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日本軍においては[[下士官]][[兵 (日本軍)|兵]]用の官給手袋(手套:「てとう」ないし「しゅとう」)として使用され、作業専用というわけではなく[[防寒具]]としても着用するものであった。
 
[[戦前]]の軍手も素材は[[メリヤス]]だったが、[[ニット]]による全面編み上げではなく、平りのメリヤスを織ってから、指の部分と、手の平の部分を別々に縫い上げる製法となっていた。また、手首部分に[[ゴム]]は織り込まれておらず縁に色などは付されていない白一色のものであった。
 
[[戦後]]になってもこれらの製法は基本的に変わらず、生産量も限られ、比較的高価だった。[[1950年代]]に指の部分を縫える半自動機織り機が開発され生産量が倍増し、一挙に低価格化が進んだ。[[1955年]]、作業時の安全性を向上させるため手首の部分にゴム糸を挿通して編み上げる「ゴム入り安全手袋」が[[島精機製作所]]の島正博によって発明された。[[1963年]]には同じく島精機製作所により全自動シームレス手袋編機(初期型)が開発されたが、当時の生産技術力では安定した精度を実現できなく、指先を丸型から角型に変更した全自動手袋編機を[[1965年]]に開発した。加工技術が確立された[[1970年]]に、指先を丸型に編み込む全自動シームレス手袋編機を島精機製作所は開発、完全に機械による全自動化となり、製法を含め現在の物と同様の軍手が完成された。