「Tierra (コンピュータプログラム)」の版間の差分

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'''ティエラ''' (Tierra)とは、[[生態学|生態学者]]の[[トーマス・S・レイ]]が[[1990年代]]に開発した、[[生物]]の[[進化]]を[[シミュレーション|模擬]]する[[プログラム (コンピュータ)|コンピューター・プログラム]]である。[[人工生命]]の一形態として例に挙げられる。ちなみに、Tierraとは[[スペイン語]]で「[[地球]]」という意味である。
 
==概要==
ティエラは、起動するとコンピューター内に[[仮想マシン]]を作りだし、「スープ」あるいは「メインメモリ」と呼ばれる適当なサイズの[[メモリ]]を確保する。スープは仮想生物が暮らすための空間であり、ここに展開されたバイトコードは仮想生物の[[遺伝子]]にあたる。仮想マシンは、遺伝子を[[機械語]]として解釈し、実行する。
 
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ティエラは、命令語セットの取りかたにより、いくつかの種類が存在する。仮想生物がネットワークを介して、他のコンピューターと行き来できるバージョンも開発されている。また、ティエラを参考にして開発された、[[Avida]]というプログラムも存在する。
 
==詳細==
一般的な[[進化計算|進化的コンピューター・プログラム]]では、仮想生物の遺伝子を解釈して何らかの出力を得、ここから「[[適応度]]」を数値として求めて仮想生物を淘汰する。しかしティエラでは、適応度を求める関数は用意されていない。ティエラの仮想生物がもつ遺伝子は自身を複製するための機械語であるが、これが不適切な場合は子孫を残せず死を待つのみとなる。
 
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== 外部リンク ==
 
*[http://www.his.atr.jp/~ray/tierra/index.html Tierra home page]