。また、百目と鳥乙女から、ちゃん付けで呼ばれている。メフィスト二世に好意を抱いている。
: 少々怖がりで恥ずかしがりやな性格だが、いざというときは逃げ出したりせず勇敢に戦う。また、戦闘能力は高く、第25話で花火幽霊に取り憑かれて真吾達の敵に回った<ref group="注">豆ユーレイに関しては変化していない。</ref>際には、照魔鏡でメフィスト二世の魔力を跳ね返反射して倒していた。
:漫画版では真吾に好意を持っており、モスに対して「悪魔くんに手を出したら許さないわよ」と凄んだり、ミコと一緒にいる真吾に詰め寄ったりと、かなり積極的で強気な性格である。また、モスとの戦いで敵に叩かれたり噛み砕かれて餅状になっても死なないなど、強靭な生命力を持つ。ファミコン版では冷気の魔法も使う。『ゲゲゲの鬼太郎 第3作地獄編』に登場する同名の少女とは別人。
:; 豆ユーレイ
:: 声 - [[片石千春]]<ref>片石千春の事務所プロフィールより。</ref>ほか
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; [[ピクシー]]
: 声 - 西原久美子(赤ピクシー)、[[川島千代子]](青ピクシー)
: 第五使徒。漫画版では第4話でヨンノと入れ替わりで、アニメでは第2話初登場。手乗りサイズの鬼の姿で、赤ピクシーと青ピクシーの双子。薬草の調合に長け、戦闘では回復役に回る。この他、小さな棍棒を武器としている(調合時の[[乳鉢|乳棒]]も兼ねる)。ダジャレが趣味。ファミコン版でも体力や状態異常を回復する魔法を使う。
: 赤ピクシーは薄紫色の髪に黒色のパンツを履いて、一本角が生えており、紫の瞳をしている。ポジションは左
: 青ピクシーは黄色の髪にオレンジ色のパンツを履いて、二本角が生えており、紫の瞳をしている。ポジションは右
; [[百目]](ひゃくめ)
: 声 - [[深雪さなえ|室井深雪→深雪さなえ]]<ref group="注">15話から変更。14話のみ「<small>室井深雪 改め</small> 深雪さなえ」。</ref>
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; [[人虎|妖虎]](ようこ)
: 声 - [[丸山詠二]]
: 第七使徒。第5話初登場。[[中国]]出身。普段の姿は温厚な人間の老人だが、戦闘時や激昂した際には「風虎」と呼ばれる獅子の姿に変身をする。老人の方が本来の姿のようで、敵に倒されると元に戻ってしまう。体内に蓄えたアルコールを燃やして口から吐き出す火炎放射が武器。戦闘では同じ炎使いのユルグと一緒に戦うことが多い。
: アニメでは第5話初登場。無類の酒好きで、初登場時は悪魔くんへの協力よりも、自身の目的である究極の酒探しを優先する始末。9話で究極の酒を見つけ再登場し、僧魚がいる池に流し退治した。「校内では禁酒禁煙」の校則は真面目に守っている。ファミコン版では逆に水の魔法を使う。幽子からは「おじいちゃん」と呼ばれている。漫画版では人ガマと入れ替わりで登場
; 家獣バウー(かじゅうバウー)
: 声 - [[平野正人]]<ref group="注">第14話では未クレジット。</ref>
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; 象人(ぞうじん)
: 声 - [[西尾徳]]<ref group="注">第40話では未クレジット。</ref>
: 第九使徒。第3話初登場。[[インド]]出身で象顔の巨人の姿をした悪魔。その姿は[[ヒンドゥー教]]の神である[[ガネーシャ]]にも似ている。大食らいで怪力が自慢。体重が非常に重く、歩くだけで大地震が起きてしまうため、普段は[[念動力|念力]]で空中に浮いて移動する。戦闘では同じく巨体で怪力自慢の家獣と組んで戦うことが多い。「~だゾウ」が口癖。
: アニメ版では第3話初登場。元々は人間に迷惑をかけていた悪魔で、長年にわたり壺の中に封印されていたが、壺を開けたキリヒトの父に憑依して来日し、歯痛殿下との戦いを通じて真吾と知り合い、十二使徒に加わった。ファミコン版でも地震を操る魔法を使う。
; 鳥乙女ナスカ(とりおとめナスカ)
: 声 - 片石千春
: 第十使徒。真吾達からは「鳥乙女」と呼ばれており、クレッジットでも表記されている。その名の通り鳥の羽が生えた美少女で、髪の色は色の髪をしている。白い鳥の姿に変身したり、鳥と心を通わせることができる他、戦闘のときは「ピンクハリケーン」「ピンクタイフーン」で強風を起こして攻撃する。使命感が強い真面目な性格だが、第21話でメフィスト2世やこうもり猫と盆踊りに行くなど羽目を外して遊ぶこともある。[[ナスカ]]高原で生まれ育ったが、実は[[イースター島]]の[[鳥人]]悪魔族の母と人間の父との間に生まれたハーフであったことが第26話で明らかになった。その際にナスカの地上絵に込められた母の思いを知り、鳥人悪魔族としてのさらなる力に目覚め、ルキフェル四天王のグラシアラボラスを一人で倒せるほどの強さを得た。こうもり猫との絡みが非常に多く、だらしの無い態度を見せる彼にはしょっちゅう憎まれ口を叩きながらも、姉さん女房的な面倒見の良さも見せる。幽子、百目のことは、ちゃん付けで呼んでいる。漫画版では第6話で鳥人と入れ替わりで初登場。強風攻撃の他、[[モアイ]]を召喚する術も使用。イースター島の[[マケマケ]]神の化身である鳥人伝説と、南米アンデスの鳥人伝説をモチーフにしている。
