「スパイ」の版間の差分

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「エージェント」または「アセット」は、機関員の望む情報、資料、物資などを直接獲得したり、その仲介をなす。移民を多く送り出している国では移民のネットワークを利用することもあり、[[イスラエル]]、[[中国]]、[[インド]]などがこの手法をよく用いるといわれる。
 
ユダヤ人は世界中に離散してきた歴史を持ち、世界各国に「ユダヤ系○○人」がおり、[[ユダヤ教]]を信じている者([[ユダヤ教徒]])には、ユダヤ教で「ヤハウェが約束した地」とされるイスラエルの側に協力すべきだ、と必然的に思う力学が働く。ユダヤ教徒は概して、(たとえ当人がイスラエル国籍を持たず、何代も前の先祖からイスラエルに行ったことすらなくとも)心情的にはイスラエルと強く結びついているので、もし誰かから「イスラエルのために協力してくれないか」と言われれば、自然と自ら進んで協力したがるような宗教的信念を腹の底に持っている。たとえば[[ユダヤ系アメリカ人]]、[[{{仮リンク|ユダヤ系イギリス人]]|en|British Jews}}、{{仮リンク|ユダヤ系フランス人|fr|Juifs en France}}、{{仮リンク|ユダヤ系スペイン人とポルトガル人|en|Spanish and Portuguese Jews}} ... 等々等々は、いつでもイスラエルの諜報機関[[モサド]]の手先として動く可能性がある。おまけにユダヤ人は、ジャーナリズムの世界(ジャーナリスト)、ビジネス界(ビジネスマン)、アカデミック界(学者)など、ちょうどスパイ活動をするのに便利な職種になっている人も多い。イスラエルの組織の側からみると、都合の良い「隠れ蓑」を持ち、宗教的動機ですぐに「エージェント」や「アセット」となってくれる手ごろ人が山のようにいる、と感じられることになる。おまけにユダヤ人は離散を重ねてきた長い歴史のうちに、身を護るために元々の本名(ユダヤ名)を隠し、移動するたびに名前を(姓も名も)現地風の名にコロコロと改名する、親や自分の出身地を偽る、各国の制度を巧みに利用して ひとりで多数の国籍([[多重国籍]])と多数の旅券を取得しておいて多国間を自由自在に移動する、(近所の人々にはバレないように)国境をまたいでユダヤ系の親族や仲間とこっそりと連絡をとりあう、近所の人々(まわりの異教徒)を信用しない、自分の素性について[[フィクション|作り話]]をスラスラと語って周囲の人をだまし続ける、心理操作を行う、いざという時に脱出や避難することを常に思い描いてその方法を用意しておき 普段からそういうことが起き得るという想定で持ち物や資産も選択する、などといった(いわばスパイもどきの)方法をとることには、先祖代々 慣れており、そのノウハウは(親から子へと)代々継承されていて、子供のころからごく自然に身についているので、「エージェント」や「アセット」としても即戦力になりやすい、という面がある。
 
北朝鮮は日本での諜報活動には[[在日朝鮮人]]を巻き込む事が多く、彼らは「[[土台人]]」などと呼ばれている。