「核磁気共鳴画像法」の版間の差分

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1983年に入ると、[[放射線医学総合研究所]]に常伝導垂直型MARK-J(0.15T)が導入され、同型機が藤元病院(現[[藤元総合病院]])に設置された。さらに、国立大学一号機として[[ブルカー|ブルッカー]]社製常電導機BNT-1000J(0.15T)が[[東北大学]]抗酸菌研究所に導入された。同年5月に[[慈恵医大病院]]に厚生省から認可を受けた東芝の商用機の1号機が設置された<ref>[http://toshiba-mirai-kagakukan.jp/learn/history/ichigoki/1982mri 日本初のMRI装置]</ref>。
 
現在{{いつ|date=2013年2月}}<!-- See [[WP:DATED]] -->、[[超伝導電磁石]]を使用し強磁場を発生させることで、画像を精細かつ高コントラストで構成できるものが製品化されている。多くの施設では0.5[[テスラ (単位)|テスラ]]から1.5テスラの超伝導電磁石を用いたMRIが使われているが、最近{{いつ|date=2013年2月}}<!-- See [[WP:DATED]] -->では3テスラの超高磁場装置が日本国内でも臨床使用が認められるようになり、大規模病院を中心に普及が始まりつつある(2007年末において約100台稼働の見通し)。研究用としては、[[理化学研究所]]に[[バリアン・メディカル・システムズ|バリアン]]製の4.0テスラの装置、[[国立環境研究所]]にバリアン製の4.7テスラの装置、[[新潟大学]]脳研究所や自然科学研究機構 生理学研究所に、人体を撮像可能な[[ゼネラル・エレクトリック]]製の7テスラの装置が設置されている。
 
主に[[永久磁石]]を使用するオープン型MRIは、冷凍機の運転や[[ヘリウム]]補充が不要などランニングコストが低いため<ref>{{cite journal |和書|author= |authorlink= |coauthors= |year=|date=1992年 |month= |title=核磁気共鴫現象による生体計測のための基礎的検討 |journal=北海道大学電子科学研究所技術部技術研究報告集, |volume= |issue= |pages=52-57 |id= |url=http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/1445/1/KJ00000697021.pdf |accessdate= |quote= }}</ref>、中小規模の医療機関に広く普及している。低磁場なので騒音が少なく、漏洩磁場も少ないメリットのほか、ガントリ開口径が広いので心理的な圧迫感が少なく、外部からのアプローチも容易である。この特徴を生かし、小児や閉所恐怖症患者の検査、[[椎間板ヘルニア|腰椎椎間板ヘルニア]]に対するレーザー治療などの術中(インターベンショナル)MRIに用いられる。