「ありふれた職業で世界最強」の版間の差分

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: [[ゲームクリエイター]]の父と[[少女漫画]]家の母の仕事を手伝っている所為で学校ではいつも居眠りをしている{{Sfn|小説1巻|loc=プロローグ}}。学校のマドンナの香織に親身にされていることで、ほとんどのクラスメイトから敵愾心を持たれている{{Sfn|小説1巻|loc=プロローグ}}。そのため、やっかみを受けていたが、それをまったく気にしておらず、雫からは「(心が)とんでもなく強い人」と評されていた。また、観察眼に優れており、イシュタルの本質を見抜いたり、戦況を冷静に把握して最善の行動をとることが出来る。
: クラスメイトと共に異世界トータスに召喚されるが、天職が戦闘に向かない最弱の錬成師だったため周りから「無能」の烙印を押される{{Sfn|小説1巻|loc=第一章 異世界召喚とありふれた天職}}。オルクス大迷宮での訓練の途中で、現れたベヒモスからクラスメイト達を守るために錬成師の能力を駆使して単独で抑えていたが、クラスメイトの檜山によって奈落の底へと突き落とされ、そこで魔物に襲われて左腕を失う。逃げた先で回復効果のある神結晶と神水を発見したことによって生き延びるが、左腕を失ったことによる[[幻肢痛]]や壮絶な空腹感で苦痛を味わうという理不尽な状況に心身共に絶望に追い込まれる。しかし、尋常ならざる生への執着心と故郷に帰りたいという確固たる意思で人格が歪みながらも再起する{{Sfn|小説1巻|loc=第二章 奈落の底の化け物}}。その際、世界を"敵"と"それ以外"の二つに分け、自分の目的や生存を阻む敵は誰であろうと殺す、という価値観が形成された。
: 再起した直後は、生きるために魔物を仕留めてその肉を喰らい、魔物の肉の猛毒と神水により身体の破壊と再生の繰り返しという地獄の苦しみを味わった。幾度も身体の破壊と再生が繰り返された結果、筋肉が発達して身長も10cm以上伸び、髪は白くなっている。また、自分と同等または格上の魔物を喰らうことでステータスが上がり、その魔物の能力を取り込める特異体質になる。さらに迷宮内で熱や衝撃に強いタウル鉱石と[[火薬]]に近い性質をもった燃焼石を発見したことがきっかけとなって、大型[[リボルバー]]式拳銃『ドンナー<ref group="注">Donner、ドイツ語で「雷、雷鳴」という意味。</ref>』の製作に成功した{{Sfn|小説1巻|loc=第二章 奈落の底の化け物}}。
: その後、左腕を奪った爪熊と再戦して勝利した後、オルクス大迷宮の探索を開始。50階層で封印されていたユエと出会う。ユエを解放した後は最奥部を目指し、そこで待ち構えていたヒュドラと右目を失うほどの死闘の末倒す。そこで最奥部で解放者のオスカー・オルクスが遺したこの世界の真相を知るが、ハジメはそれを気にすることなく、手に入れた神代魔法の一つ"生成魔法"で左腕の義手と魔眼石で作った右目の義眼を製作して装着(右目を隠すために[[眼帯]]もつけている)し、元の世界へ帰る方法を探すべくユエと共に旅立つ。
: 元来は積極性を見せないものの温厚で優しく、いざとなれば勇敢さを見せる正義感の強い性格だったが、奈落に落ちた後は理不尽な状況への絶望と憎悪から精神の均衡が崩れて[[パラダイムシフト]]を起こし、一人称は「僕」から「俺」へと変化、敵と認識した者に対してはたとえクラスメイトでも一片の容赦もなく殲滅する冷徹さと誰に対しても尊大な態度を取る傍若無人さを持つ以前の姿からは考えられない性格に豹変する。ただ、境遇の似たユエと出会えたことによって完全な外道には堕ちずに済んでいる。再起する際にトータスやクラスメイトへの感情を一切捨て去ったため、地球に帰るためのこととユエ達を守ること以外は無心を貫いていたが、愛子にそれを寂しい生き方だと諭されてからは不器用ながら徐々に優しさを取り戻している。また、仁義を重んじており、ハウリア族との約束を守り通したり、自分の生存を知らせるべく香織を助けに行ったりしている。"特別"な存在のユエや自分に好意を抱くシア達のことは大切にしており、彼女らに危害を加えようとする者には容赦なく制裁もしくは威圧で黙らせる。不本意に義理の娘になったミュウには非常に過保護になり、ユエ達から「親バカ」と言われるほど。かつて[[中二病|厨二病]]をこじらせていたことから、それを黒歴史として触れられるのを非常に嫌がっており、変貌した姿を見て一日寝込んだり、雫に恥ずかしい異名で言葉攻めされて苦しんだりしていた。
