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[[image:Mendelejevs periodiska system 1871.png|thumb|300px|right|メンデレーエフの短周期表。まずVIII族元素が遷移金属と呼ばれるようになる。]]
[[image:IUPAC Periodic Table.PNG|thumb|300px|right|[[IUPAC]]分類に従い3族から11族までを遷移元素とした長周期表。]]
最初に遷移金属という言葉が使われるようになったのは19世紀の最終四半世紀ごろであり、当時は周期表のVIII族(現在の第8族-第10族)に属する元素を指していた。
[[ドミトリ・メンデレーエフ]]が周期表(短周期表)を作成した当時はまだ[[希ガス]]が[[同定]]されておらず、今日の第3族–第7族元素で発見されているものも少なく、また発見されていたものが多い第8–第10族元素に属する元素であっても1つの族(VIII族)にまとめられていた。というのも、短周期表を区分する[[物性]]や化学的性質は、[[s電子]]や[[p電子]]など、主に最外殻電子の性質に由来するものであり、[[d電子]]や[[f電子]]などの内殻電子の構成に由来する元素の変化は目だって現れなかったためである。メンデレーエフは原子量順に並べると、化学的性質の異なるVII族とI族の間に、性質の似通った3つの元素の組から構成されるVIII族元素が配置できることを見出し、これら金属元素は19世紀の最終四半世紀ごろからVII族とI族を繋ぐ元素グループという意味で「遷移金属」([[:de:Übergangsmetalle]]/[[:en:transitional metal]])と呼ばれるようになった<ref name=jce2003>{{en icon}} {{cite journal | journal = Journal of Chemical Education | volume = 80 | issue = 8 | year = 2003 | url = http://www.uv.es/~borrasj/ingenieria_web/temas/tema_1/lecturas_comp/p952.pdf | title = The Place of Zinc, Cadmium, and Mercury in the Periodic Table | first = William B. | last = Jensen | pages = 952–561 | doi = 10.1021/ed080p952}}</ref>。▼
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その後、[[量子化学]]により元素のもつ[[電子殻]]の構造が理解され、K、L、M電子殻やそれを構成するs、p、d、f[[電子軌道]]など電子ブロック分類に基づく長周期表や[[拡張周期表]]で元素が分類されるようになり、第
== 特徴 ==
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