「ドナルドのジレンマ」の版間の差分

一年前
(一年前)
とある[[精神科医]]にデイジーダックが相談にやってきた。デイジーは淡々と事態を語りだす。
 
数日1年前、あるの日に恋人のドナルドダックと一緒に公園でデートをしていた時の事。近所にある高層ビルの99階の窓から黄色い花が植えてある[[鉢植え]]が落下してきて、ドナルドの頭を直撃してしまったのだ。
 
デイジーの介抱によってドナルドの意識が戻るものの、ドナルドの様子が変わっているのをデイジーは感じていた。ドナルドは立ち上がり、身なりを整えておじぎすると突然歌い始めた。その歌声は、デイジーもうっとりし、涙ぐんでしまうほどの美声であった。歌い終わるとデイジーは拍手し、握手しようとしたのだが彼女に対するドナルドの眼差しは[[氷]]のように冷たかった。ドナルドは[[記憶喪失]]になって、デイジーのことを忘れてしまったのである。
 
ボーイフレンドの変貌ぶりに呆然としてしまったデイジーが言葉をかける間もなく、ドナルドは有名な[[プロダクション]]に連れ去られてしまう。後に残っていたのは、ドナルドの頭の上に乗っていた黄色い花だけであった。今やドナルドを見ることが出来るのは、レコードのジャケットや[[新聞]]を通してだけとなったデイジーは泣き暮らし、食事も喉を通らず[[自殺]]を考えるまでに落ち込んだ。その時、[[ラジオ]]の公開放送が近場で行われるのを耳駆けつけてもし、大急ぎで身支度を整えチケット売り場へ向かう。しかしそこにすでに長蛇の列があり、チケットはデイジーの前で完売してしまっていて、う。やむを得ず楽屋口で待っていても他のファンに揉みくちゃにされるが、なんとしてもドナルドに会いたい一心から、彼女はそこで夏も、冬も待ち続けることにやがて再び夏が訪れ、しびれを切らしたデイジーはドナルドに会おうと変装したり、暴力に訴えたりするもうまくいかず、ようやく会えたドナルドは、やはり氷のような眼差しでデイジーを見た挙げ句、[[10セント硬貨 (アメリカ合衆国)|10セント硬貨]]を投げてよこしただけだった。
 
そして、現在。デイジーの話を聞いた精神科医は鉢植えが落下したことでドナルドが変化したことを指摘し、ドナルドをこのまま世界のスーパースターにしておきたいのか、それとも自分一人のものにしたいのか、デイジーに意思確認をする。間髪を入れず、自分だけのものと答えたデイジーに精神科医は思い出の黄色い花を鉢に植え、ある行動を実行することを提案する。そしてデイジーは言われたとおりに[[ステージ]]で歌うドナルドの頭に鉢植えを落下させる。美声で歌っていたドナルドの声はあっという間に元に戻り、観客のブーイングを受けて劇場から放り出される。記憶も元に戻り、楽屋口で待っていたデイジーと再会を果たすのだった。
匿名利用者