「大入道」の版間の差分

:[[三重県]][[四日市市]]で毎年10月に行なわれる[[諏訪神社 (四日市市)|諏訪神社]]の祭礼[[四日市祭]]は、[[大入道山車]](三重県有形民俗文化財)で知られる。これは諏訪神社の氏子町の一つである桶之町(現在の中納屋町)が、[[文化 (元号)|文化]]年間に製作したものとされ、都市祭礼の風流のひとつとして、町名の“桶”に“大化”の字を当てて「化け物尽くし」の仮装行列を奉納していたものが進化したものと考えられているが、以下のような民話も伝えられている。
:桶之町の醤油屋の蔵に老いた狸が住み着き、農作物を荒らしたり、大入道に化けて人を脅かしたりといった悪さをしていた。困り果てた人々は、狸を追い払おうとして大入道の人形を作って対抗したが、狸はその人形よりさらに大きく化けた。そこで人々は、大入道の人形の首が伸縮する仕掛けを作り、人形と狸での大入道対決の際、首を長く伸ばして見せた。狸はこれに降参し、逃げ去って行ったという<ref>{{Cite book|和書|author=村上健司|title=日本妖怪散歩|edition=|year=2008|publisher=角川書店|series=[[角川文庫]]|isbn=978-4-04-391001-4|pages=237-238}}</ref>。
:また、反物屋の久六のもとに来た奉公人が実は[[ろくろ首]]であり、正体を見られ消息を絶った彼を偲び製作したという話もある<ref>[http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/minwa/hokusei/yokaiti/index.htm| 四日市市 大入道]</ref>。
:高さ2.2メートルの山車の上に乗る大入道は、身の丈3.9メートル、伸縮し前へ曲がる首の長さは2.2メートル、舌を出したり目玉が変わる巨大なからくり人形である。これを模して首の伸縮する大入道の紙人形も地元の土産品となっている。また毎年8月に開催される市民祭の[[四日市祭|大四日市まつり]]にも曳き出されるなど、四日市市のシンボルキャラクターになっている。なお四日市市の[[ゆるキャラ]]「こにゅうどうくん」は彼の息子という設定。
 
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