「ののちゃん」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎山田家の人々: 読点が抜けていたため、追加。
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
編集の要約なし
764行目:
 
=== 概要 ===
[[東宝]]による配給が続いた[[スタジオジブリ]]製作作品において唯一、[[松竹]]によって配給され{{efn|ジブリ出身者による映画も含めれば[[百瀬義行]]が監督を務めた[[2019年]]公開の[[二ノ国]]がある。こちらは[[ワーナー ブラザース ジャパン|ワーナー・ブラザース映画]]配給となっている。}}、ジブリの事業提携先である[[ウォルト・ディズニー・ジャパン]](後にジブリ社長となる[[星野康二]]が代表者)が[[製作委員会]]に正式参加し、『[[もののけ姫]]』を上回る出資を行った作品である。本作が松竹配給となった理由について、プロデューサーの[[鈴木敏夫]]は、ジブリの親会社である[[徳間書店]]社長だった[[徳間康快]]が東宝側と「ケンカ」してしまったため、松竹でやらざるを得なくなったと記している<ref name="suzuki">鈴木敏夫『仕事道楽』岩波書店《岩波新書》、2008年、pp.130 - 131</ref>。
 
作品内容は原作の4コマエピソードを繋ぎ合わせたオリジナルストーリーである。「[[家族]]」を描いたテーマの作品を模索していた高畑監督の目に留まり、長編作品として企画が動き始めた。まつ子たかし夫婦を軸に家族の物語が展開していき、のの子は前半の進行役として話が進めていく。前々作の『[[おもひでぽろぽろ]]』のように劇中さまざまな歌が挿入され、[[矢野顕子]]が主題歌を担当した。また、同年逝去した[[ミヤコ蝶々]]の最後の映画出演作となった{{efn|奇しくも、ミヤコ蝶々の死去はテレビ放送の前日であった。}}。現実にある作品や[[商標]]類([[ダイドードリンコ|ダイドー]]、[[メビウス (たばこ)|マイルドセブン]]、[[クロネコヤマト]]、[[月光仮面]]、[[ホンダ・ジョルノ]]など)が劇中にいくつか登場する。