「ドムス・アウレア」の版間の差分

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ドムス・アウレアの一部で、現在まで比較的まとまった状態で残っているのは、[[トラヤヌス浴場]]を建設する際に埋められた、東西220m、南北70m程度の部分だけである。16世紀に「グロッタ」と呼ばれていたこの遺構のフレスコ画は、人や動物、植物などが連続する奇妙な装飾であり、[[ラファエロ・サンティ|ラファエロ]]が[[バチカン宮殿]]回廊の内装に取り入れた。これが「グロッタ(grotto)で発見された古代美術」ということで、後にいわゆる「[[グロテスク]]」装飾と呼ばれるようになったものである。[[1506年]]には、付近の地中から[[ラオコーン像]]が発見され、[[ミケランジェロ・ブオナローティ|ミケランジェロ]]に大きな感銘を与えた。
 
ドムス・アウレアは[[第二次世界大戦]]後の長期間をかけた修復工事のあと、[[1999年]]から一般に公開されるようになったが、大雨による被害があり[[2005年]]12月に再び閉鎖された。2010年03月に、地下遺構の天井部分が約60平方メートルにわたって崩落した。今回崩れた箇所は、2005年の大雨の被害により修復・補強工事のため閉鎖されていた<ref>{{ cite web | url = http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2714973/5554428 | publisher = AFPBB News | title = ローマの「ネロ皇帝の黄金宮殿」、地下遺構の天井が崩落 | accessdate=2010-04-18 }}</ref>。[[2019年]][[5月]]、修復作業中に「秘密の部屋」と思しき小さな部屋が発見された。考古学チームは「秘密の部屋につながる穴を偶然発見した」と述べており、部屋は[[ケンタウロス]]や[[パーン (ギリシア神話)|パン]]などの[[ギリシャ神話]]に関する絵で彩られていたと語っている。同チームは「この発見は『紀元60年代のローマの雰囲気』を垣間見ることを可能とするものとしており、部屋はとても華やかで、保存状態も非常に良好だ」としている<ref>{{ cite web | url = https://www.afpbb.com/articles/-/3224521/21251347 | publisher = AFPBB News | title = ローマ皇帝ネロの黄金宮殿、「秘密の部屋」を発見 | date=2019-05-11 | accessdate=2019-07-14 }}</ref>。
 
同チームは新たに発見されたこの部屋を「'''サーラ・デッラ・スフィンジェ'''(Sala della Sfinge、スフィンクスの間)」と命名した。
 
== 脚注 ==