; サシペレレ
: 声 - [[江森浩子]]
: 第十一使徒。第9話初登場で、最後に現れた使徒。浅黒い肌の少年型悪魔。常にパイプを咥えており、これを手放すと幼児化してしまう弱点がある。[[ブラジル]]出身でサッカーが趣味。見た目はほぼ人間のため、人間として人間界で暮らしているようで、地元ブラジルでは少年サッカーチームに所属している。脚力が強く、竜巻シュートという技で大風を起こせるほか、何にでも化けられる魔法が使える。アニメ版では第9話初登場で、最後に現れた使徒。初登場時はブラジルから日本にやってくる途中、僧魚にパイプを奪われた後洗脳され、サッカーによる竜巻シュートでメフィスト2世や百目を苦しめるが、妖虎が見つけた究極の酒で僧魚が退治されたため、パイプを取り返してもらって元に戻った。戦闘では同じ風使いの鳥乙女と組んで大竜巻を起こすことが多い。第15話では彼女と共にブリザードを起こした。真吾に変身してトラブルに巻き込まれたり、ゴモリーとの戦いで鳥乙女のために囮になるなど、仲間の身代りになって苦労することが多い。
: 漫画版では目玉椰子という親戚がおり、トン・フーチンとの戦いで救援に呼んでいた。ファミコン版では炎と混乱の魔法を使う。サシペレレはブラジル民話に出てくるいたずら者の黒い一本足の小人である。なお初登場時は一本足だったが、後に二本足に改められた。アニメ版では初登場時から二本足で、走る時は両足を揃えて飛び跳ねる。
; [[翼猫|こうもり猫]]
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====== 漫画版のみ登場した十二使徒 ======
: 漫画版の最初の数話に登場したが、途中からアニメ版の使徒(ピクシー、妖虎、鳥乙女ナスカ)と入れ替わりで登場しなくなった使徒たち。名前と出身国は連載誌の特集記事で紹介されている。運命数は不明。また、鳥人のみアニメでゲスト登場している。
:; 人ガマ
:: 丸い体の蛙のような悪魔。中盤まで登場していた。中国出身。
:; [[鳥人]](ちょうじん)
:: 声 - [[佐藤浩之]]
:: 鳥のような姿の悪魔。序盤のみ第4話まで登場。第6話で鳥乙女と入れ替わりで登場しなくなった。[[チリ]]出身。アニメでは第26話登場。
:; ヨンノ
:: ウサギのような耳と大きな頭を持つ悪魔。序盤のみ第3話まで登場。第4話でピクシーと入れ替わりで登場しなくなった。[[朝鮮]]出身。
 
===== 人間界 =====
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:; 先生
:: 声 - [[中友子]]<ref group="注">第12話では未クレジット。</ref>
:: 真吾のクラスの担任の女性教師。メガネをかけている。アニメでは第5話初登場。カルマから買った酒に酔っていた。漫画版・アニメ版とで容姿が異なる
====== 漫画版のみ登場したキャラクター ======
::漫画版オリジナルキャラクターで、アニメには登場しない。
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:: 声 - 難波圭一<ref>DVDより。</ref>
:: 第8話登場。こうもり猫が十二使徒の候補として集めてきた妖怪の一体。探している十二使徒が「沈黙」に関係するという真吾のタロットの啓示をもとに呼んで来たのだが、百目から気持ち悪いと言われたことに憤慨して怒鳴り散らしていた。本人曰く魔界では美人で通っているらしい。
:: 担当声優は未クレジットであった為不明であったが、DVDboxで担当声優がこうもり猫役の難波圭一だということが明らかになった。
:; 火だるま
:: 声 - 不明
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:: 声 - [[三浦雅子]]
:: 第15話登場。本来は心優しい蝶の妖精だが、女王ティタニアが人間界の醜い争いを嘆いて長い眠りについてしまった上に、自分も友達である蝶を面白半分に捕える人間を見たことで人間を憎むようになってしまう。そこをクエレブレに利用され、貧太や百目たちを捕えて蝶に変えた後に針で刺して復讐しようとしていた。助けに来た真吾たちを蝶たちとともに襲ったが、真吾や鳥乙女の説得を受けたことや、偶然ではあるが蝶の一匹がこうもり猫に助けられたことを知って考えを改める。
