「上申書殺人事件」の版間の差分

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元暴力団組員は「先生」との共同殺人のあと、自分に不義理を働いた人物らに制裁を加えるため1人を川に突き落として水死させたのち、もう1人の自宅を襲撃してその場にいた全員を監禁、高濃度の覚醒剤を注射して彼の知人女性を中毒死させ、部屋を放火するという'''宇都宮監禁殺人事件'''という別事件で上記の判決を受けていた。
 
元暴力団組員が上申書で告発したきっかけは、「先生」が首謀した殺人事件の報酬を受け取る約束が、直前に別の刑事事件で逮捕・長期勾留されたことで「先生」に反故にされたこと、世話を頼んだ舎弟が自殺した際に舎弟の財産が「先生」の手により処分されたことであった。上申書の中では「先生」や舎弟(別事件の共犯らおよび自殺した人物)だけでなく、「先生」と関わりのある会社経営者や死亡者の家族らも「先生」同様逮捕を免れた共犯として名前が挙がっていた。
 
== 上申書の事件 ==
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:1999年11月中旬に「先生」が金銭トラブルを巡ってネクタイで男性の首を絞めて殺害し、茨城県[[石岡市]]のある会社まで運び、敷地内の焼却場で、「先生」が新聞紙を丸めて火を付け廃材と一緒に焼いた。
:被害男性は推定60歳代だが名字しかわからなかった。遺体が焼かれて残っていないだけでなく、身元確認も困難な状況となった。
:この事件で「先生」は億単位の金を入手した。
;北茨城市生き埋め事件
:1999年11月下旬に「先生」が埼玉県[[大宮市]](現[[さいたま市]])の資産家男性(当時70代)を[[水戸市]]の駐車場で拉致して[[北茨城市]]の「先生」の所有地まで運んで穴を掘り、穴の中に入れて[[生き埋め]]にして殺害した。男性の土地はいったん「先生」名義になった上で、その後売却された。
:被害男性は特定されており、男性の[[住民票]]移動や土地[[登記]]の移動も上申書の通り裏付けられた。
:しかし、「先生」所有の土地で遺体が見つからなかった(「先生」が証拠隠滅のために、遺体を掘り起こして別の土地に移したという情報がある)。そもそも、被害男性は身寄りがないため、[[DNA鑑定]]しても本人確認が難しいという問題があった。
:この事件で「先生」は約7000万円を入手した。
;日立市ウォッカ事件
:「先生」が2000年7月中旬から借金を抱えていた茨城県[[阿見町]]の[[カーテン]]店経営者(当時67歳)を[[日立市]]内の事務所等で[[軟禁]]状態に置き、[[糖尿病]][[肝硬変]]を患っていた被害者の体調悪化を狙って、1ヶ月間にわたって大量の酒を与えた。同年8月中旬に「先生」の自宅で高アルコール濃度の[[ウォッカ]]を無理やり飲ませ、病死に見せかけて殺害。遺体を[[七会村 (茨城県西茨城郡)|七会村]](現[[城里町]])下赤沢の山中の林道に運んで遺棄した事件。8月15日に遺体が発見された。当初は警察から「事件性無し」と処理した結果、残された家族は生保会社2社から約1億円の生命保険金を手にしたが、大部分の保険金は「先生」たちによって山分けされた。
 
==刑事裁判==