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H.Hower (会話 | 投稿記録)
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[[ファイル:Male_reproductive_system_lateral_ja.png|thumb|250px|男性器の断面図]]
[[ファイル:Illu_repdt_female-nihongoban.png|thumb|250px|女性器の断面図]]
[[File:男性器.jpg|thumb|男性器の外観]]
[[File:Female vagina2.jpg|thumb|250px|right|女性器の外観]]
 
'''[[尿]]道'''(にょうどう、{{lang-en-short|[[:w:Urethra|Urethra]]}})は、[[哺乳類]]の[[泌尿器]]に分類される[[器官]]のひとつで、[[尿]]が[[膀胱]]から体外へ排泄されるときに通る管のこと。[[男性]]の場合、膀胱の出口で精管が接続されており、[[射精]]時には、[[精子]]を含む[[精液]]を運ぶ管でもあるので、[[生殖器]]でもある。
 
[[ヒト]]の場合、骨盤内にある膀胱から恥骨結合の下を通って、[[外陰部]]へと続く。[[女性]]では、[[膣前庭]]に開口するが、男性では、膀胱を出ると、[[前立腺]]の中心を貫通し、その後、[[陰茎]]内部の尿道海綿体を貫通した後、[[陰茎亀頭]]先端に開口する。そのため、男性と女性とで尿道の形状が大きく異なる。男性の場合、尿道は成人で16から20cmの長さがあり、細いのが特徴。一方、女性の尿道は太く、長さは3 - 4 cm4cmと、男性よりもかなり短い。これが、女性のほうが[[尿路感染症]]を起こしやすい原因であるといわれる。尿道には、膀胱を出たあと、尿道周囲の筋肉が発達して、内部の尿の通行を妨げる'''尿道括約筋'''がある。この筋は随意筋で、意識的に尿を我慢するときに用いられる。
 
[[File:男性器.jpg|thumb|男性器の外観]]
[[File:Female vagina2.jpg|thumb|250px|right|女性器の外観]]
 
尿道の壁の構造は、内側に、粘膜があり、その外に主に2層の平滑筋が存在するのが基本であるが、男性の尿道海綿体内では平滑筋層は明確ではない。尿道内部の壁の潤滑剤としての粘液を分泌する'''尿道腺'''と呼ばれる小型の分泌腺が多数存在し、尿道の内壁を湿らせている。内側の粘膜は、女性では、膀胱のごく近くでは、膀胱と同じ移行上皮であるが、それ以外のほとんどは重層扁平上皮である。一方、男性尿道では、膀胱の近くでは移行上皮、その後、前立腺内を通るときは前立腺の上皮と同様の多列円柱上皮となり、陰茎内では、独特の重層円柱上皮、亀頭部で重層扁平上皮と、様々に形を変える。