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{{otheruses|アニメ作品|本作品の舞台となる架空の宇宙移民船|新マクロス級超長距離移民船団}}
{{Pathnav|マクロスシリーズ|frame=1}}
{{Infobox animanga/Header
|タイトル=マクロス7
|ジャンル=[[サイエンス・フィクション|SF]]・[[ロボットアニメ]]
}}
{{Infobox animanga/TVAnime
|原作=[[河森正治]]
|監督=[[アミノテツロー]]
|企画=[[大西良昌]]
|シリーズ構成=[[富田祐弘]]
|脚本=富田祐弘、[[大橋志吉]]<br />[[隅沢克之]]、アミノテツロー
|キャラクターデザイン=[[美樹本晴彦]](原案)<br />[[桂憲一郎]]
|メカニックデザイン=[[宮武一貴]]、河森正治
|アニメーション制作=ヒーロー(第1話 - 第34話)<br/>[[葦プロダクション]]
|製作=[[MBSテレビ|毎日放送]]、[[ビックウエスト]]
|放送局=[[MBSテレビ|毎日放送]]・[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]
|放送開始=[[1994年]][[10月16日]]
|放送終了=[[1995年]][[9月24日]]
|話数=全49話+テレビ未放送話3話<ref group="注" name="regular">初回放送時に未放映という意味であり、後年に他局で全話放映した例はある。</ref>
}}
{{Infobox animanga/Manga
|タイトル=マクロス7 バルキリーロック
|作者=[[おちよしひこ]]
|出版社=[[小学館]]
|掲載誌=[[月刊コロコロコミック]]
|開始号=1994年11月号
|終了号=1995年3月号
|話数=全5話
}}
{{Infobox animanga/Manga
|タイトル=マクロス7thコード
|作者=叶之明
|出版社=[[角川書店]]
|掲載誌=[[マクロスエース]]
|レーベル=
|開始号=Vol.001(2009年1月)
|終了号=Vol.008(2011年3月)
|発売日=
|開始日=
|終了日=
|発表期間=
|巻数=全1巻
|話数=
|その他=
|インターネット=
}}
{{Infobox animanga/Other
|タイトル=関連項目
|コンテンツ=
* [[マクロス7 トラッシュ]]
* [[マクロス7 ドッキングフェスティバル 歌は銀河を救う]]
* [[マクロス7 (ラジオドラマ)]]
* [[マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!]]
* [[マクロス ダイナマイト7]]
* [[マクロスFB7 オレノウタヲキケ!]]
* [[Fire Bomber]]
}}
{{Infobox animanga/Footer}}
{{ウィキプロジェクト アニメ}}
 
『'''マクロス7'''』(マクロスセブン、MACROSS 7)は、[[1994年]][[10月16日]]から[[1995年]][[9月24日]]まで、[[MBSテレビ|毎日放送]](MBS)を製作局として、[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]([[テレビ高知]]を除く)で放映された[[テレビアニメ]]である。全49話+テレビ未放送話3話<ref group="注" name="regular"/>。
{{TOC limit}}
 
== 概要 ==
『[[超時空要塞マクロス]]』の続編として、[[OVA]]『[[マクロスプラス]]』と並行して11年ぶりに企画・[[制作]]されたテレビシリーズ。前作から35年後の世界を描いており、一部のキャラクターも登場するなど、直接的な繋がりを見せる。突如謎の敵の襲撃を受けた[[宇宙移民]]船団[[新マクロス級超長距離移民船団#マクロス7船団|マクロス7]]を舞台に、歌にすべてを懸けるロックボーカリスト、[[Fire Bomber#熱気バサラ|熱気バサラ]]が戦場で自分の歌を伝えようと挑戦する姿を描く。
 
原作・スーパーバイザーに[[河森正治]]、シリーズ構成に[[富田祐弘]]、キャラクター原案に[[美樹本晴彦]]、メカニックデザインに河森と[[宮武一貴]]など、前作における主要スタッフが本作においても中心的メンバーとして参加している。アニメーション制作はヒーロー(第34話まで)と[[葦プロダクション]]が担当し、監督には新たなファン層を開拓するため、これまでシリーズに無関係だった[[アミノテツロー]]が起用された<ref name="TIAS55">「スタッフインタビュー2 監督 アミノテツロー」『THIS IS ANIMATION SPECIAL マクロス7』小学館、1995年、55頁。</ref>。『超時空要塞マクロス』のメカ作画監督、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の作画監督を務め、「[[板野一郎#板野サーカス|板野サーカス]]」と呼ばれる独特の戦闘シーン描写で注目された[[板野一郎]]は『マクロスプラス』の[[特技監督]]を務めており、本作には参加していない<ref group="注">劇場版『[[マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!]]』では[[原画]]の一部を担当している。</ref>。
 
「[[歌]]」「[[可変戦闘機 (マクロスシリーズ)|可変戦闘機]]」「[[三角関係]]」という「[[マクロスシリーズ]]」における三大要素は本作でも健在であるが、実写的な作りである『マクロスプラス』とは対照的に、「明るいマクロス」<ref name="TIAS55"/>で、キャラクター性を押し出したストーリーを志向している<ref>インタビュー:河森正治「「マクロス7」は「マクロス」を超えられるか!?」『[[アニメージュ]]』1994年11月号、8頁。</ref>。リアリティのある兵器・戦闘描写が評価されていた旧作とは一線を画し、戦場で自らの危険を顧みず熱唱する主人公の熱気バサラが繰り広げる数々の論理性・合理性を超越した行動は、原作者の河森自身が「リアリズムに対する一種の破壊行為」<ref name="AM199511">「河森正治さんが語る僕と「マクロス」の12年」『アニメージュ』1995年11月号、徳間書店、79 - 83頁。</ref>と評するような作風を構築する一方、きわめて重いテーマ(後述)を内包した作品でもあり、一連のシリーズの中では「異色作」<ref>[http://www.cdjournal.com/main/news/fire-bomber/25779 『マクロス7』の人気ロック・バンド、FIRE BOMBERが再結成!アルバム&ライヴを開催] CDJournal.com 2009年8月21日掲載</ref>とも評価される。
 
== 作品解説 ==
=== 背景と意図 ===
本作はもともと[[アメリカ合衆国]]より[[ハリウッド]]での[[マクロスシリーズ#幻の企画|実写劇場版]]製作の企画を持ちかけられた際に、当時の子供の間では『マクロス』の知名度が低かったことから、日本国内でOVAとテレビアニメの新作を展開して人気を獲得しようという意図の下に企画された<ref name="AM199410">原口正宏「テレビとビデオの境界線が消える時」『アニメージュ』1994年10月号、徳間書店、27頁。</ref>。異なるメディアでの同時展開の理由について製作会社[[ビックウエスト]]の大西加紋は、テレビアニメの内容面やスケジュール面での制約から「[[マニア]]層」を納得させる水準維持が難しく、そうした層を取り込むためにOVAでの展開と両方が必要であったという趣旨の発言をしている<ref name="AM199410"/>。
 
『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』以降の10年間「マクロスにはもう手を出さない」と言ってきた河森は、それをやる以上は「路線継承だけはせずにファンを裏切ろう」と思い<ref name="BC145">インタビュー:河森正治『B-CLUB vol.145』、バンダイ出版課、1997年、23頁。</ref>、[[バンダイビジュアル]]のプロデューサーである高梨実より企画を持ちかけられた際に一度は断るが<ref name="TIAS56">「スタッフインタビュー3 原作 メカニックデザイン 河森正治」『THIS IS ANIMATION SPECIAL マクロス7』小学館、1995年、56頁。</ref>、その後1週間考えた結果<ref>インタビュー:河森正治『オトナアニメ Vol.10』洋泉社、2008年、50頁。</ref>、「歌うパイロット」というアイデアを思いつき、もう一捻りして「スポンサーに却下されるかもしれないけど、戦わない主人公はどうだろう」と考えた<ref name="BC145"/>。
 
高梨は、構想としては『7』よりも先に『プラス』の劇場版とOVAがあったとしており<ref>『マクロスデジタルミッションVF-X 最強攻略ガイド』小学館、1997年、110頁。ISBN 978-4091025777</ref>、河森も先に『プラス』のイメージが固まり、テレビ版は難航の末に「戦わない主人公」というアイデアを思いついたのちにヒロインや敵の設定もでき、富田、美樹本、宮武ら旧作のスタッフが加わって企画が具体化したと述べている<ref name="TIAS56"/>。河森は後年のインタビューでは、『7』だけでは前作と極端に変わるため、同時に『プラス』を制作することを提案したところ、両方通ったと語っている<ref>小柳大輔「河森正治が解く、マクロス9つの定義。」『Cut No.285』ロッキング・オン、2011年、25頁。</ref>。
 
構想の背景には『愛・おぼえていますか』のクライマックスにおいて、歌で異星人の心を目覚めさせながら敵軍のボス、[[超時空要塞マクロスの登場人物一覧#第118基幹艦隊|ゴル・ボドルザー]]だけは銃撃で決着をつけたという経緯があり、本作制作中には「劇場版でも弾を撃たなければ、本当の意味で時代を変えられたかもしれない。その深い心残りが今やっていることにつながっているような気がしますね」と語っている<ref>『月刊ニュータイプ』1995年4月号、角川書店、8頁。</ref>。
 
