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[[ファイル:Fridgeinterior.jpg|thumb|right|160px|[[冷蔵庫]]の中で保存された食品]]
[[ファイル:Tk pizza.jpg|thumb|right|160px|冷凍された[[ピザ]]]]
* ;[[冷蔵]] - :食品を凍結させず0[[度 (温度)|℃]]から10℃で保存する方法である{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=92}}。細菌の活動を完全に抑えることはできないため、短期間の保存に向いている{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|pp=92-93}}。
* ;[[冷凍]] - :マイナス20℃からマイナス25℃の温度で急速に凍結させた後、マイナス15℃以下で保存する方法{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。長期の保存に向いているが、細菌を死滅させるわけではないため、[[解凍 (食品)|解凍]]後の取り扱いに注意する必要がある{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。また、凍結により食品の組織に変化が起こり、鮮度が失われるという短所がある{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。
* ;[[包装]] - :包装により食品を外界から遮断することで、[[異物]]の混入や空気の流入を防ぐ{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。様々な形態があり、包装用の素材の開発も進んでいる{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|pp=93-94}}。
* ;[[乾燥]]法 - :[[天日]]、[[熱風]]、[[電気]]、[[凍結]](フリーズドライ)によって[[細菌]]の増殖や[[酵素]]の作用に必要な水分を減少させる{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=92}}。乾燥の程度は、概ね約15[[パーセント|%]]以下である{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=92}}。
* ;[[地下貯蔵]] - :食品を土中や、[[コンクリート]]の穴に入れる方法{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=92}}。[[さつまいも]]などの保存に用いられる{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=92}}。
* ;加熱殺菌法 - :加熱により腐敗・変敗の原因となる微生物を死滅させ、酵素を破壊する{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。具体的な方法としては[[蒸煮]]や[[焙煮]]のほか、液体瓶詰食品に用いられる低温殺菌法、缶詰食品に用いられる高温殺菌法がある{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。加熱殺菌した食品は、開封後腐敗しやすい点に注意する必要がある{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。
* ;[[保存料]]の添加 - :保存料を使用して細菌の死滅や増殖阻止を実現し、酵素の働きを阻害する方法{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。添加することのできる保存料の量は法律で定められている{{Sfn|食品保健研究会(編)|1989|p=93}}。
 
==== 食品を加工して保存する方法 ====