「電気素量」の版間の差分

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: 油滴を使ったウィルソン実験を改良し、多くの誤差要因を排除した。当時の計測値は {{val|1.592|e=-19|u=クーロン}}だったとされる。
 
== 電磁気の単位 ==
歴史的に[[電磁気の単位系]]は、元来は何らかの幾何学的な配位において作用する電磁気的な力の大きさによっ基づいて力学量の単位系から組み立てられる、[[一貫性 (単位系)|一貫性]]のある単位系として定義されており、電気素量との理論的な関係はない。
 
なお、1[[モル|mol]] の電子の電気量は[[電気分解]]の法則で知られる 1[[ファラデー (単位)|Fd]] であり、電気素量に[[アボガドロ数]]<!-- 無次元の数なのでアボガドロ定数ではない --> {{math|''N''{{sub|A}}}} mol をかけたものである。
現行のSIにおいて電気素量は電磁気量の単位を定義する定義定数として位置付けられているが、これも歴史的な単位から換算係数が簡単になるように値が決められているだけで、電気素量が定数であるという以上に理論的な裏付けに基づくものではない。
 
なお、1[[モル|mol]] の電子の電気量は[[電気分解]]の法則で知られる 1[[ファラデー (単位)|Fdファラデー]](記号: Fd)であり、電気素量に[[アボガドロ数]]<!-- 無次元の数なのでアボガドロ定数ではない --> {{math|''N''{{sub|A}}}} mol をかけたものである。
{{Indent|
{{Math|1 Fd {{=}} (''N''{{Sub|A}} mol) ''e'' {{=}}({{Val|6.02214076|e=23}}) × ({{Val|1.602176634|e=-19|u=C}}) {{=}} {{Val|96485.3321233100184|u=C}}}}(正確に)
}}