また、同時作業の『プラス』と似ていると頭の中で混乱する上つまらないので、昔のマクロスの要素をデフォルメして振り分け、『プラス』は実写寄り、『7』は[[漫画]]寄りと設定した<ref name="BC145"/>。『7』のコンセプトは「[[メカ]]ファンからそっぽを向かれる作品」と「空前にして絶後」であり、誰もこのあと真似をしようと思わないものを作ろうと思ったという<ref name="DW">『河森正治 マクロスデザインワークス』、ムービック、2001年、155頁。</ref>。
 
河森は「スタイル」から来る「思い込み」をあえて外すのが好みで、『7』は荒唐無稽に見えながらも「戦わずに歌う主人公」という点で、一見シリアスな装いを持った『プラス』よりも重いテーマを扱っていると語っている<ref>河森正治インタビュー『アニメージュ』1995年10月号、26頁。</ref>。また、アニメ作品をリアリティを込めて制作すると[[洗脳]]に近くなってゆくため、『7』のような「際どい」テーマを扱った作品の場合、海外旅行中に拳銃を突きつけられた状況で歌いだすといったような人間が万が一にも出る可能性を考慮して、そこまでは責任をもてないためにあえて漫画的な表現にとどめたという趣旨の発言もしている<ref name="AM199511"/>。その上で「スタイルは漫画ですけど、やっている内容はそんなに外れていないはずです。全部を小説のSFとして書くと、結構筋立って見えるはずですよ」とも述べている<ref name="DW"/>。
 
監督に起用されたアミノテツローは、テレビ版の『超時空要塞マクロス』を観たことがなく、旧作の影響を避け新しいものを作るために、本作の制作にあたってあえて同作品を観ることはしなかったと述べており<ref name="TIAS55"/><ref name="AM199411p10">「「マクロス7」は「マクロス」を超えられるか!?」『[[アニメージュ]]』1994年11月号、徳間書店、10頁。</ref>、旧作の設定などについては河森や富田の意見を聞きながら制作が行われた<ref name="TIAS55"/>。助監督として自ら志願して参加した藤本義孝([[ふじもとよしたか]])は『超時空要塞マクロス』の大ファンで、河森によると旧作のスタッフも忘れているようなことをファン視点で記憶しており、旧スタッフと新スタッフの橋渡し的な存在になっていたという<ref>『アニメージュ』1995年9月号、28頁。</ref>。
 
=== 評価 ===
本作では歌がとくに重要な役目を持っており、主人公である熱気バサラがボーカルを務める劇中のバンド、[[Fire Bomber]]自身が主題歌を担当し、挿入歌も数多く制作された。Fire Bomberの[[コンパクトディスク|CD]]アルバムとして発売された『LET'S FIRE!!』は[[オリコンチャート|オリコン]]初登場4位を獲得し<ref>{{Wayback|url=http://contents.oricon.co.jp/music/release/d/296387/2/|title=Fire Bomber-リリース-ORICON STYLE ミュージック|date=20130509031106}}</ref>、売り上げも{{要出典範囲|date=2018年9月|この年だけで40万枚を突破}}。[[1995年]][[日本ゴールドディスク大賞]]アルバム・オブ・ザ・イヤーアニメ部門を受賞するなど<ref>[http://www.golddisc.jp/award/10/index.html 第10回日本ゴールドディスク大賞]</ref>、アニメソングとしては異例の高セールスを記録した。
 
[[アニメ雑誌]]『[[アニメージュ]]』の第17回[[アニメグランプリ]](第7話まで)ではグランプリ作品部門で第5位<ref>『アニメージュ』1995年5月号、徳間書店、36-37頁。</ref>、翌年の第18回(最終話まで)では同部門で第4位を獲得した<ref>『アニメージュ』1996年5月号、徳間書店、26-27頁。</ref>。ただし、得票数ではどちらも上位作品に大差をつけられている。
 
一方で、バトロイド(人型ロボット)形態の頭部に「口」が設けられ、コントロールシステムがギターの形状になった[[可変戦闘機 (マクロスシリーズ)|可変戦闘機]]に搭乗し、戦場で戦わずに歌を歌う[[主人公]]をはじめとする、従来の「マクロスシリーズ」のイメージを覆すような作風に対しては、旧作のファンからの反発が少なからずあったとされる<ref>文 - 夏葉薫『オトナアニメ Vol.9』洋泉社、2008年、42頁。ISBN 978-4-86248-312-6</ref>。
 
主人公の行動については、河森は放映当初は主人公が戦わないことについて抗議を受けたが、ストーリーが進むにつれ今度は主人公が戦いそうになると抗議が来るようになったと語っており、「ファンの方にも、こちらの意図をくみ取っていただいて、本当にやった甲斐がありましたね。」と述べている<ref>河森正治インタビュー『マクロスプラス MOVIE EDITION』『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』劇場パンフレット、ビックウエスト、1995年。</ref>。
<!--評価について加筆される際は出典(情報源)の明記をお願いします。-->
 
=== 制作手法・特徴 ===
==== 歌・音楽 ====
作品の重要要素である「歌」に関して、『マクロス』では女性アイドル、『マクロスII』では歌巫女をフィーチャーしていたが、本作では男女ツインボーカルのロックバンドを中心に据えている。さらに新機軸として、キャラクターの通常の声を[[声優]]が演じ、歌の部分はプロのミュージシャンが担当するという方法が採られている。配役は先にミュージシャンを決めてから、歌の声と違和感のない声優を選ぶという形がとられた<ref>「マクロス音楽の真実 佐々木史朗 音楽プロデューサー」『語れ!マクロス』、ベストセラーズ、2013年、113頁。</ref>。ただし、その分業方式は放送開始後まで伏せられており、[[1995年]][[5月21日]]に[[日本青年館]]で行われたライブ『Let's Fire!!』において初めて明かされた<ref>『アニメージュ』1995年7月号、徳間書店、10頁。</ref><ref group="注">ライブでは最初に主演声優ふたりが登場し歌を披露、アンコールで初めて歌唱を担当したふたりが登場する。この模様はCD『LIVE FIRE!!』に収録されているが、トーク部分の収録はない。</ref>。例外的にミレーヌによるミンメイのカヴァーアルバムという設定の『[[Mylene Jenius sings Lynn Minmay]]』では、ミレーヌ役の[[櫻井智|桜井智]]が全編歌唱している。
 
また本編内では[[バックグラウンドミュージック]](BGM)がいっさい使用されておらず、使用される音楽はすべて作品世界内における歌や演奏、スピーカーから流れる音声といった「劇中曲」である(例外的に、楽器のない状況で登場人物が歌を歌った際、その場に存在しないはずの伴奏が流れることがある<ref group="注">代表的な場面としては第7話「サマーアクシデント」など。</ref>)。本作オリジナルの音楽に限らず、『[[超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-]]』や『[[マクロスプラス]]』などの挿入歌やBGMも使用されている。アミノはことさらに盛り上げるのを避け、ドキュメンタリー的な雰囲気作りを要求してこの方法をとったと語っている<ref name="AM199411p10"/>。
 
==== 映像・作画 ====
『マクロスプラス』では[[3次元コンピュータグラフィックス]](リンクス制作)を積極的に活用しているが、本作の[[オープニングアニメーション]]の一部でも使用されている。シティ7内にたたずむバサラから一気にカメラを引いてマクロス7全景が映るまでがワンカットで描かれた冒頭部分は、手描きのアニメーションと3DCGで描かれた背景が合成されている<ref name="EE2015-02">{{Cite web |url=http://www.toei-anim.co.jp/sp/ee_cgmovie/interview/023.html |title=3DCGの夜明け〜日本のフルCGアニメの未来を探る〜 【第23回/2015年2月号】 河森正治氏(アニメーション監督/メカデザイナー) |work=EE.jp |publisher=東映アニメーション |accessdate=2018-08-07}}</ref>。CGが「1分1億円」といわれていた当時、河森は『プラス』の取材のために訪れたアメリカ合衆国において、CGが「安い」という理由で用いられていたことに衝撃を受けてデジタル時代の到来を予感し、それに先んじるかたちで『プラス』でのCG導入を決め、より認知を広めるべくテレビアニメである『7』のオープニングでも用いることになった<ref name="EE2015-02"/>。当時は3DCGのみで完結するのが主流で、平面のアニメーションと3DCGの合成という手法はうまくいかないといわれていたが、河森は以前に手掛けたOVA『[[超時空要塞マクロス Flash Back 2012]]』で試みた映像表現の研究から、20度ほどの角度変化であれば手描き部分が平面であることが露呈しないという読みがあり、説得のすえに成立させることができたと語っている<ref name="EE2015-02"/>。リンクスの[[片塰満則]]は、「背景美術をそのまま動かすという狙いで創ったんです」と述べており、当該カットは「どの時点で画面を静止させても全体が[[背景|BG]]として見える」ようになっているという<ref name="AM19952">「緋と蒼のトリロジー -2つの「マクロス」の映像表現-」『アニメージュ』1995年2月号、30頁。</ref>。サビの一部でも3DCGが使用されており、ここに登場する主人公機VF-19改のCGモデルは、『プラス』第3話のラストに登場するYF-19のデータが一部流用されたものである<ref name="AM19952"/>。
 
