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|{{出典の明記|date=2010年12月}}
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|雑多な内容の箇条書き=2014年9月11日 (木) 15:05 (UTC)
'''モノカルチャー'''({{lang-en|Monoculture}})とは、直訳するとmono(単一)のculture([[栽培]]/[[文化]])であり、多くの場合、単一の[[農作物]]を生産する[[農業]]形態を指す。そのような農業形態は'''単作'''(たんさく)とも呼ばれる。また、単一の産品に依存した経済を'''モノカルチャー経済'''と言うことがある
|出典の明記=2010年12月}}
[[ファイル:Sugar cane 2.JPG|thumb|広大な[[サトウキビ]]の[[プランテーション]]([[インド]])]]
'''モノカルチャー'''({{lang-en|Monoculture}})とは、直訳するとmono(単一)のculture([[栽培]]/[[文化]])であり、多くの場合、単一の[[農作物]]を生産する[[農業]]形態を指す。'''単作'''(たんさく)とも。
 
== 概要 ==
[[ファイルFile:Sugar cane 2.JPG|thumb|広大な[[サトウキビ]]の[[プランテーション]]([[インド]])]]
[[植民地]]化された土地で、支配国で需要の高い農作物を集中的に生産させた事が始まりである。例えば、[[オランダ領東インド]](現在の[[インドネシア]])における商品作物の強制栽培制度があげられる。これにより、支配国は効率よく農作物を得ることができた。1944年に[[メキシコ]]で実施された[[緑の革命]]もモノカルチャーである。
 
モノカルチャーの農業形態は、[[植民地]]化された土地で、支配国で需要の高い農作物を集中的に生産させた事が始まりである。例えば、[[オランダ領東インド]](現在の[[インドネシア]])における商品作物の強制栽培制度が挙げられる。これにより、支配国は効率良く、支配国が欲する農作物を得ることができた。代表的な作物に[[サトウキビ]]、[[パラゴムノキ|天然ゴム]]、[[チャノキ|紅茶の茶葉]]、[[カカオ]]、[[コーヒー豆]]などがある。多くは主食たりえないものであり、農地は商品作物の栽培工場と化し、現地住民は商品生産の労働力として経済の中に組み込まれて食糧の自給能力を失った。これが[[飢餓]]の発生原因の1つともなった<ref>[[人口爆発]]、過放牧や気候変動による[[沙漠化]]、不適切な灌漑に伴う土壌への[[塩類集積]]など、他にも飢餓の発生原因は存在する。ただし、例えばアフリカで古くは行われていた、旱魃に備えるために、通常食にしていた食物以外に、同じ畑で乾燥に強い作物も栽培していたといった農法が、植民地化によるプランテーションによって破壊されたといった側面もある。</ref>。
 
また、特定の産業に力を入れたために、それ以外の産業が発達しなかった。多くの旧植民地は独立後、様々な産業を発達させる努力をしているものの、そのために必要な資金を得るために[[植民地]]時代の輸出品に頼らないといけない国もあり、モノカルチャーへの依存から脱却できていないことが多い。
代表的な作物に[[サトウキビ]]、[[パラゴムノキ|天然ゴム]]、[[トウモロコシ]]、[[穀物]]、[[パルプ]]、[[コーヒー豆]]などがある。多くは主食たりえないものばかりであり、現地住民は商品経済に組み込まれ自給能力を失い、[[飢餓]]の原因ともなった。また、特定の産業に力を入れたためにそれ以外の産業が発達しなかった。
 
一方で、モノカルチャー経済と呼ばれる国家においては、そもそも輸出用作物の経済に占める割合が小さ少なく、大半は自給用作物の生産であって、ただ経済が弱体で他に輸出品目がく、輸出作物が1品目に片寄っているために見かけ上モノカルチャー化しているように見えるだけの場合もあるとの指摘がなされている<ref>「図説アフリカ経済」(平野克己著、日本評論社、2002年)p32-33</ref>。
多くの旧植民地は独立後、様々な産業を発達させる努力をしているが、そのために必要な資金を得るために[[植民地]]時代の輸出品に頼らないといけない国もあり、モノカルチャーへの依存から脱却できていないことが多い。
 
この他、1944年に[[メキシコ]]で実施された[[緑の革命]]もモノカルチャーである。大量の作物を生産する事が出来るので、食糧増産ができると見込まれたのであった。ここで栽培されたのは、[[トウモロコシ]]などの穀物である。しかし、短期的には収量の増加が達成できても、持続可能な農法ではなかった。
一方で、モノカルチャー経済と呼ばれる国家においては、そもそも輸出用作物の経済に占める割合が小さく、大半は自給用作物の生産であって、ただ経済が弱体で他に輸出品目がなく、輸出作物が一品目に片寄っているために見かけ上モノカルチャー化しているように見えるだけであるとの指摘がなされている<ref>「図説アフリカ経済」(平野克己著、日本評論社、2002年)p32-33</ref>。
 
== メリット ==
* 複数の作物を生産栽培・収穫・出荷する事に比べて、単一の農作物を生産栽培・収穫・出荷する事は、技術的にも単一で済む。栽培に必要な物資あり効率的一括購入。さらに、規格化して大規模化も行いやすい
* モノカルチャーの商品の取引価格が高値であれば、効率良く収益を上げられる。
* 一度に大量の作物を生産する事が出来るので、[[飢饉]]を防ぐために行われた。
* 企業が安値で規格の揃った作物を安定して得るめの仕組みとして利用できる。どこも同じ作物を出荷するために[[開発途上国|発展途上国]]で単一栽培されて付加価値が付きにくく、安く買叩ける。
 
== デメリット ==
対象者* モノカルチャーの商品を買い付ける側のメリットが大きい反面、[[環境破壊]]や栽培する者が充分な収入を得られず貧富の差が顕著に現れてしまうなど、多くの問題が露呈している。
* 効率よく利益を得られる事から、従来[[品種]]の消滅に拍車がかかり、生物多様性が失われる。
* 効率生産体制の均一によが起こ生産国の[[伝統]][[文化]]が失われてしまう危険性が高い。
* 大規模な田畑を生み出すための森林[[伐採]]による保水力低下[[焼畑農業]]に伴う土壌流出、焼畑農業のサイクル短縮に伴う地力の低下、また[[連作]]によって枯れて疲弊まい、さらに[[風食]]や[[漠化]]なども引き起こしている。
* 不適切に大規模な[[灌漑]]が行われた場合、河川の断流や、耕作地の土壌における[[塩類集積]]などを引き起こしている。
* [[天災]]・病害虫異常発生などによって、全滅してしまった場合の[[リスク]]が高い。単一種の栽培であるため、常にこのリスクがつきまとう
* 国際[[市場]]での価格変動に国民経済が左右される。たとえばある作物の価格が下落すると、その作物に依存した国の経済や国民の収入は打撃を受け、[[貧困]]が広がる。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
* [[フルヘンシオ・バティスタ]]
* [[ドール・フード・カンパニー]]
* [[タンガニーカ落花生計画]]
* [[調所広郷]]
* [[比較優位]]