「酸化チタン(IV)」の版間の差分

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== 発がん性 ==
世界保健機関は「発がん性の可能性がある」と指摘している。特に粉塵に関しては、疎水性の微粒子が肺に与える影響が懸念されている。[[国際がん研究機関|IARC]] は、発がん性に関してグループ3(ヒトに対する発癌性が分類できない)に分類していたが、2006年にグループ2B(人に対して発がん性がある可能性があるもの)に変更している<ref name=monographs />。妊娠中のマウスに皮下注射された酸化チタン(IV)ナノ粒子が、胎児の未発達な血液脳関門や精巣関門を通過して脳や精巣に到達し、機能低下を引き起こしたという報告もある<ref name=Ken2011 />。しかし現在まで食品添加物に使用されてきた実績があり、発がん及び有害性の報告は一件もない。また食品添加物として懸念されているものは粉体TiO2であり、基材と一体化した強固なコーティングは含まれない。
 
== 出典 ==