当時の30分テレビアニメが一話あたり2,000枚から3,000枚程度の[[セル画]]で制作されていたのに対し、本作第1話での使用枚数はおよそ7,000枚とされている<ref>『アニメージュ』1994年12月号、13頁。</ref>。番組開始前に放映された特別番組『マクロス最速発進!!』では話数を指定せずに「7,000枚以上」と説明されている。最終話(第49話)を間近に控えた時期、藤本は[[バンクシステム|バンク]](使い回し)が15カットのみである最終話の作画枚数が「今までで一番多そう」と語り、冒頭ナレーション部分がないぶん、河森がみずから絵コンテを切った第27話「七色の歌エナジー」を越えるかもしれないと述べていた<ref>『アニメージュ』1995年10月号、19頁。</ref>。ただし、全般的にメカの戦闘シーンではバンクが多用されている。
 
==== 旧作・並行制作作品との関係 ====
作品の年代は2045年とテレビ版『超時空要塞マクロス』から35年後にあたり、劇場版『愛・おぼえていますか』は作品世界内で2031年に公開された映画という設定になっているが<ref>『アニメージュ』1994年12月号の9頁、『マクロスプラス MOVIE EDITION』『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』劇場パンフレットの「MACROSS HISTORY」など。</ref>、「[[メルトランディ]]」という呼称や[[エキセドル・フォルモ]]の容姿をはじめ、設定、メカニック・キャラクターデザインなど劇場版『愛・おぼえていますか』の要素も採り入れられている。これは、テレビ版『マクロス』や本作もまた作品世界内で歴史的事実を元に作られた作品(再現ドラマ)という設定であり、「史実」がテレビ版と劇場版のどちらか一方にのみあるからではないと説明されている。詳しくは項目[[マクロスシリーズ#作品の解釈|「マクロスシリーズ」の「作品の解釈」]]、[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか#補足|「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」の「補足」]]を参照。
 
『マクロスプラス』(2040年)から5年後が舞台になるため、[[メカ]]も試作機が制式採用される(YF-19からVF-19、YF-21からVF-22Sへ)、主力機がアップデートされる(VF-11BからVF-11Cへ)などの移行が設定されている。
 
==== キャラクターデザイン ====
キャラクターデザインは、主要キャラクターの場合は美樹本の原案をもとに[[桂憲一郎]]がアニメーション用のキャラクター設定を起こすという方式をとっている。美穂とサリー以外のオペレーター、ドッカー、ジャミングバーズなど、主要ではないキャラクターは桂のオリジナルデザインである<ref>桂憲一郎インタビュー『マクロス7 アニメーション資料集』93頁。</ref>。
 
==== メカニックデザイン ====
メカニックデザインは河森と、[[スタジオぬえ]]の先輩である宮武が分担して行い、統合軍側の可変戦闘機を河森が、艦船、敵可変戦闘機のバトロイド形態、敵生命体[[プロトデビルン]]などを宮武が担当した<ref name="M7AMp.140">河森正治インタビュー『マクロス7 アニメーション資料集』140頁。</ref>。宮武は他に、自身のデザインした艦船などが出る場面のレイアウト設定も担当している<ref>宮武一貴インタビュー『マクロス7 アニメーション資料集』197頁。</ref>。また、一部の敵兵器は、河森が企画していた『空中騎行戦記』(『[[天空のエスカフローネ]]』の原案)からデザインが転用されている。
 
本作では河森・宮武の共通認識として前作のように細部に凝った複雑なデザインとせず、[[ステルス性]]のある構成を取り入れている<ref name="M7AMp.140"/>。初期のカラーリング設定画では継ぎ目の線がすべて消されたものが描かれたが、実際にアニメーションで動かす際にチープな印象になることや、継ぎ目がないと形がつかみづらいという問題から、継ぎ目が足されることになった<ref name="M7AMp.140"/>。
 
==== アイキャッチ ====
CM前後に挿入される[[アイキャッチ]]はOVA版の未放送3話<ref group="注" name="regular"/>も含めて39種類のバリエーションがある。使用回数が多いものもあれば、1回しか使われなかったものもある。詳細は後述の「[[#各話リスト|各話リスト]]」を参照。
 
==== 次回予告 ====
次回予告は15秒で、すべて主人公バサラとヒロイン、ミレーヌの掛け合いによって構成される。多くの場合バサラの「過激にファイアー」「俺の歌を聞け」などといった台詞で締められるが、第32話 - 第34話、第36話、第37話における次回予告ラストでは『[[アニメージュ]]』1995年2月号で公募され、同年6月号で採用が発表された台詞が使用されている。
 
==== 告知 ====
主人公バサラが主役機ファイアーバルキリーに搭乗することは放映時まで極秘にされており<ref group="注">ただし放映開始前に無料で配布されていた模型情報誌では同機は「熱気バサラの機体」とされていた。</ref>、それに合わせてオープニング映像も第1話のみ、バサラがファイアーバルキリーに搭乗していることがわかるカットが別のカットに差し替えられている。また特別番組『マクロス最速発進!!』ではバサラが主人公であることには触れられず、重要人物の一人として紹介されている。
 
== あらすじ ==
{{main2|物語における大状況の詳細については「[[プロトデビルン#バロータ戦役]]」を}}
西暦2009年、地球人類は戦争しか知らない巨人型異星人[[ゼントラーディ人|ゼントラーディ]]と遭遇し、後に「[[第一次星間大戦]]」と呼ばれる史上初の星間戦争により滅亡の危機に瀕する。アイドル歌手[[リン・ミンメイ]]の歌をきっかけに、文化を獲得した一部のゼントラーディと共存することになった地球人類は、種の保存のため銀河各方面への移民を開始し、[[メガロード-01|メガロード級移民船]]に続き、100万人規模の[[新マクロス級超長距離移民船団]]を続々と送り出していった。
 
西暦[[2045年]]、新マクロス級7番艦[[新マクロス級超長距離移民船団#マクロス7船団|マクロス7]]を中核とする第37次超長距離移民船団(通称マクロス7船団)は移民惑星を求め、銀河を旅していた。船団内の居住スペースには、地球と変わらぬ町並みが再現されており、民間人・軍人合わせて100万人以上の乗組員が平和な日々をすごしていたが、ある日船団は正体不明の敵[[プロトデビルン#バロータ軍|バロータ軍]]の奇襲を受ける。彼らに「[[#バロータ軍関連|スピリチア]]」と呼ばれる生命エネルギーを奪われた兵士や市民は「生きる気力」とも言うべきものを失い、果ては生命活動を脅かすほどまでに影響を与える。
 
その中で、ロックバンド「[[Fire Bomber]]」のボーカリスト、[[Fire Bomber#熱気バサラ|熱気バサラ]]は、愛機[[VF-19 エクスカリバー|VF-19改]](ファイアーバルキリー)で戦場に飛び出し、戦うことなく歌を歌い続ける。その行為に対しマクロス7を守る[[マクロスシリーズの用語一覧#地球|統合軍]]のエリートパイロット、[[マクロス7の登場人物一覧#ガムリン・木崎|ガムリン・木崎]]は特に強い不快感を示し、Fire Bomberの新人[[Fire Bomber#ミレーヌ・フレア・ジーナス|ミレーヌ・フレア・ジーナス]]もバサラの意図を理解できず不満を募らせる。その一方で、敵味方の誰にも理解されない中で諦めず歌い続けるバサラに対し、わずかながらその姿勢に共鳴する人々も現れ始める。ミレーヌとガムリンは見合いをきっかけに次第に親密になり、バサラにも理解を示すようになってゆく。
 
バサラの歌はやがて敵の兵士の洗脳を解いたり、敵の中核的存在で、スピリチアを糧とする生命体「[[プロトデビルン]]」を追い払うといった効果を発揮するようになる。それに着目した統合軍はFire Bomberのメンバーを民間協力隊「サウンドフォース」として指揮下に置く。新開発された歌エネルギー変換ユニットなどを装着したサウンドフォースは襲い来るプロトデビルンを次々に撃退し、人々はそれに喝采を送るが、それは自分の歌を伝えたいというバサラの想いとは異なっていた。自分の歌が一向に伝わらないことで、バサラは歌う意味を求め放浪の旅に出かけ、その果てに迷いを振り切り再び歌い始める。
 
プロトデビルンとの戦いが激しさを増す中、バサラはただ銀河に向かって歌い続け、その歌はやがてプロトデビルンの心を揺り動かすことになる。バサラに触発され、自ら歌いだすことにより自己から湧き上がる無限のスピリチアの存在に気づいたプロトデビルンは、もはや人類からスピリチアを奪い取る必要がないことを悟って遠い宇宙へと飛び立ってゆく。
 