:: 漫画版では第5話登場。死者の魂から生まれた蝶の精霊で、キスした相手の魂を奪う能力があり、女の子の姿で貧太や情報屋、さらにはメフィスト2世の魂までも抜いてしまった。そして真吾の魂も奪おうとキスを迫ったが、彼には意図を見破られて抵抗される。そのため、本性を現して彼を連れ去り、繭に包んで蝶に変えた後に大きな針を刺そうとしたが、助けに来た幽子と戦闘になる。仲間の精霊を呼び出し、幽子をかみ砕かせたり叩いたりして餅状にしてしまったが、それでも死ななかった幽子の反撃で餅状になった彼女に包まれ、本来の多数の蝶の姿に戻って飛び去って行った。
:: 漫画版・アニメ版とで容姿が異なる。彼女の動機はアニメ版と同じで、無闇に蝶を捕える人間への復讐であり、冒頭で蝶集めに興じていた真吾たちも幽子から諭されて反省した。
:; [[ティターニア|ティタニア]]
:: 声 - [[土井美加]]
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:: 声 - 頓宮恭子<ref group="注">情報屋を演じているため未クレジット。</ref>→[[大野由佳]](第32話)
::第3話、第32話登場。
:;航海士
:: 声 - 掛川裕彦
::第4話登場。
:;貧太の両親
:: 声 - 上村典子(母)、屋良有作(父)
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:: 声 - [[真地勇志]]
::第20話登場。
:;旅行者
:: 声 - 掛川裕彦
::第26話登場。
:;長老
:: 声 - [[石森達幸]]
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:: 声 - 上村典子
:: 第30話登場。
:;大男
:: 声 - 堀之紀
:: 第30話登場。
:;女客
:: 声 - 渡辺裕美
:: 第32話登場。
 
:; 劇場版に登場する悪魔
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:: 漫画版オリジナルキャラクターで、アニメには登場しない。下記以外にも、水木しげるの妖怪画の山魈やゴモラーに酷似した名称不明の悪魔が東嶽大帝の部下として登場している。
::;[[プルガサリ|不吉虫]]
:::第4話登場。巨大な芋虫の姿をした妖虫。鉄の体を持ち、鉄を食って限りなく成長する。家庭のフライパンや自動車、さらには電車や線路などの鉄部分も食い荒らして社会を混乱させた。体は非常に丈夫で、メフィスト二世の攻撃やガソリンの炎も通用しなかったが、鉄を錆びさせる塩水には弱く、海水を浴びせられて骨になり退治された。
::;目玉椰子
:::東嶽大帝の部下トン・フーチンにソロモンの笛とメフィスト二世を奪われるという危機を切り抜けるためにサシペレレが呼び寄せた悪魔。姿は巨大な椰子の木のようで、実の部分が目玉に、根が足になっており歩き回ることもできる。サシペレレの親類なので黒悪魔ではないようだが、目玉を落として人に食いつかせ、やがて目玉椰子に変えてしまうという恐ろしい能力を持つ。手違いがあって一時は真吾やファウスト博士に食いついたが、最後にはトン・フーチンに食いついて椰子の木に変えた。
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:::巨大な馬の体に七本の竜の首を持ち、火を操る魔物。とある小さな村の山の上に棲んでおり、その村の一人の青年に自分の魔力「火気」をまとわせて、彼の行く先で火事を起こさせていた。村を追われた青年は、埋れ木茂のアシスタントになったことで真吾と知り合い、彼についた「火気」をメフィスト二世が見つけたことから背後にいる魔物の存在に気付き、退治に来た真吾たちの攻撃をバリアで無効化したが、半妖怪の血が流れていてフォービと似た体質を持つ青年にはバリアが効かず、真吾の形態催眠で巨人化した青年との格闘に敗れて退治された。
::;バーゲスト
:::「犬の王者」を自称する魔界の妖犬。犬にしか読めない「においで書かれた本」を使って野良犬に自分を召喚させ、犬たちを率いて地上を犬の楽園にしようとした。目から石化光線を出し、人間を石化してしまう。真吾たちとの戦いでは、メフィスト二世や家獣などを石化させたが、真吾が作った魔法陣に捕まった後、こうもり猫に挑発され逆上して魂の姿で食いつこうとしたところを壺に入れられ、地の底深くに封印され、メフィスト二世や家獣達の石化が解けた。
::;ヴイイ
:::地底二千メートルにあるという地下世界の住人で、巨大な一つ目を持つ。地上の子供たちを地下世界へ連れてきて、「妖気機関車」を掘り出すために強制労働させていた。真吾たちとの戦いで妖気機関車を動かしかけたが、メフィスト二世の電撃で妖気機関車ごと生き埋めとなり、機関車の内部に取り残されていたヨナルデを引き渡して逃げて行った。