「ドゥカーレ宮殿」の版間の差分

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[[File:Palazzo Ducale.JPG|thumb|250px|ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿]]
'''ドゥカーレ宮殿'''(ドゥカーレきゅうでん)は、[[ヴェネツィア共和国]]の総督邸兼政庁であった建造物。ドージェ(総督)の公邸であった。サン・マルコ大聖堂に隣接した敷地に建つこのドゥカーレ宮殿は住宅、行政府、立法府、司法府、刑務所という複合機能をもった建物とされていた。教会と一体となった国家権力を誇示するため、中庭の北側面は大聖堂の外壁と接するようになっている。8世紀に創建され、12世紀まで宮殿として使われていた痕跡が残っている。1340年、ピエトロ・バセッジオ(1354頃没)とフィリッポ・カレンダリオ(1315〜55)のデザイン指揮の下で海に面した南側壁面から始められ、そして1424年からは狭い広場に面した西側の壁面へと継続された。聖堂と宮殿の間にはめ込まれた精緻な造形の主門(布告門)は建築家ジョバン・ボン(1355~1443)とその息子ボルトロメオ(1400年頃~64)によって1442年に作られたもの。そこにはフランチェスコ・フォスカリ総監と思われる彫像、不屈の精神、自制といった、聖堂のファサードで見られるような主題の彫刻が設置されている。1536年以降には投票の間の特徴的なバルコニーが西側の柱廊の上に追加された。この柱廊は1574年と1577年の火災後および19世紀の火災後に修復されている。世界の遺跡と名建築 ''参考文献 世界歴史建築大図鑑 "14世紀([[1309年]])-16世紀にかけて現在の形に改修された。[[サン・マルコ広場]]に面して建造され、[[運河]]を隔てて対岸の[[牢獄]]跡と、[[ため息橋]]で結ばれている。外観は[[ゴシック建築|ゴシック]]風のアーチが連続し、[[イスラム]][[建築]]の影響も見られる細やかな装飾が施されている。
 
現在内部は、ヴェネツィア市民美術館財団({{lang|en|MUVE}})の運営する[[美術館]]の一つとして公開されている。