== 登場人物 ==
主な登場人物は以下の通り。
{{Main|[[マクロス7の登場人物一覧]]}}
 
; [[Fire Bomber#熱気バサラ|熱気バサラ]]
: [[声優|声]] - [[神奈延年|林延年]]、歌 - [[福山芳樹]]
: 本作の主人公。Fire Bomberのボーカル兼リードギター担当。
; [[Fire Bomber#ミレーヌ・フレア・ジーナス|ミレーヌ・フレア・ジーナス]]
: 声 - [[櫻井智|桜井智]]、歌 - [[チエ・カジウラ]]
: Fire Bomberのボーカル兼ベース担当。
; [[Fire Bomber#レイ・ラブロック|レイ・ラブロック]]
: 声 - [[菅原正志]]
: Fire Bomberのリーダー。キーボード担当。
; [[Fire Bomber#ビヒーダ・フィーズ|ビヒーダ・フィーズ]]
: 声 - [[高乃麗]]
: Fire Bomberのドラム担当。
; [[マクロス7の登場人物一覧#ガムリン・木崎|ガムリン・木崎]]
: 声 - [[子安武人]]
: 統合軍の精鋭部隊ダイアモンドフォースのパイロット。
; [[マクシミリアン・ジーナス]]
: 声 - [[速水奨]]
: マクロス7船団長兼バトル7艦長。ミレーヌの父親。
; [[ミリア・ファリーナ|ミリア・ファリーナ・ジーナス]]
: 声 - [[竹田えり]]
: 都市艦シティ7市長。ミレーヌの母親。
; [[エキセドル・フォルモ]]
: 声 - [[大林隆介|大林隆之介]]
: マクロス7船団オブザーバー。巨人サイズの[[ゼントラーディ]]人。
; [[マクロス7の登場人物一覧#プロトデビルン|イワーノ・ゲペルニッチ]]
: 声 - [[井上瑤]]
: バロータ軍の総司令官。プロトデビルンの首領。
[[ナレーション]]は井上瑤(第1話 - 第6話、第39話)、菅原正志(第8話、第12話、第17話以降)、[[土井美加]](「最強女の艦隊」)が担当している。
 
== メカニック ==
=== マクロス7船団 ===
{{Main2|新マクロス級超大型移民船マクロス7、および第37次超長距離移民船団のその他の艦船については「[[新マクロス級超長距離移民船団#マクロス7船団]]」を}}
* [[VF-19 エクスカリバー|VF-19改 エクスカリバー]] - 熱気バサラ専用機。通称ファイアーバルキリー。
* [[VF-11 サンダーボルト|VF-11MAXL改 ミレーヌ専用機]] - ミレーヌ・ジーナス専用機。通称ミレーヌバルキリー。
* [[VF-17 ナイトメア|VF-17T改 ナイトメア]] - レイ・ラブロック、ビヒーダ・フィーズ専用機(複座)。通称ストームバルキリー。
* [[VF-17 ナイトメア|VF-17D / VF-17S ナイトメア]] - ダイアモンドフォース隊専用機。通称ステルスバルキリー。
* [[VF-19 エクスカリバー|VF-19F / VF-19S エクスカリバー]] - エメラルドフォース隊専用機。通称ブレイザーバルキリー。
* [[VF-22 シュトゥルムフォーゲルII|VF-22S シュトゥルムフォーゲルII]] - マクシミリアン・ジーナス、ミリア・ファリーナ・ジーナス専用機。
* [[VF-11 サンダーボルト|VF-11C サンダーボルト]] - 統合軍の主力可変戦闘機。
* [[VF-11 サンダーボルト|VF-11D改 サンダーボルト]] - ジャミングバーズ専用機。
このほか、前作『超時空要塞マクロス』の[[VF-1 バルキリー|VF-1J バルキリー]](ミリア機)や、[[デストロイド]]数種類が登場。
 
=== バロータ軍 ===
{{Main|プロトデビルン#兵器}}
 
'''艦艇'''
* 艦隊旗艦宇宙空母(ゲペルニッチ艦)
* 突撃艦(ギギル艦)
* 標準戦列戦艦
* 高速遊撃巡宙艦
* 新鋭巨大空母
* バトロイド大型輸送母艦
* 前衛フリゲート艦
 
'''可変戦闘機'''
* [[VF-14 バンパイア#Fz-109 エルガーゾルン|Fz-109A / Fz-109F エルガーゾルン]]
* [[VF-14 バンパイア#Az-130 パンツァーゾルン|Az-130A パンツァーゾルン]]
* [[プロトデビルン#FBz-99 ザウバーゲラン|FBz-99G ザウバーゲラン]]
 
== 用語 ==
{{Main2|シリーズ共通の用語については「[[マクロスシリーズの用語一覧]]」を}}
=== 部隊名 ===
==== 統合軍マクロス7所属部隊 ====
; ダイアモンドフォース
: マクロス7護衛隊の切り札である第138航空部隊488特別攻撃隊<ref>『マクロス7』第24話「メリーゴーランド」内の台詞。</ref>。略称はDフォース。[[VF-17 ナイトメア]]に搭乗し、マクロス7ブリッジ直下の電磁カタパルトから発進する。構成は隊長の金龍大尉以下、ガムリン・木崎中尉、ドッカー少尉。ドッカーの戦線離脱後、代替のフィジカ・S・ファルクラム少尉の戦死、金龍の戦線離脱に伴いガムリン大尉が新隊長となり、マクロス7シティオフィス直属の都市防空隊に任命され、ディック少尉とモーリー少尉が隊員となる。のちに金龍は戦線復帰を待たず無断出撃し、戦死する。
; エメラルドフォース
: ダイアモンドフォースの一時戦線離脱により、ドッカー大尉を隊長に編成されるマクロス7の新たなエース部隊。略称はEフォース。最新鋭主力機[[VF-19 エクスカリバー]]が配備され、ドッカーが隊長用のS型、隊員のオルデック・スタレイン、マシューズが一般用のF型に搭乗する。隊員両名はスターゲイザー作戦において戦死。のちに新入隊員が補充されるが、初陣でプロトデビルンの攻撃を受けて死亡する。
 
==== 音楽部隊 ====
; サウンドフォース
: プロジェクトM(後述)の試験として編成される民間協力隊。隊員は[[Fire Bomber]]のメンバーがそのまま移行。
: {{main|Fire Bomber#サウンドフォース}}
; ジャミングバーズ
: サウンドフォースの戦果に満足した統合軍が編成する部隊。人員は公募によって選ばれ、第一期のメンバーはチトセ・リップル、金子・ミッシェル、マリリン・リンカーベルの3人からなる「ジャミングガールズ」とボビー・ラコステ、龍鰐昌平、マディソン・フランケルの3人からなる「ジャミングボーイズ」の計6人。持ち歌は、『[[超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-]]』の挿入歌である「バルキリーで誘って」。サウンドフォースとは異なり可変戦闘機の操縦技術を持たないため、複座型の[[VF-11 サンダーボルト|VF-11D サンダーボルト]]に乗り出撃するが、戦場への恐怖心と歌エネルギー不足で期待された成果は残せず終わる。漫画『[[マクロス ダイナマイト7|マクロス ダイナマイト7 ミレーヌビート]]』では、ジャミングガールズの3人がサザピーの下「ジャミング・エンジェルス」としてデビューする。
 
==== その他 ====
; ピンクペッカー
: レイ・ラブロックがパイロット時代に所属していた部隊。乗機は[[VF-11 サンダーボルト|VF-11B サンダーボルト ピンクペッカー仕様]]。金龍(後のダイアモンドフォース隊長)、ステファンと組んでいたが、2030年、レイの向う見ずな行動によりステファンが戦死する。
; バロータ3198XE第4惑星特務調査部隊
: 2043年、[[#惑星|バロータ3198XE第4惑星]]の調査に向かった、地球統合軍本部幕僚イワーノ・ギュンター参謀が率いる船団。複数の[[新マクロス級超長距離移民船団#新統合軍護衛艦|ステルスフリゲート]]と護衛機[[VF-14 バンパイア|VF-14]]で構成され、オートルマウワー大尉が隊長を務める精鋭[[陸戦]]部隊ブルーライナセロス隊も組み込まれている。任務中プロトデビルンの封印チャンバーを発見、ギュンターとオートルマウワーがプロトデビルンに取り付かれ、その他の部隊員は洗脳を受けてバロータ軍の兵士となる。
 
=== バロータ軍関連 ===
; プロトデビルン
: [[プロトデビルン#バロータ軍|バロータ軍]]を率いる地球外生命体。
: {{main|プロトデビルン}}
; スピリチア
: 生命体の持つ生体エネルギー(活力、精神力)。これが奪われると生きる意欲を失い、心身虚脱状態に陥り最悪死に至ることもある。プロトデビルンはこれをエネルギー源としている。スピリチアにもさまざまな種類があり、プロトデビルンの活動を制御できる特殊なスピリチアの持ち主達は「'''アニマスピリチア'''」と呼ばれる。太古の[[プロトカルチャー (マクロスシリーズ)|プロトカルチャー]]時代、暴走するプロトデビルンを氷の惑星に封じ込めた。バロータ軍は熱気バサラをアニマスピリチアと疑い、存在を危険視すると同時に、生体のスピリチア自己再生を促進する能力が見られることからゲペルニッチのスピリチア安定供給計画「'''スピリチアファーム・プロジェクト'''」実現の鍵として注目する。
: 『マクロス・クロニクル No.23』で付け加えられた詳細な設定では、我々の住む3次元宇宙より上位の高次元領域「サブ・ユニバース」において、このエネルギーは満たされているとされている。3次元宇宙ではスピリチアは極端に少なかったため、プロトデビルンはそれを生命活動のために必要としていたとされる<ref name="MC">「テクノロジーシート 歌エネルギー」『マクロス・クロニクル NO.23』ウィーヴ、2009年、23-26頁。</ref>。
; エビル・シリーズ
: プロトカルチャーが、ゼントラーディ人の次に開発した異形の生体兵器群。稼動実験中、サブ・ユニバースのエネルギー生命体プロトデビルンに憑依され、プロトカルチャーの意図とは別の存在となった。ゼントラーディ人はこれらに従事するよう遺伝子レベルで摺り込まれているため、エビルシリーズ(プロトデビルン)が接近すると精神に異常をきたす。
: 『[[マクロス30 銀河を繋ぐ歌声]]』では、惑星ウロボロスにプロトデビルンが憑依せずそのまま封印されていた「'''フォールド・エビル'''」が登場し、藤堂潮の手によって封印を解かれる。その力は過去の歴史を書き換える能力を持っているらしく、藤堂はその力を使って[[マクロス (架空の兵器)|マクロス]]の存在を消滅させ、[[第一次星間大戦]]でゼントラーディによって壊滅された地球の過去の歴史を変えようともくろむ。
 
