「ルノー・R.S.19」の版間の差分

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プレシーズンテストでは、特筆した記録は残しておらず、リカルドのリアウイングのトラブルはあったものの、PUの性能向上には成功し、前年がPUを含めたトラブルでテスト時間が減ったことを考慮すれば順調な形でテストを終えた。
 
だが、開幕戦から第4戦までのフライアウェイではPUの信頼性の問題に直面し、マシンの戦闘力で向上した点がPUの問題で相殺されて、序盤戦は躓くこととなった。チームとしても予選の好不調が激しく、決勝も開幕戦[[2019年オーストラリアグランプリ|オーストラリアGP]]でのヒュルケンベルグの7位入賞、第3戦[[2019年中国グランプリ|中国GP]]では2台でのQ3進出達成とリカルドの7位入賞を果たすが、実戦においてPUのトラブルが多発<ref>[https://formula1-data.com/article/china-day3-renault-2019 リカルドが移籍後初完走&入賞も、またもルノー製MGU-Kにトラブル発生 / F1中国GP《決勝》] - formula1-data.com・(2019年4月15日)2019年4月15日閲覧</ref>。現に第3戦まで成績を比較すれば、ルノーPUを供給する4台のうち少なくとも1台がPUが原因でリタイアする状況であり、同じ供給数のホンダPUより完走率が低い状況であった。特に第2戦[[2019年バーレーングランプリ|バーレーンGP]]はルノーF1としてのダブル入賞目前でリタイアとなったように、入賞のチャンスをPUのせいで失うパターンもあった。
 
実際、前年が大半のレースで1台が予選Q3進出と決勝での入賞を記録する好調さに比べれば不調気味であり、ヒュルケンベルグ<ref>[https://www.as-web.jp/f1/473594?all ルノーPUの信頼性不足にヒュルケンベルグが苦言。「経験とポイントが犠牲になっている。すぐにでも解決策が必要」] - www.as-web.jp・(2019年4月19日)2019年4月29日閲覧</ref>とリカルド<ref>[https://jp.motorsport.com/f1/news/renault-in-performance-stalemate-on-friday-ricciardo/4385621/ ルノー、アップデートに好感触も”行き詰まり”? リカルド「ポテンシャルはあるはず」] - jp.motorsport.com・(2019年5月11日)2019年5月13日閲覧</ref>の両名から苦言を呈されたように、マシン開発に課題を抱えた状況である。マネージングディレクターの{{仮リンク|シリル・アビテブール|en|Cyril Abiteboul}}は、シーズンオフはPUのパワー向上に集中した結果、パワーは向上したものの信頼性は標準を下回ったと語り、その原因としてMGU-Kとコンロッド(第2戦でヒュルケンベルグがリタイアに追い込まれた)を挙げている<ref>{{Cite web|url=http://www.as-web.jp/f1/487022?all|title=信頼性不足に悩んだルノーF1、「パワーユニットの基本的な部分に問題があった」と代表が明かす|publisher=auto sport web|date=2019-05-29|accessdate=2019-06-04}}</ref>
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