「本の雑誌社」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
タグ: 2017年版ソースエディター
→‎雑誌「本の雑誌」について: 沿革、記事内容の整理
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
51行目:
 
== 雑誌「本の雑誌」について ==
=== 沿革 ===
小部数の「書評とブックガイド」の[[ミニコミ]]雑誌としてスタート。椎名のコラムの独特の文体や、従来の書評誌になかったエンタテインメント中心の書評、ユニークな特集、独特の連載陣の発掘などで、人気を博す。1984年から「活字のコラムマガジン」に方針転換し、メジャーな雑誌へと変貌を遂げる。
 
58 ⟶ 59行目:
同誌の「編集長」は一貫して椎名誠だったが(ただし創刊号のみ目黒が編集長)、椎名がメジャーな文化人として多忙となったため、「発行人」を2001年まで務めた目黒考二が、長らく実質の編集長役を務めてきた。目黒が降板後の「実質編集長」は、二代目発行人の[[浜本茂]]。なお、2011年1月号をもって椎名は編集人から退き、浜本が名実ともに編集長となった。また「本の雑誌社・顧問」だった目黒も、その職から退いた。
 
2008年12月発売の「本の雑誌」2009年1月号で、椎名誠のコラム『今月のお話』及び浜本茂の編集後記において、本の雑誌社が経営危機にあることが発表されている
巻頭のコラム「真空飛びひざ蹴り」も、長らく椎名が執筆していて、出版業界への辛口な発言で評判を博した。
 
[[2015年]]、第63回[[菊池寛賞]]を受賞<ref>{{cite web|url=http://www.hochi.co.jp/entertainment/20151014-OHT1T50092.html|title=吉永小百合、国枝慎吾らに菊池寛賞|publisher=[[スポーツ報知]]|date=2015-10-14|accessdate=2015-10-14|archiveurl=https://web.archive.org/web/20151016025834/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20151014-OHT1T50092.html|archivedate=2015年10月16日|deadlinkdate=2017年10月}}</ref>。
また、読書投稿欄「[[三角窓口]]」も、全国の読書好きが参加して盛り上がり、[[鈴木輝一郎]]などプロの作家の「常連投稿者」もいた(初期は、投稿一件ごとに椎名が独特の返答をしていて、それが名物であった)。また、[[中場利一]]や[[植上由雄]]は「三角窓口」の常連投稿者から作家やエッセイストになった例である。
 
=== 記事 ===
==== 新刊めったくたガイド ====
「新刊めったくたガイド」は、最近出版された書籍の[[書評]]記事である。3、4人の書評家が、それぞれ見開き1ページ分の書評を寄稿している。
 
==== 連載記事 ====
一般的な書評はもちろんのこと、編集部員2人が、各地の本に関連する場所や会社などに行く「本の雑誌おじさん2人組が行く!」などもある。さらには、[[立ち食い蕎麦]]めぐりをする「そばですよ」、[[ロト7]]を当てるまで買い続ける「私がロト7に当たるまで」などの書籍関連以外の連載もある。
 
==== 三角窓口 ====
また、読書投稿欄「[[三角窓口]]」、全国の読書好きが参加して盛り上がり、[[鈴木輝一郎]]などプロの作家の「常連投稿者」もいた(初期は、投稿一件ごとに椎名が独特の返答をしていて、それが名物であった)。また、[[中場利一]]や[[植上由雄]]は「三角窓口」の常連投稿者から作家やエッセイストになった例である。
 
==== 「本の雑誌」のベスト10 ====
毎年、「『本の雑誌』のベスト10」を発表しているが、普通の雑誌が、他から作家や評論家を呼んでベストを決めるのに対し、「本の雑誌」のベストは、[[椎名誠]]、[[目黒考二]]以下、編集部員、営業部員などの「本の雑誌社の社員全員」で座談会方式で決定するユニークなものである。第一位は、椎名のゴリ押しで、椎名が推した本になることが多い(「この本を一位にしてくれたらいい。あとは任せる。」が椎名の決まり文句)。
 
==== 過去の連載記事 ====
2008年12月発売の「本の雑誌」2009年1月号で、椎名誠のコラム『今月のお話』及び浜本茂の編集後記において、本の雑誌社が経営危機にあることが発表されている。
巻頭のコラム「真空飛びひざ蹴り」、長らく椎名が執筆していて、出版業界への辛口な発言で評判を博した。
 
=== その他 ===
2015年5月、創刊40周年を記念して、『完全復刻版「本の雑誌」創刊号〜10号BOXセット』が刊行された。
 
[[2015年]]、第63回[[菊池寛賞]]を受賞<ref>{{cite web|url=http://www.hochi.co.jp/entertainment/20151014-OHT1T50092.html|title=吉永小百合、国枝慎吾らに菊池寛賞|publisher=[[スポーツ報知]]|date=2015-10-14|accessdate=2015-10-14|archiveurl=https://web.archive.org/web/20151016025834/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20151014-OHT1T50092.html|archivedate=2015年10月16日|deadlinkdate=2017年10月}}</ref>。
 
==「別冊本の雑誌」==