「太平御覧」の版間の差分

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[[File:Imperial Readings.jpg|thumb|『太平御覧』]]
『'''太平御覧'''』(たいへいぎょらん {{zh2|t=太平御覽 |s=太平御览|hp=Tàipíng Yùlǎn}})は、[[中国]][[北宋 |宋]]代初期に成立した[[類書]]の一つである。同時期に編纂された『[[太平広記]]』、『[[冊府元亀]]』、『[[文苑英華]]』と合わせて'''四大書'''と称される。太宗(2代)時代、[[李昉]]、[[徐鉉]]ら14人による奉勅撰であり、[[977年]]から[[983年]]([[太平興国]]2-8年)頃に成立した。仁宗(4代)の時代に刊刻が始まった<ref name="zusetsu" />
 
== 概要 ==
 
日本では、1174年(治承3年)2月、宋船が持ち込んだ宋版摺本の260冊を平清盛が即購入している。その後コピーの副本が作られ、12月16日、孫でもある東宮(2歳、後の安徳天皇)が清盛の自邸西八条第に訪れた際に、オリジナルが最高級の舶来品・唐物として献上された。うち3冊は、濃い蘇芳裏地の浮線綾柄の美麗な織物に銀の松枝と宝玉で飾った極めて豪華なものであったという
<ref name="zusetsu">「図説中国印刷史」 - ISBN 4762950408</ref><ref>「唐物の文化史―舶来品からみた日本」 ISBN 4004314771</ref><ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1918034/118 「山槐記」治承3年2月13日] - 国立国会図書館デジタルコレクション</ref><ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1918034/170 「山槐記」治承3年12月16日] - 国立国会図書館デジタルコレクション</ref>。
<ref>「図説中国印刷史」 - ISBN 4762950408</ref>
 
<ref>「唐物の文化史―舶来品からみた日本」 ISBN 4004314771</ref>
仁宗(4代)の時代に刊刻が始まった宋版は、中国では北宋刊本、南宋刊本とも早くに失われた。いっぽう日本には南宋刊本がいくつか伝存している<ref name="zusetsu" />。
<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1918034/118 「山槐記」治承3年2月13日] - 国立国会図書館デジタルコレクション</ref>
 
<ref>[http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1918034/170 「山槐記」治承3年12月16日] - 国立国会図書館デジタルコレクション</ref>。
* 静嘉堂文庫 - 南宋中期ごろ浙中刊本の残本の3セット。すべて同版で2つは旧蔵、1つは明治40年購入の[[陸心源]]蔵書に含まれていたもの。
* 宮内庁書陵部 - 金沢文庫伝来本。静嘉堂文庫と同版。
* 東福寺 - 静嘉堂文庫と同版の残本および南宋1199(慶元5)蜀(四川省)で印刷された完存本、国宝。
 
上海商務印書館は1935年(昭和10、民国25)、上記の日本の残本を合わせて復印し四部叢刊第三編に収録した。
そのほか、明代の1574(万暦2)に常熟・周堂(江蘇省無錫付近)で銅活字本1000巻を刊行。
また日本で1855-1862年(安政2ー文久2)田口文之、喜多村直寛が木活字本を刊行した。
 
== 脚注 ==