「モンゴル語」の版間の差分

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モンゴル人民共和国は、[[ソ連崩壊]]に伴い社会主義を脱却し、民主主義を果たして、新生[[モンゴル国]]となったが、その際に、民族意識の高揚と共に、伝統的なモンゴル文字を復活させようという動きが一時高まった。[[1991年]]には国家小議会 第36号決定において、[[1994年]]からのモンゴル文字公用化が決定され、その準備が指示された。
 
しかし、内モンゴル自治区の新たな文字表記との接触がほとんどなかった一般国民の間では、「モンゴル文字」イコール「話しことばとは無関係の文語」というイメージが定着してしまっており、言語そのものと文字の関係に関する正しい理解が得られなかったことなどから、一時期は正式に計画されていたモンゴル文字への全面的な切り替えは正式に中止された。
 
現在、モンゴルの一般教育では、週1時間のモンゴル文字の時間が設置されているが、社会的にはすっかり無関心になっていることもあり、生徒達も自分の名前をモンゴル文字で書ける程度である。なお、モンゴル政府は、パソコン上での使用のための[[ラテン文字]]への置換え基準を正式に制定したが、国民の規範意識は低く、[[電子メール]]などでは個人によってバラバラの表記が通用している。