「太平御覧」の版間の差分

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宋は国内情報が国外の敵に流出するのを恐れて、『太平御覧』を含めた文献資料の海外持ち出しを禁じていた。
 
同盟国であっても、[[高麗]]は宋を範にするために『太平御覧』を重視し、提供を繰り返し願い出ているが、その度に却下され続けた。[[徽宗]]の登輝の祝賀に際して派遣された高麗の官僚の努力で下賜がまとまり、高麗の実務行政の長と一行が訪問し携えて帰国し、1101年(粛宗6年)念願の『太平御覧』1000冊を入手することができた<ref>「[http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00106199-00000014-0267.pdf?file_id=64434 通典の諸版本について]」</ref>。
 
日本では、1174年(治承3年)2月、宋船が持ち込んだ宋版摺本の260冊を平清盛が即購入している。その後コピーの副本が作られ、12月16日、孫でもある東宮(2歳、後の安徳天皇)が清盛の自邸西八条第に訪れた際に、オリジナルが最高級の舶来品・唐物として献上された。うち3冊は、濃い蘇芳裏地の浮線綾柄の美麗な織物に銀の松枝と宝玉で飾った極めて豪華なものであったという
<ref>「図説中国印刷史」 - ISBN 4762950408</ref>
<ref>「唐物の文化史―舶来品からみた日本」 ISBN 4004314771</ref>
<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1918034/118 「山槐記」治承3年2月13日] - 国立国会図書館デジタルコレクション</ref>
<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1918034/170 「山槐記」治承3年12月16日] - 国立国会図書館デジタルコレクション</ref>。
 
== 脚注 ==