=== サウンドエナジー関連 ===
; プロジェクトM
: 第一次星間大戦の終結に多大な功績を残した[[リン・ミンメイ]]をモデルに、「歌の力」で異星人との[[ファーストコンタクト]]を成功させる計画。ただし友好的コミュニケーション手段とする建設的意見と、文化を持たない敵をカルチャーショックで屈服させるという軍事的意見の双方をはらんでいる。
: 統合軍内でも有効性に疑問が持たれ、極秘プロジェクトとして動いていたが、熱気バサラの出現により状況が一変。バートン大佐を中心に対プロトデビルン戦で「音楽部隊計画」が実行されるが、軍事目的では期待されたほどの成果は出せず終わる。
; 歌エネルギー理論(サウンドエナジー理論)
: 歌の持つ波動の効果を唱える学説。マクロス7所属の軍医、Dr.千葉がリン・ミンメイに影響され独自に研究してきた。[[#その他|スピリチア]]喪失者の治療や歌エネルギー変換システムの開発により実証される。
: 『マクロス・クロニクル No.23』では、人類がサブ・ユニバースに干渉できる唯一の方法こそが「歌」であるとされ、そこに満ちる莫大なエネルギーを引き出すことで、時空間やフォールド波などに影響を及ぼすとされている<ref name="MC"/>。
; チバソング
: Dr.千葉が考案したサウンドエナジー理論に基くサウンドエナジー(歌エネルギー)の単位。大きい数値のほうが、より強いサウンドエナジーを示す。サウンドブースターの起動には10万チバソング以上の歌エネルギーが必要とされている。一般人の歌エネルギーは100チバソング程度、優れた歌手であっても1,000チバソング程度が限度とされる<ref>『マクロス7 アニメーション資料集』93頁。</ref>。熱気バサラは劇中において計測当初は3,000チバソングが限度<ref>『マクロス7』第23話「サウンドフォース」Dr.千葉の台詞。</ref>だが、次第に上昇し、第40話の時点で20万チバソング超を記録する。通常は記録媒体などに記録された映像の歌からは発現しないが、極端に巨大なサウンドエナジーの持ち主の場合は、記録媒体からもある程度の数値が検出されることもある。
; 歌エネルギー変換ユニット
: 歌の持つ波動を、高出力エネルギーに変換する装置。これによって質量化されたエネルギーは、サウンドエナジーシステムによって対象物へと放射される。
; サウンドエナジーシステム
: 歌の持つエネルギーを、サウンドエナジー理論に基づき効率的に高出力で対象物に放射するためのシステム。パイロットは専用ジャケットを装着し、搭乗機体にオプション装備としてサウンドブースターを搭載する。ただし、このシステムは一定以上の歌エネルギーの保有者でないと稼動しない。また、熱気バサラやミレーヌ・ジーナスほどの歌エネルギーの保有者になると、サウンドエナジーシステムを介さずとも、直接歌エネルギー変換システム(専用ジャケット)から対象物への放射も可能になる。
 
=== 惑星 ===
; バロータ3198XE第4惑星
: かつてはプロトカルチャーの先進科学惑星だったが、プロトデビルンを封印したのち極寒の氷の惑星となった。2025年にメガロード13移民船団がこの星系を発見し、「バロータ」と命名。2043年、第4惑星の調査中にプロトデビルンが覚醒し始め、バロータ軍の拠点となる。2046年にプロトデビルンと[[新マクロス級超長距離移民船団|マクロス7]]船団の最終決戦の舞台となる。
; 惑星ラクス
: マクロス5船団が銀河系中心近傍のS1350N3605宙域で発見し、命名した惑星。地球とほぼ同質の緑豊かな環境で、プロトカルチャーの遺跡が眠っていた。バロータ軍との戦闘中、プロトデビルンの一体ギギルの自己崩壊([[ブラックホール]]化)に巻き込まれて消滅する。
 
=== 作戦名 ===
; オペレーション・スターゲイザー
: 地球統合軍本部よりマクロス7船団のみでのプロトデビルン殲滅を命令されたことを受け、船団長の[[マクシミリアン・ジーナス]]が立案する[[#惑星|バロータ3198XE第4惑星]]への奇襲突撃作戦。作戦司令はマクシミリアン・ジーナス。精鋭部隊のダイアモンドフォース、エメラルドフォース、民間協力隊のサウンドフォースらが参加する。その内容は船団所属のステルスフリゲート「スターゲイザー」を第4惑星直上にフォールドアウトさせ、同艦から発進する12の可変戦闘機部隊がプロトデビルンの封印されている洞窟(コードネーム:ポーラスター)を急襲、反応弾を打ち込み殲滅するというものであり、敵軍の対空砲を避けるため、進撃路は洞窟へ続くと推測される渓谷が選択される。万が一に備え、マクシミリアン・ジーナス専用機であるVF-22Sが配備されている。これは攻撃部隊による作戦遂行が不可能と判断された場合、司令官自らがVF-22Sに乗り込み戦闘に参加するというものである。実際にフォールド事故の危険があった大気圏内へのフォールドを敢行したVF-22Sはポーラスターの入り口近くにフォールドアウト、洞窟内に侵入し反応弾を打ち込むことに成功するも敵軍の策略に嵌り、起爆寸前の反応弾をゲペルニッチの手により母艦付近にフォールドされ、母艦が撃沈される。結果的に参加者中27名が戦死、生き残った13名のメンバーは脱出に成功するものの、作戦そのものは失敗に終わる。
; サウンドバスター作戦
: [[新マクロス級超長距離移民船団#バトル7|バトル7]]ガンシップのフォールドシステムを改造した「サウンドバスター」で歌エネルギーをプロトデビルンの体内に直接送り込み、内部から身体機能を麻痺させる作戦。[[プロトデビルン#バロータ戦役|バロータ戦役]]の最終局面、対[[マクロス7の登場人物一覧#プロトデビルン|ゲペルニッチ]]戦で用いられる。危篤状態となった熱気バサラの代わりにミレーヌ・ジーナスが決行するが、改造が万全でなかったガンシップのオーバーロードにより2射目を発射した時点で作戦続行不能となり、ガンシップが大破。さらにはゲペルニッチの暴走を招き、エネルギー波によりバトル7も大破する。
 
== スタッフ ==
* 企画 - 大西良昌
* 原作・スーパーバイザー - [[河森正治]]
* 監督 - [[アミノテツロー]]
* 助監督 - [[ふじもとよしたか|藤本義孝]]
* シリーズ構成 - [[富田祐弘]]
* シリーズ構成補 - [[佐藤順一|ミソトハジメ]]
* キャラクター原案 - [[美樹本晴彦]]
* アニメーションキャラクター - [[桂憲一郎]]
* メカニックデザイン - [[宮武一貴]]、河森正治
* 音響監督 - [[鶴岡陽太]]
* 音響効果 - 蔭山満([[フィズサウンドクリエイション]])
* 録音調整 - 滝沢おさむ
* 録音スタジオ - KSSスタジオ
* 録音制作担当 - 杉山好美
* 録音制作 - アーツプロ
* プロデューサー - 井口亮(毎日放送)、大西加紋(ビックウエスト)
* 制作 - [[プロダクション リード|葦プロダクション]]
* 製作 - [[毎日放送]]、ビックウエスト
 
== 使用曲 ==
=== オープニングテーマ ===
; 「SEVENTH MOON」
: 作詞 - [[K.INOJO]] / 作曲・編曲 - [[河内淳貴]] / 歌 - [[Fire Bomber]]
 
=== エンディングテーマ ===
; 「MY FRIENDS」(第1話 - 第35話)
: 作詞 - M.MEG / 作曲 - 川野美紀 / 編曲 - 河内淳貴 / 歌 - Fire Bomber
; 「…だけど ベイビー!!」(第36話 - 第48話)
: 作詞 - [[チエ・カジウラ]] / 作曲・編曲 - 大田要 / 歌 - チエ・カジウラ
; 「突撃ラブハート(アコースティック・バージョン)」(最終話)
: 作詞 - K.INOJO / 作曲 - 河内淳貴 / 歌 - 熱気バサラ([[福山芳樹]])
 
