「ゴジラvsビオランテ」の版間の差分

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* ゴジラ造形に関して大森・川北両監督は、『[[ゴジラ (1984年の映画)|ゴジラ]]』の際に「白い目の視点の定まらないゴジラではなく、動物としてのゴジラ」を造形スタイルとして考えついたという。
* 『[[デーモン小暮のオールナイトニッポン]]』にてスペシャル番組が組まれた。当初小暮独自にやっていた一コーナーであったが、東宝が最終的にタイアップをアピールして来たため、以前自分の[[ミュージック・ビデオ|MV]]にゴジラの出演のオファーを断られたデーモンは「今度は(ゴジラを)貸してくれるよな」とコメント。リスナーの投稿も「ゴジラ対ジラース、同時上映キンゴジ対モスゴジ」といったマニアックな投稿と、そのネタが解らないのに爆笑する小高恵美などの場面もあった。
* 本作より[[防衛省|防衛庁]]が協力としてクレジットされ、東宝特撮史上最大規模の協力体制が敷かれた<ref>{{Harvnb|平成ゴジラパーフェクション|2012|p=142}} 「平成ゴジラバーニング・コラム」No.001。</ref><ref group="注">基本的に映画の撮影などでの協力では「広報活動」の一環として、それぞれ陸・海・空の幕僚監部広報を経由して方面総監部・師団などの各部隊へ協力要請や支援計画が練られているが、人件費は発生しないうえに小銃などの実物火器は劇中では使用せずに玩具類を活用するほか、車両を運用する場合における燃料費などは使用車両への燃料補給などによる実物給付による対応となる。</ref>。黒木をはじめとする「特殊戦略作戦室」と階級の「特佐」は現実の自衛隊には存在しないものであり、自衛隊の広報より「特殊戦略作戦室なんて組織はありません。特佐なんて階級もありません。」と言われ、これを大森が「映画ですから」となだめ、自衛隊側は「今回だけですよ。次回からは自衛隊にある組織と階級で作ってください。」と言われたという<ref>DVDのオーディオコメンタリーにて大森らが言及している。</ref><ref>[https://www.sankei.com/west/news/180714/wst1807140008-n2.html 【銀幕裏の声】ゴジラ関西へ上陸!(上)平成ゴジラ誕生の舞台裏、監督が明かす秘話(2/3ページ) - 産経WEST]</ref>。ただし、これは結果的に成功した設定でもあり、作中で佐官の黒木が中心となってゴジラ攻撃の指揮を執ったり、自衛官の最上位である統幕議長の決定を独断で無視したりする<ref group="注">その運用レベルが方面隊相当である大規模部隊の運用において、一般には中隊長レベルの指揮官であるはずの3佐たる佐官が指揮することは、上級指揮官が現場で死亡するか指揮を執れない状態に陥った場合を除いて通常はあり得ないうえ、上級者である陸幕長たる将官の決定を無視することは服務規程に反しており、本来は処分対象となる。</ref>シーンを「実際の自衛隊では絶対にありえないが、東宝の方で架空の設定を作って頂いて幸いだった」と防衛庁(当時)の広報官が語っている<ref>{{Cite book |和書 |chapter=飽食ニッポン対自衛隊、最後の聖戦! |editor = 別冊宝島編集部 編 |yeardete = 1999-08-09 |title = 裸の自衛隊 |publisher = [[宝島社]] |series = 宝島社文庫 |pages = {{要ページ番号|date=2015年9月}}303-304 |isbn = 4796615644 4-7966-1564-4}}</ref>。
* 舞台が大阪ということもあり、劇場公開の前後には[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]が『[[CINEMAだいすき!]]』の放送スタイルに近い形の「ゴジラ特集」を組み、公開までの数か月間、毎土曜深夜に過去のゴジラ作品ほぼすべてが放送された。番組内では、映画放送後に監督や脚本家へのインタビューのほか、スーツアクターへのインタビューなども放送された。
* ゴジラが大阪の市街地を破壊するシーンの一部には、前作『ゴジラ』の映像が流用されている。また、ゴジラが大阪湾に出現した際には[[大阪城ホール]]における[[斉藤由貴]]の「[[夢の中へ]]」のイントロが流され、それに続く大阪の人々が避難するシーンで権藤が「夢の中へ」の歌い出しを口ずさんでいる。