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{{統計力学}}
'''エントロピー'''はたはた({{lang-en-short|entropy}})は、[[熱力学]]および[[統計力学]]において定義される[[示量性]]の[[状態量]]である。熱力学において[[断熱過程|断熱条件下]]での[[可逆|不可逆性]]を表す指標として導入され、統計力学において[[系 (自然科学)|系]]の[[微視的]]な「乱雑さ」<ref group="注">「でたらめさ」と表現されることもある。ここでいう「でたらめ」とは、矛盾や誤りを含んでいたり、的外れであるという意味ではなく、相関がなくランダムであるという意味である。</ref>を表す物理量という意味付けがなされた。統計力学での結果から、系から得られる[[情報]]に関係があることが指摘され、[[情報理論]]にも応用されるようになった。物理学者の{{仮リンク|エドウィン・トンプソン・ジェインズ|label=エドウィン・ジェインズ|en|Edwin Thompson Jaynes}}のようにむしろ物理学におけるエントロピーを情報理論の一応用とみなすべきだと主張する者もいる。
 
エントロピーは[[エネルギー]]を[[熱力学温度|温度]]で割った[[量の次元|次元]]を持ち、[[国際単位系|SI]]における単位は[[ジュール]]毎[[ケルビン]](記号: J/K)である。エントロピーと同じ次元を持つ量として[[熱容量]]がある。エントロピーは[[ニコラ・レオナール・サディ・カルノー|サディ・カルノー]]にちなんで一般に記号 {{mvar|S}} を用いて表される。