「朝鮮語」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
25行目:
{{Wiktionary|Category:朝鮮語|朝鮮語}}
 
'''朝鮮語'''(ちょうせんご)は、主に[[韓民族]](朝鮮民族)が使う[[言語]]で、[[朝鮮半島]]の[[大韓民国]](韓国)、[[朝鮮民主主義人民共和国]]([[北朝鮮]])、[[中華人民共和国]](中国大陸)[[延辺朝鮮族自治州]]の[[公用語]]。韓国をはじめとする多くの漢字文化圏の国や地域では'''韓国語'''(かんこくご、[[中国語]]ではよく「韓語」と)という呼称も広く使われる。
 
朝鮮半島の南北を区別しない呼称として、[[言語学]]・[[音韻論]]など学術的には、標準表記として「朝鮮語」が用いられるので、ここでの学術的な言語名は「朝鮮語」に統一して記述する。現在の韓国の[[標準語 (大韓民国)|標準語]]は[[ソウル特別市|ソウル]]の方言がベースになっており、朝鮮民主主義人民共和国の[[文化語 (朝鮮語)|文化語]]は[[平壌]]の言葉を基準にしている<ref>{{Cite web|url=http://kiyou.lib.agu.ac.jp/pdf/kiyou_14F/14_37_1F/14_37_1_115.pdf|title=北朝鮮における言語政策 「第 l 次・第 2 次金日成教示」の分析|accessdate=2019/07/03|publisher=愛知学院大学学術紀要データベース|author=文嬉眞|page=135}}</ref>。
57行目:
しかし[[1992年]]に韓国と中国が国交を樹立してからは、韓国との直接交流が進展し、韓国資本の裏付けにより、韓国式の語彙や文字配列をそのまま移植した語学テキストや辞典類が「'''{{lang|zh|韩国语}}'''」の名称を冠して発行されるようになった。その結果「'''{{lang|zh|韩国语(韩语)}}'''」という呼称は、新たに、中国の[[延辺朝鮮語]]とも北朝鮮の朝鮮語と共に韓国の言語に対する呼称として、「{{lang|zh|朝鲜语}}」と共に併用されるようになってきている。
 
現在の[[中華人民共和国]]で出版されている[[外国語]]学習用の朝鮮語の文法書やテレビ・ラジオ放送、大学で学ぶことになる[[正書法]]・発音・語彙・文法等もほとんど[[大韓民国|韓国]]の標準語である。
 
多くのヨーロッパ言語では[[高麗]]に由来する {{lang|en|Korean}} ([[英語]])などの名称を用いており、中立性の問題は提起されていない。漢字文化圏言語では朝鮮または韓国語、その他は高麗から由来した名称を用いている。その他の独自の呼称として、[[モンゴル語]]の「'''ソロンゴス'''」({{lang|mn-Cyrl|Солонгос}})(この名称の由来についてはさまざまな異説がある)、[[満洲語]]の「'''ソラホー'''」({{ManchuSibeUnicode|ᠰᠣᠯᡥᠣ }}solho)などがある。