=== 挿入歌 ===
Fire Bomber名義の曲については[[Fire Bomber#歌唱曲]]を参照。
 
== ネット局 ==
{| class="wikitable" style="font-size:small;"
|-
!放送対象地域!!放送局!!放送期間!!放送日時!!系列!!備考
|-
|[[広域放送|近畿広域圏]]||[[MBSテレビ|毎日放送]]
|rowspan="27"|[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]||rowspan="27"|1994年10月2日 - 1995年9月24日||rowspan="27"|日曜 11:00 - 11:30||'''制作局'''
|-
|[[北海道]]||[[北海道放送]]||
|-
|[[青森県]]||[[青森テレビ]]||
|-
|[[岩手県]]||岩手放送||<ref group="注">現:[[IBC岩手放送]]。</ref>
|-
|[[宮城県]]||[[東北放送]]||
|-
|[[山形県]]||[[テレビユー山形]]||
|-
|[[福島県]]||[[テレビユー福島]]||
|-
|[[広域放送|関東広域圏]]||東京放送||<ref group="注">現:[[TBSテレビ]]。</ref>
|-
|[[新潟県]]||[[新潟放送]]||
|-
|[[長野県]]||[[信越放送]]||
|-
|[[山梨県]]||[[テレビ山梨]]||
|-
|[[静岡県]]||[[静岡放送]]||
|-
|[[富山県]]
|[[チューリップテレビ]]||
|-
|[[石川県]]||[[北陸放送]]||
|-
|[[広域放送|中京広域圏]]||中部日本放送||<ref group="注">現:[[CBCテレビ]]。</ref>
|-
|[[島根県]]<br />[[鳥取県]]||[[山陰放送]]||
|-
|[[広島県]]||[[中国放送]]||
|-
|[[山口県]]||[[テレビ山口]]||
|-
|[[香川県]]<br />[[岡山県]]||[[山陽放送テレビ|山陽放送]]||
|-
|[[愛媛県]]||伊予テレビ||<ref group="注">現:[[あいテレビ]]。</ref>
|-
|[[福岡県]]||[[RKB毎日放送]]||
|-
|[[長崎県]]||[[長崎放送]]||
|-
|[[熊本県]]||[[熊本放送]]||
|-
|[[大分県]]||[[大分放送]]||
|-
|[[宮崎県]]||[[宮崎放送]]||
|-
|[[鹿児島県]]||[[南日本放送]]||
|-
|[[沖縄県]]||[[琉球放送]]||
|}
 
== 各話リスト ==
以下、各話の放送日とサブタイトル、主要スタッフに加え、毎回異なるアイキャッチも紹介する。初使用、および一度かぎりのアイキャッチは'''太字'''で記す。
 
{| class="wikitable" style="font-size:small"
|-
!話数!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出!!作画監督!!アイキャッチ
|-
|第1話||'''1994年'''<br />10月16日||スピーカーポッド||rowspan="2"|[[富田祐弘]]||rowspan="2"|[[アミノテツロー]]||[[ふじもとよしたか|藤本義孝]]||[[桂憲一郎]]<br />前田明寿(メカ)||A - '''ミレーヌ、グババ'''<br />B - '''ガムリン / VF-17Dファイター'''
|-
|第2話||10月23日||スピリチアレベル||棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - ガムリン / VF-17Dファイター<br />B - ミレーヌ、グババ
|-
|第3話||10月30日||ファイアースクランブル||[[隅沢克之]]||藤本義孝||村山靖||[[高見明男]]<br />前田明寿(メカ)||A - ミレーヌ、グババ<br />B - ガムリン / VF-17Dファイター
|-
|第4話||11月6日||バンパイアソルジャー||[[大橋志吉]]||colspan="2" align="center"|吉田俊司||鈴木二郎||A - ミレーヌ、グババ<br />B - ガムリン / VF-17Dファイター
|-
|第5話||11月13日||スピリットギャル||富田祐弘||村山靖||日下直義||新羽こういちろう||A - ガムリン / VF-17Dファイター<br />B - ミレーヌ、グババ
|-
|第6話||11月20日||ファーストコンタクト||隅沢克之||colspan="2" align="center"|[[牛草健]]||増谷三郎||A - ガムリン / VF-17Dファイター<br />B - '''バサラ / VF-19改バトロイド'''
|-
|第7話||11月27日||サマーアクシデント||大橋志吉||colspan="2" align="center"|藤本義孝||桂憲一郎<br />伊藤浩二(メカ)||A - '''リヴィ、エラ / VF-11Cファイター'''<br />B - バサラ / VF-19改バトロイド
|-
|第8話||12月4日||バージンボンバー||富田祐弘||colspan="2" align="center"|棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - バサラ / VF-19改バトロイド<br />B - ミレーヌ、グババ
|-
|第9話||12月11日||エンジェルナイト||隅沢克之||アミノテツロー||藤本義孝||前田明寿||A - '''アリス / Fz-109Aファイター'''<br />B - ミレーヌ、グババ
|-
|第10話||12月18日||ディープバラード||大橋志吉||colspan="2" align="center"|吉田俊司||鈴木二郎||A - '''アキコ / VF-11Bバトロイド'''<br />B - ガムリン / VF-17Dファイター
|-
|第11話||12月25日||ミンメイビデオ||富田祐弘||藤本義孝||勝亦祥視||新羽こういちろう||A - '''ミリア、マックス'''<br />B - バサラ / VF-19改バトロイド
|-
|第12話||'''1995年'''<br />1月8日||スピリチアファーム||大橋志吉||colspan="2" align="center"|牛草健||増谷三郎||A - ミレーヌ、グババ<br />B - ミリア、マックス
|-
|第13話||1月15日||フォールドアウト||隅沢克之||藤本義孝||勝亦祥視||新羽こういちろう||A - '''ゲペルニッチ / VF-19改バトロイド'''<br />B - '''ギギル / Fz-109Fバトロイド'''
|-
|第14話||1月22日||戦う女市長ミリア{{Refnest|group="注"|各アニメ雑誌における事前告知では、第14話以降も前話までと同様、片仮名2語によるサブタイトルの予定であったことが示されている。シナリオタイトルは第31話まで片仮名2語で、第32話はシナリオタイトル、映像タイトルともに「ジャミングバーズ」、第33話以降はシナリオタイトルも日本語文になるが、映像タイトルと差異のある回も存在する<ref>『FIRE BOMBER 公式プログラム in マクロス7』徳間書店、1995年、87頁。</ref>。}}||富田祐弘||colspan="2" align="center"|棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - '''バサラ / VF-19改ガウォーク'''<br />B - '''ミリア / VF-1Jガウォーク'''
|-
|第15話||1月29日||乙女のジェラシー||大橋志吉||colspan="2" align="center"|吉田俊司||鈴木二郎||A - '''美穂、サリー / バトル7空母モード'''<br />B - バサラ / VF-19改バトロイド
|-
|第16話||2月5日||戦場のオルゴール||隅沢克之||colspan="2" align="center"|藤本義孝||桂憲一郎<br />伊藤浩二(メカ)||A - ガムリン / VF-17Dファイター<br />B - ギギル / Fz-109Fバトロイド
|-
|第17話||2月12日||プリティデビル||富田祐弘||アミノテツロー||[[加戸誉夫]]||前田明寿||A - バサラ / VF-19改ガウォーク<br />B - '''シビル (A)'''<ref group="注" name="sivil">シビルを単体で描いたアイキャッチは2種類あり、本項目では便宜上、胸から上が描かれ、顔の前に腕を掲げたものを「シビル (A) 」、腰から上が描かれ、頭のうしろで腕を組んでいるものを「シビル (B) 」とする。</ref>
|-
|第18話||2月19日||おちていく小悪魔||大橋志吉||colspan="2" align="center"|牛草健||増谷三郎||A - シビル (A)<br />B - '''Fire Bomber'''<ref name="op" group="注">オープニングアニメーションで使用されている絵の流用。</ref>
|-
|第19話||2月26日||命がけのデート||隅沢克之||土蛇我現||日下直義||新羽こういちろう||A - バサラ / VF-19改バトロイド<br />B - ガムリン / VF-17Dファイター
|-
|第20話||3月5日||レディースの誘惑||富田祐弘||colspan="2" align="center"|棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - Fire Bomber<br />B - '''シビル (B)'''<ref name="sivil" group="注"/>
|-
|第21話||3月12日||あぶないKISS||大橋志吉||藤本義孝||勝亦祥視||[[深沢幸司]]||A - '''アキコ、シビル'''<br />B - '''ミリア / VF-17Sバトロイド'''
|-
|第22話||3月19日||熱き炎の男たち||隅沢克之||colspan="2" align="center"|吉田俊司||岩井優器||A - アキコ、シビル<br />B - ミリア、マックス
|-
|第23話||3月26日||サウンドフォース||富田祐弘||colspan="2" align="center"|日下直義||新羽こういちろう||A - シビル (A)<br />B - シビル (B)
|-
|第24話||4月2日||メリーゴーランド||大橋志吉||colspan="2" align="center"|牛草健||増谷三郎||A - ガムリン / VF-17Dファイター<br />B - ガムリン / VF-17Dファイター
|-
|第25話||4月9日||深夜のデュエット||隅沢克之||colspan="2" align="center"|棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - アリス / Fz-109Aファイター<br />B - '''ミレーヌ'''<ref name="op" group="注"/>
|-
|第26話||4月16日||惑星ラクスの死闘||富田祐弘||colspan="2" align="center"|藤本義孝||[[後藤圭二]]<br />伊藤浩二(メカ)||A - '''バサラ'''<ref name="op" group="注"/><br />B - ゲペルニッチ / VF-19改バトロイド
|-
|第27話||4月23日||七色の歌エナジー||大橋志吉||[[河森正治]]||松園公<br />藤本義孝||前田明寿||A - ミレーヌ、グババ<br />B - '''レイ'''<ref name="op" group="注"/>
|-
|第28話||4月30日||サウンド新兵器||隅沢克之||colspan="2" align="center"|吉田俊司||岩井優器||A - バサラ / VF-19改バトロイド<br />B - '''ビヒーダ'''<ref name="op" group="注"/>
|-
|第29話||5月7日||パパ、ママ愛再び||富田祐弘||colspan="2" align="center"|日下直義||新羽こういちろう||A - ミリア、マックス<br />B - '''シャイン、ファイン / VF-19Sガウォーク'''
|-
|第30話||5月14日||三角関係の公式||大橋志吉||colspan="2" align="center"|牛草健||増谷三郎||A - '''ガムリン / VF-17Sバトロイド'''<br />B - '''ドッカー / VF-19Sバトロイド'''
|-
|第31話||5月21日||熱愛スキャンダル||隅沢克之||[[貞光紳也]]||藤本義孝||後藤圭二<br />伊藤浩二(メカ)||A - '''ミレーヌ / VF-11MAXL改ファイター'''<br />B - '''レイ、ビヒーダ / VF-17T改ファイター'''
|-
|第32話||5月28日||ジャミングバーズ||富田祐弘||colspan="2" align="center"|棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - '''ジャミングガールズ / VF-11D改ファイター'''<br />B - '''ジャミングボーイズ / VF-11D改バトロイド'''
|-
|第33話||6月4日||裏切りと少女の涙||大橋志吉||藤本義孝||日下直義||新羽こういちろう||A - バサラ / VF-19改バトロイド<br />B - シビル (B)
|-
|第34話||6月11日||ギギルが歌った日||隅沢克之||colspan="2" align="center"|吉田俊司||岩井優器||A - ミレーヌ、グババ<br />B - バサラ / VF-19改バトロイド
|-
|第35話||6月18日||ふたりだけの夜||大橋志吉||日下直義||前田光悦||深沢幸司||A - ミレーヌ / VF-11MAXL改ファイター<br />B - ガムリン / VF-17Sバトロイド
|-
|第36話||6月25日||男たちの熱歌||隅沢克之||colspan="2" align="center"|牛草健||増谷三郎||A - バサラ / VF-19改ガウォーク<br />B - シビル (A)
|-
|第37話||7月2日||宇宙遺跡のナゾ?||rowspan="2"|富田祐弘||colspan="2" align="center"|棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - ガムリン / VF-17Sバトロイド<br />B - シビル (B)
|-
|第38話||7月9日||禁断惑星のシビル||colspan="2" rowspan="2" align="center"|藤本義孝||後藤圭二<br />伊藤浩二(メカ)||A - '''ゲペルニッチ'''<br />B - '''マックス / バトル7強攻型'''
|-
|第39話||7月16日||帰ってきたバサラ||アミノテツロー||桂憲一郎||A - '''アリス / VF-19改ファイター'''<br />B - ジャミングガールズ / VF-11D改ファイター
|-
|第40話||7月23日||星を越える想い||大橋志吉||colspan="2" align="center"|吉田俊司||岩井優器||A - ガムリン / VF-17Sバトロイド<br />B - バサラ / VF-19改バトロイド
|-
|第41話||7月30日||ミレーヌ大好き!||隅沢克之||日下直義||前田光悦||新羽こういちろう||A - ミレーヌ、グババ<br />B - 美穂、サリー / バトル7空母モード
|-
|第42話||8月6日||決死の捕獲大作戦||富田祐弘||colspan="2" align="center"|牛草健||増谷三郎||A - ビヒーダ<br />B - シビル (B)
|-
|第43話||8月13日||それぞれの別れ||大橋志吉||colspan="2" align="center"|棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - Fire Bomber<br />B - ミリア、マックス
|-
|第44話||8月20日||悪夢の突入作戦||隅沢克之||colspan="2" align="center"|藤本義孝||杉光登||A - マックス / バトル7強攻型<br />B - ガムリン / VF-17Sバトロイド
|-
|第45話||8月27日||野望の第4惑星||富田祐弘||colspan="2" align="center"|吉田俊司||岩井優器||A - ゲペルニッチ<br />B - ミレーヌ、グババ
|-
|第46話||9月3日||ガムリンの反乱||大橋志吉||日下直義||前田光悦||新羽こういちろう||A - ガムリン / VF-17Dファイター<br />B - ミレーヌ / VF-11MAXL改ファイター
|-
|第47話||9月10日||バサラ死す||隅沢克之||colspan="2" align="center"|牛草健||増谷三郎||A - バサラ / VF-19改バトロイド<br />B - シビル (B)
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|第48話||9月17日||ミレーヌ涙の熱唱||rowspan="3"|富田祐弘||colspan="2" align="center"|棚橋一徳||志村泉<br />崎山知明(メカ)||A - ガムリン / VF-17Dファイター<br />B - ミレーヌ / VF-11MAXL改ファイター
|-
|第49話||9月24日||銀河に響く歌声||アミノテツロー||藤本義孝||前田明寿<br />伊藤浩二(メカ)||A - '''バトル7ブリッジオペレーター'''<br />B - '''バサラ、ミレーヌ'''
|-
|第50話<ref group="注" name="regular2" >未放映3話はVHS/LD『マクロス7 アンコール』、DVD第13巻などに収録されている。配信版では『マクロス7 〈TV未放映話〉』に収録されている。再放送では、放送局によっては単発エピソードとして途中話に挿入される場合<!--(例:2007~2008年の[[テレビ神奈川|tvk]]の放映)-->もあった。</ref>||rowspan="3"|未放映<ref group="注" name="regular"/>||オン ステージ||colspan="2" align="center"|吉田俊司||岩井優器||A - '''ジャネット、ヘネシー、広報、ジェシカ'''<br />B - '''グババ、ミレーヌ'''
|-
|第51話<ref group="注" name="regular2"/>||どっちが好きなの?||大橋志吉||colspan="2" align="center"|日下直義||[[佐藤和巳]]||A - '''フラスチャカヤ'''<br />B - '''レックス'''
|-
|第52話<ref group="注" name="regular2"/>||最強女の艦隊||隅沢克之||colspan="2" align="center"|藤本義孝||桂憲一郎<br />伊藤浩二(メカ)||A - '''クロレ、トランキル'''<br />B - '''花束の少女'''
|}
 
