「比叡 (戦艦)」の版間の差分

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==海底の比叡==
[[2019年]](平成31年)[[1月31日]]、[[ポール・アレン]]が創業したアメリカの調査チームが本艦が[[ガダルカナル島]]の[[サボ島]]北西、水深985mの地点で沈んでいるのを発見した。なお、船体の3分の1にあたる約70mの前方の部分が切断されていたという。これに関して専門家は大きな爆発があったのではないかと見ている<ref>{{Cite news|title=戦艦「比叡」見つかる 太平洋戦争中に沈没 謎の解明も…|newspaper=NHK|date=2019-02-06|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190206/k10011805201000.html|accessdate=2019-02-06}}</ref><ref>{{Cite news|title=戦艦「比叡」見つかる 沈没のナゾ解明なるか|newspaper=FNN|date=2019-02-06|url=https://sp.fnn.jp/posts/00411419CX|accessdate=2019-02-06}}</ref><ref>{{Cite news|title=戦艦「比叡」の船体発見 ポール・アレン氏の調査チーム|newspaper=産経新聞|date=2019-02-06|url=https://www.sankei.com/smp/world/news/190206/wor1902060026-s1.html|accessdate=2019-02-06}}</ref>。
 
発見された比叡の船体から沈没状況がかなり絞り込まれた<ref>歴史群像2019年6月号 p.5</ref>。駆逐艦や軽巡洋艦と違い、堅固な戦艦では被爆被雷による一次爆発で船体の折損は生じない。比叡の船体を折損させたのは弾火薬庫の誘爆による大規模な二次爆発で、比叡の艦首側一番、二番主砲弾火薬庫か装薬庫で誘爆が起きて船体を切断させたと見られる<ref>丸2019年5月号 p.130-131</ref><ref>歴史群像2019年6月号 p.5-6</ref>。
注水弁が開かれた比叡は右舷側<ref>歴史群像2019年6月号 p.6</ref>ないし右舷艦尾側<ref>丸2019年5月号 p.131</ref>への傾斜を大きくして転覆。前部弾火薬庫の誘爆および大爆発は比較的深い水中で起きたもので、海上から比叡の沈没は確認できなかった。戦艦級の主砲塔弾火薬庫の爆発は相当な規模の爆炎や煙を生じ、ある程度離れた状態でも視認は困難ではないが、日本側だけでなく、比叡を空襲し、空から見ていたアメリカ軍も大規模な爆炎や煙を目撃していない<ref>歴史群像2019年6月号 p.6</ref>。
前部弾火薬庫の爆発の原因として、信管や雷管が水圧上昇により誘爆して延焼したもの<ref>丸2019年5月号 p.131</ref><ref>歴史群像2019年6月号 p.6</ref>、転覆によりボイラーに海水が侵入して水蒸気爆発が起こって破壊されたもの<ref>丸2019年5月号 p.131</ref>、転覆により艦内電源がショートして火災が発生し誘爆したもの<ref>丸2019年5月号 p.131</ref>が考えられる。
切断した比叡の艦首部分については、前部主砲弾火薬庫の爆発によって艦橋構造物と共に四散したか<ref>丸2019年5月号 p.130-131</ref>、今回の調査時間の都合で発見されなかった<ref>歴史群像2019年6月号 p.6</ref>と見られる。
 
== 主要目一覧 ==
*{{Cite book|和書|author=[[吉田俊雄]]|coauthors=|year=2000|month=12|title=日本海軍のこころ|publisher=文藝春秋|isbn=4-16-356900-6|ref=日本海軍のこころ}}
**第五章「御召艦比叡」(吉田は昭和11年当時、比叡中甲板士官。横須賀から小樽まで天皇乗艦時の情況が描写されている)
*『丸 MARU 2019年5月号 通巻877号』株式会社潮書房光人新社
*『歴史群像 2019年6月号 №155』株式会社学研プラス
*『歴史群像太平洋戦史シリーズ21 金剛型戦艦』学習研究社 ISBN 4-05-602016-7
 
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