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: 王都侵攻後、自分達の弱さを痛感し、世界を救う気が無いハジメに代わって世界を救うために神代魔法を手に入れるべく、ハジメの旅に強引に同行する。だが、その道中でも意見や価値観の違いなどから、度々ハジメと衝突する<ref group="注">衝突というより、ハジメに対抗心や敵愾心を抱く光輝の方から、一方的に突っかかる事態に発展する。</ref>。ハルツィナ樹海ではオルクス大迷宮以上に強力な魔物に苦戦し、試練をクリアすることが出来なかったため、龍太郎と鈴共々昇華魔法を手に出来なかった。
: 氷雪洞窟では、最後の試練である虚像との勝負中に偶然居合わせたハジメとそのハジメに背負われて幸せそうに眠る雫の姿を目撃してハジメへの劣等感や雫達の独占欲が遂に爆発し、自身を口車に乗せた虚像と共闘してハジメに襲い掛かる。虚像と融合して能力の底上げまでするが、冷静さを欠いた攻撃が届く筈もなく虚像諸共ハジメに敗北し一人だけ変成魔法を習得できずに終わった。
: なお、自分の正義を妄信するようになったのは、能力の高さゆえに地球で失敗や挫折を経験したことがないことに加えて憧れだった敏腕弁護士の祖父・完治がもっと年を重ねてから光輝に伝えようとした清濁併せ持った体験談を話す前に急死し、現実では通用しない理想的な正しさを抱いたまま成長してしまったことが原因である。
: 専用アーティファクト”[[聖剣]]”は光属性の力を増幅し、手元から離れても光輝の呼び出しに応じて手元に戻る。昇華魔法を習得したハジメによって改造が施され、出力が向上した。
; 白崎 香織(しらさき かおり)
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: オルクス大迷宮で自身の軽率な行動でベヒモスが現れてしまう。囮になっていたハジメを助けるべくクラスメイトがベヒモスに一斉に魔法を放っている最中、どさくさに紛れてハジメに魔法の火球を放って奈落に落ちる原因を作る。しかし、その日の夜にハジメを奈落に落とした罪悪感を誤魔化すために必死に正当化しようと自分に言い聞かせていたところを恵里に見られ、口止めする代わりに言いなりになることを脅迫される。さらに見返りとして香織を与えることを提案されたため、これを承諾する。
: カトレアとの戦いでハジメが生きていたことに愕然とし、ハジメに付いて行こうとする香織を必死に止めようとしたが、火球を放ったことがハジメにバレていることを悟り、暗に脅されてやむなく諦める。その後、香織を奪われたことに激しく憤り、香織を手に入れるためにそのまま恵里と協力関係になり{{Sfn|小説4巻|loc=エピローグ 狂気と迷いと這い寄る銀の魔手}}、密かに騎士達を殺して傀儡兵にしていた。書籍版では、メルドにも騙し討ちして短剣を刺したが、致命傷に至らず逃げられる{{Sfn|小説6巻|loc=第一章 不穏の影}}。
: 王都侵攻では、恵里と共謀して重傷を負ったフリをし、駆け付けた香織を隙を突いて背後から剣で刺して殺害し、恵里の降霊術で香織を自分の傀儡にしようとしたが、キレたハジメに完膚なきまでに叩きのめされる。満身創痍ながらも凄まじい執念でハジメに襲い掛かり香織を奪ったことへの怒りをぶつけるが、「他者への不平不満ばかりで、自分では何も背負わず強者に媚びることしかできなかった生粋の負け犬」と罵倒され、最期は侵攻してきた魔物の群れの中に放り込まれ、生きたまま全身を食われて死亡した{{Sfn|小説6巻|loc=第四章 裏切り}}。
; 中野 信治(なかの しんじ)
: 年齢:17歳 / 性別:男 / 天職:炎術師