== 特別番組 ==
本放送開始前の1994年[[10月2日]]に[[番組宣伝]]として特別番組『'''マクロス最速発進!!'''』が放映された。「マクロスシリーズ」三大要素の観点からこれまでのシリーズ作品の概要を紹介した後に『マクロス7』のメイキング映像と制作者・出演者へのインタビューが流された。司会は[[ラサール石井]]と堀江奈々、ナレーションは[[内海賢二]]が担当。VHS/LD/DVD『マクロス7 1』に映像特典として収録されている。
 
== 関連作品 ==
=== 劇場用作品 ===
; [[マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!]]
: 1995年10月7日公開。テレビシリーズ第38話以降に位置する内容の番外エピソード。『[[マクロスプラス#MOVIE EDITION|マクロスプラス MOVIE EDITION]]』と併映。
; [[マクロスFB7 オレノウタヲキケ!|マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!]]
: 2012年10月20日公開。マクロスシリーズ30周年記念作品。テレビシリーズを90分に再編集し、『[[マクロスF]]』の新作映像を加えた作品。
 
=== テレビ未放映話 ===
; マクロス7 アンコール
: ビデオ/LD版1995年[[12月18日]]発売。TV未放映話<ref group="注" name="regular"/>「オンステージ」、「どっちが好きなの?」、の2編を収録。DVD版はテレビシリーズ第13巻に「最強女の艦隊」を含め収録された。
 
=== OVA ===
; [[マクロス ダイナマイト7]]
: 1997年に発表されたOVAシリーズ。テレビシリーズの1年後(2047年)を描いた続編。
 
=== 映像ソフト ===
全てバンダイビジュアルから販売。
* VHS、LD
** VHSは1995年3月25日から1996年2月25日まで月1回、25日に発売。(12月のみ18日発売)
*** 全13巻、型番はBES-1144∼BES-1156
** LDは1995年4月25日から1996年3月25日まで月1回、25日に発売。(12月のみ18日発売)
*** 全13巻、型番はBELL-761∼BELL-768(1∼8巻)、BELL-771∼BELL-774(9巻∼12巻)、BELL-888(13巻)
** アンコールはVHS、LDともに1995年12月18日発売
* DVD
** 2001年03月25日から2002年03月25日まで月1回、25日に発売。(12月のみ21日発売)
*** 全13巻、型番はBCBA-0735∼BCBA-0747
* マクロス7 リマスターボックス(DVD)
** 25周年を記念して、HDリマスター版を2007年09月25日に発売、Vol.1は1∼30話、Vol.2は31∼49話・未放映3話・劇場版・OVA4話を収録。
*** Vol.1の型番はBCBA-3049、Vol.2の型番はBCBA-3050。
* ブルーレイボックス(『マクロス7 Blu-ray Box Complete』)
** 30周年を記念してブルーレイ化。FIRE 1は1∼29話、FIRE 2は30∼49話・未放映3話・劇場版・OVA4話を収録。更にオーディオコメンタリー等が追加されている。
*** FIRE 1が2012年10月26日発売・型番BCXA-0599、FIRE 2が2012年12月21日発売・型番BCXA-0600。
 
==== 特典映像 ====
; マクロス7 ぷらす
: ビデオ/LD/DVD各巻に収録。各キャラクターの経歴やオフショット、ミュージックビデオ、ライブ映像などが観られる。
:# グッドモーニング・ミレーヌ
:# 突撃あこーすてぃっくラブハート
:# 大道格闘士 美比夷陀 不火洲
:# レイとアキコとステファンと…
:# TOP GAMRIN
:# SEVEN BRIDGE
:# Fire Bomber 1st. Live
:# SPIRITIA DREAMING
:# グババの惑星
:# シティポリス24時!
:# MILIA THE PRESIDENT
:# Let's Bomber!
 
