「連合国軍最高司令官総司令部」の版間の差分

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=== 言論統制 ===
総司令部が政策として最初に行ったことは[[検閲]]である。[[1945年]](昭和20年)9月に発した「[[プレスコード]]」などで軍国主義的、戦前から戦中の日本を肯定、連合国軍の行為を批判、[[原子爆弾]]や無差別[[空襲]]の被害、などを[[ラジオ]]や[[新聞]]と[[雑誌]]、一般市民発行の本などを厳しく取り締まり<ref>[[検閲]]物はGHQの文官プランゲ博士が米国メリーランド大学へ移管して後年に[[プランゲ文庫]]として公開されている。</ref>、言論を統制した。プレスコード通達直前には「言論及び新聞の自由に関する覚書」([[SCAPIN]]-16) を発し、言論の自由の制限は最小限度に止める、GHQ及び連合国批判にならずまた世界の平和愛好的なるものは奨励とされたが、これに違反したとして[[朝日新聞社]]は二日間の業務停止命令を受けた。また、貧困や人種差別など米国社会の暗黒面を描いたアメリカ文学作品の翻訳出版も許可しなかった<ref name=yajima>『ラ・ジャポネーズ』矢島翠、筑摩書房、1990、p245</ref>
 
「掲載禁止、削除理由の類型」―占領軍批判、検閲への言及、本国主義的宣伝、封建思想の賛美など30項目もあった<ref>[PDF] 占領下の児童書検閲</ref>。