「オデッセイ・アンド・オラクル」の版間の差分

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『'''オデッセイ・アンド・オラクル'''』(''Odessey and Oracle''<ref group="注釈">「オデッセイ」の本来のスペルは「Od'''y'''ssey」だが、本作のタイトルは間違ったスペルのものが採用されている。</ref>)は、[[イギリス]]の[[ロックバンド]][[ゾンビーズ]]の通算2作目のアルバム。[[1968年]][[4月19日]]に[[コロムビア・レコード]]からリリースされた。
 
[[2012年]]に[[ローリング・ストーン]]誌が発表した「Rolling Stone's 500 Greatest Albums of All Time」の100位にランクインしている<ref>{{Cite web|url=https://www.rollingstone.com/music/lists/500-greatest-albums-of-all-time-20120531|title=The RS 500 Greatest Albums of All Time : Rolling Stone|publisher=[[ローリング・ストーン|Rolling Stone]]|date=2012-05-31|accessdate=2019-01-05}}</ref>。
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レコーディングには、[[ビートルズ]]の『[[サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド (アルバム)|サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド]]』で使われたものと同じ、スチューダー社の4トラック・レコーダーが使用された<ref>{{cite book |author=Kevin Ryan |author2=Brian Kehew |title=[[:en:Recording The Beatles|Recording The Beatles]] |year=2006 |publisher=Curvebender |isbn=0-9785200-0-9}}</ref>。ロッド・アージェントと[[クリス・ホワイト]]によってアルバムのモノラル・ミックスが作成されCBSに提示したが、CBSはステレオ・ミックスも要求。既にアルバムに必要だった制作費を使い切ってしまっていた為に、ロッドとクリスは自費で[[1968年]][[1月1日]]にステレオ・ミックスを作成したが、「今日からスタート」は、エンジニアがモノラルマスターを制作する際にホーンセクションを直接マスターテープにオーバーダビングしてしまったので、ステレオ盤にも関わらず、本曲だけはモノラルで収録された(後に編集版などでステレオ・ミックスは陽の目を見たが、当然ホーンセクションは収録されていない)。
 
本作では多大にサイケデリックムーブメントの影響を受け、サウンド面でも[[メロトロン]]を多数の曲で導入するなど意欲的な作品だったが、メンバーの中でポールとコリンはセールスに伸び悩むバンドの将来に対し明るい見通しが立たないことに幻滅しており、レコーディングが進むにつれてメンバー間の人間関係が悪化。ポールは銀行のコンピュータープログラマー、コリンは保険のセールス職を見つけており、録音中には既に解散が決定的になっていた。特にコリンは当初「[[ふたりのシーズン]]」を歌うことを拒絶、代わりにロッドが歌うことを勧めたが、その後ロッドの説得により消極的ながらもリードボーカルを受け持った。そのため、本作に収録の楽曲が当時のメンバーでライブで演奏されることはなかったが、[[20012008年]]の再結成から14年後の[[2015年3月]]に『オデッセイ・アンド・オラクル』発売40周年を記念した特別公演でライブ初披露となった。なお、このライブでは[[9月30日2004年]]から10月かけて行なわれ死去し北米ツ[[ポール・トキンソン]]を除くオリジナル・メンバで全曲演奏され4名が再結集した<ref>{{Cite news|title=ゾンビーズ、再結成で(The Zombies)の名作『オデッセイ・アンド・オラクル』ツアー、40周年記念ライヴがDVD化|url=https://www.barkscdjournal.jpcom/main/news/?id=1000117911|date=2015the-07-21|accessdate=2019-01-05zombies/27223|work=[[BARKS]]CDJournal ニュース|publisher=株式会社シーディージャパンミュジックネットワークナル|date=2009-11-09|accessdate=2019-06-21}}</ref>。
 
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== 脚注 ==
=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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