=== CD ===
作中で使用されたFire Bomberなどの歌唱曲を集めたもの。[[Fire Bomber#ディスコグラフィー]]を参照。
 
=== ドラマCD ===
; [[マクロス7 ドッキングフェスティバル 歌は銀河を救う]]
: 1995年[[3月24日]]発売。テレビシリーズの第22話と第23話の間に相当する番外エピソード。
 
=== ラジオ ===
[[TBSラジオ]]、[[MBSラジオ]]、[[CBCラジオ]]にて関連ラジオ番組を放送。番組の後半はドラマコーナーとなっており「マクロス・クラシック」、「[[マクロス7 トラッシュ]]」、「[[マクロス・ジェネレーション]]」といった「マクロス」関連作が放送され、それ以外の作品も放送された。
; マクロスワールド
: パーソナリティー - 子安武人、[[中川亜紀子]]
; [[アニメExpress〜ギャラクシー・ネットワーク〜]]
: パーソナリティー - 桜井智、[[向井政生]]
 
==== ラジオドラマ ====
『アニメExpress〜ギャラクシーネットワーク〜』内で放送されたラジオドラマシリーズ。「CDシネマシリーズ」としてCD化されている。各巻台本付き。各巻に「特別付録」が収録されており、『CDシネマ3』以降は学園コメディ調のパロディ作品「熱血!! 歌番長バサラ」を収録(全3話)。
{{main|マクロス7 (ラジオドラマ)}}
 
; CDシネマ1 Mellow Heart Beat
: 1995年9月21日発売。マクロス7内に新たに開設された民間向けの通信網「パソクラ」で熱気バサラに想いを伝えようと悪戦苦闘する「少女A」の姿を描く。
; CDシネマ2 Melodious Illusion
: 1995年[[10月21日]]発売。「パソクラ」のネットワーク内で発生したコンピューター・ゴーストの反乱を描く。
; CDシネマ3 GALAXY SONG BATTLE 1、CDシネマ4 GALAXY SONG BATTLE 2、CDシネマ5 GALAXY SONG BATTLE 3
: 『CDシネマ3』は[[1996年]][[1月24日]]、『CDシネマ4』は1996年[[3月6日]]、『CDシネマ5』は 1996年[[4月3日]]発売。音楽によって発展した宇宙文明「オーダ音楽帝国」にスカウトされたFire Bomberが、マクロス7の命運をかけて各文明代表の歌手と対決する。
 
=== カセットドラマ ===
「アニメイトカセットコレクション」として[[ムービック]]から発売された。
 
# ロンゲスト・ノイズ・デイ(アニメイトカセットコレクション45、1995年10月1日発売)
# バサラ抹殺計画(アニメイトカセットコレクション51、1996年3月1日発売)
 
=== 漫画 ===
; [[マクロス7 トラッシュ]]
: 同じマクロス7船団を舞台に、異なる登場人物で描いたサイドストーリー。作者はアニメのキャラクター原案も務める美樹本晴彦。全8巻(1994年 - [[2001年]])、[[角川書店]]。
; バルキリーロック
: 『[[月刊コロコロコミック]]』(小学館)に連載されていたギャグ漫画。作者は[[おちよしひこ]]。
; マクロス7thコード
: 『マクロス7』より7年後の物語。シティ7を舞台に、名門レヴィナス家の娘でピアノに熱中する少女ミオを主人公とする。『[[マクロスエース]] Vol.001 ガンダムエース3月号増刊』([[2009年]] [[角川書店]])より連載。2012年8月10日単行本刊行。全1巻。[[角川書店]]。作者は叶之明。
 
=== ゲーム ===
; [[マクロス デジタルミッション VF-X|MACROSS DIGITAL MISSION VF-X]]
: [[PlayStation (ゲーム機)|PlayStation]]用 。ストーリー上の直接的な関わりはないが、本作の登場人物、[[マクロス7の登場人物一覧#美保美穂|美保美穂]]が登場する。
; [[マクロスシリーズ (ゲーム)#マクロス7 -銀河のハートを奮わせろ!!-|マクロス7 -銀河のハートを奮わせろ!!-]]
: [[ゲームボーイカラー]]用。『マクロス7』単体でのゲーム化作品。
; [[マクロスエースフロンティア]]
: [[PlayStation Portable]]用。『マクロス7』は「スピーカーポッド」から「銀河に響く歌声」までTVシリーズをモチーフにしたミッション、「ニュープレリュード」などのゲームオリジナルストーリーなど合計18のミッションが収録されている。本編クリア後はプロトデビルン側でのプレイも可能になる。
; [[マクロスアルティメットフロンティア]]
: PlayStation Portable用。『マクロス7』のミッションは前作同様「スピーカーポッド」から「銀河に響く歌声」まで収録されているほか、TV未放映話<ref group="注" name="regular"/>の「最強女の艦隊」のミッションが追加されている。また前作に登場しなかったレイ、ビヒーダといった人物やバルキリー用のオプション装備としてサウンドブースターなどが追加されている。
; [[マクロストライアングルフロンティア]]
: PlayStation Portable用。劇場版『銀河がオレを呼んでいる!』に登場するクァドラン・キルカが追加された。
 
==== スーパーロボット大戦シリーズ ====
シミュレーションRPGテレビゲームソフトシリーズ。このシリーズ数作品に登場(シリーズでは「参戦」と呼称)している。
; [[スーパーロボット大戦D]]
: [[ゲームボーイアドバンス]]用。同シリーズ初登場。
; [[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
: [[PlayStation 2]]用。登場キャラクターに初めて声優ボイスが付く。
; [[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
: [[PlayStation Portable]]用。続編の『マクロス ダイナマイト7』とともに登場。本作の14年後を舞台とする『[[マクロスF]]』と共演している。
; [[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇・天獄篇]]
: [[PlayStation 3]] / [[PlayStation Vita]]用。『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』の続編で、引き続き『マクロス ダイナマイト7』・『マクロスF』とともに登場する。
 
== 関連書籍・ムック ==
* 『マクロス7 設定資料集』ムービック。
* 『THIS IS ANIMATION SPECIAL マクロス7』小学館、1995年1月発行。ISBN 978-4-09-101580-8
* 『マクロス7 アニメーション資料集』小学館、1995年7月発行。ISBN 978-4-09-101583-9
* 『ミス マクロス7』徳間書店、1995年9月発行。
* 『FIRE BOMBER 公式プログラム in マクロス7』徳間書店、1995年10月発行。
* 『マクロス7 FIRE BOMBER THE BEST』ムービック、1995年10月発行。
** 『バンドスコア マクロス7 FIRE BOMBER BEST SCORE』ケイ・エム・ピー、2009年4月21日発行。ISBN 978-4773229691(復刻版)
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 外部リンク ==
* [http://www.macross.co.jp/ マクロス公式サイト]
* [https://web.archive.org/web/20080915024901/http://www.bigwest-ad.co.jp/service/contents/macross.html ビックウエスト・アドによるマクロスシリーズの作品紹介]
* [http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=1151 バンダイチャンネル・マクロス7]
 
{{前後番組
|放送局=[[MBSテレビ|毎日放送]]制作・[[ジャパン・ニュース・ネットワーク|TBS系列]]
|放送枠=日曜11:00 - 11:30枠
|番組名=マクロス7<br />(1994年10月2日 - 1995年9月24日)
|前番組=[[3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?|3丁目のタマ<br />うちのタマ知りませんか?(第2期)]]<br />(1994年4月3日 - 9月25日)
|次番組=[[海の向こうで暮らしてみれば]]<br />(1995年10月1日 - 1996年5月5日)
}}
{{マクロスシリーズ|作品}}
{{河森正治}}
{{DEFAULTSORT:まくろすせふん}}
 
[[Category:マクロスシリーズのアニメ|せふん]]
[[Category:アニメ作品 ま|くろすせふん]]
[[Category:日本のオリジナルテレビアニメ]]
[[Category:1994年のテレビアニメ]]
[[Category:葦プロダクションのロボットアニメ]]
[[Category:幼稚園 (雑誌)]]
[[Category:ロックを題材とした作品]]