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{{Infobox 有機化合物
'''無水フタル酸'''は分子式C<sub>8</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>、示性式C<sub>6</sub>H<sub>4</sub>(CO)<sub>2</sub>Oで表される分子量148.1の[[芳香族]][[カルボン酸]]の酸無水物。[[フタル酸]]を[[硫酸]]を用いて分子内脱水することで得られる。もともと安定な化合物を分子内で脱水することで得られる物質なので、他の[[カルボン酸無水物]]と同じように容易に水と反応してもとのフタル酸に変化する。
| name=無水フタル酸
| 構造式=[[Image:Phthalic anhydride structure.png|116px|無水フタル酸]]
| IUPAC=phthalic anhydride(許容慣用名)
| 別名=
| 分子式=C<sub>8</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>
| 分子量=148.12
| CAS登録番号=85-44-9
| 形状=無色固体
| 密度= 1.53| 相=固体
| 相対蒸気密度=
| 融点= 131| 融点注=
| 沸点= 284| 沸点注=(昇華)
| SMILES=C1=CC=C2C(=C1)C(=O)OC2=O
| 出典=<!--en:Phthalic anhydride: mp,bp,density.-->
}}
 
'''無水フタル酸'''(むすい&mdash;さん、phthalic anhydride)は分子式 C<sub>8</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>、示性式C<sub>6</sub>H<sub>4</sub>(CO)<sub>2</sub>O表される分子量 148.112 の[[芳香族]][[カルボン酸]]の酸無水物]]。[[フタル酸]]を[[硫酸]]を用いて分子内脱水することで得られる。もともと安定な化合物を分子内で脱水することで得られる物質なので、他の[[カルボン酸無水物]]と同じように容易に水と反応してもとのフタル酸に変化する。
'''無水フタル酸'''の2004年度日本国内生産量は256,991tである。
 
'''無水フタル酸'''の2004年度日本国内生産量は 256,991t991 tである。
 
無水フタル酸と[[フェノール]]を分子間脱水により結合することで[[フェノールフタレイン]]が得られる。これは[[酸塩基指示薬]]として広く用いられる。また、無水フタル酸と一級[[アミン]]を加熱することにより[[フタルイミド]]が得られる。これはアミノ基の[[保護基]]として用いられ、[[水酸化ナトリウム]]水溶液と加熱、あるいは[[ヒドラジン]]と処理することによって元のアミンを再生する。
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* [http://www.meti.go.jp/statistics/data/h2d4k00j.html 日本国 経済産業省・化学工業統計月報]
 
{{SciChem-stub|むすいふたるさん}}
 
[[Category:有機化合物カルボン酸|むすいふたるさん]]
 
[[en:Phthalic anhydride]]
[[it:Anidride ftalica]]
[[pl:Bezwodnik ftalowy]]