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'''丸善雄松堂株式会社'''(まるぜんゆうしょうどう、{{Lang-en-short|''MARUZEN-YUSHODO Company, Limited''}})は、[[日本]]の大手[[書店]]、[[出版社]]、専門[[商社]]。文化施設の建築・内装、[[図書館]]業務の[[アウトソーシング]]等も行い、幅広い業務を手がけている。[[大日本印刷]]の[[子会社]]である[[丸善CHIホールディングス]]の[[完全子会社]]である。
 
なお、かつての丸善石油(後:[[コスモ石油]])、「チーかま」など珍味メーカーの[[丸善 (食品メーカー)|丸善]]、業務用厨房機器メーカーの[[マルゼン (厨房機器)|マルゼン]]、[[エアソフトガン]]メーカーの[[マルゼン (トイガンメーカー)|マルゼン]]とは無関係である。
 
本店は[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[日本橋 (東京都中央区)|日本橋]]二丁目に、本社事務所は[[港区 (東京都)|港区]][[海岸 (東京都港区)|海岸]]一丁目にある。
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=== 大日本印刷以外との提携 ===
2004年には、[[情報技術|IT]]関係子会社を統合後、[[京セラコミュニケーションシステム]]と資本・業務提携し、新会社「[[京セラ丸善システムインテグレーション]](KMSI)」を設立、27.3%を出資した(2016年に京セラコミュニケーションシステムが吸収合併)。2007年6月26日に、[[Amazon.co.jp]]とオンラインストアの共同ブランドでの運営契約を締結し、8月28日からオンライン書店機能を[[Amazon.co.jp]]に移管して、「丸善オンラインストア」とした。[[2010年]][[12月31日]]にて終了<ref>[http://amazon.jp/b?node=2222385051 丸善・アマゾン共同ブランドストア終了のお知らせ]</ref>。2008年1月30日に、[[コンビニエンスストア]]チェーンの[[am/pm]]を運営する株式会社[[エーエム・ピーエム・ジャパン]]と業務提携し、4月に新業態店舗「丸善キャンパスショップ」を[[山梨学院大学]]・[[山梨学院短期大学]][[キャンパス]]内に出店。以降、他の大学などでも展開する予定
=== その他 ===
2009年に創業140周年記念として限定万年筆の「檸檬」(新潮文庫版『[[檸檬 (小説)|檸檬]]』付属)と、[[夏目漱石]]が[[内田魯庵]]から贈られた[[デ・ラ・ルー|オノト]]を再現した「漱石」(『[[こゝろ]]』直筆原稿の複写版が付属)を販売している。
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* 名古屋栄店 (丸善名古屋ビル) - [[1874年]](明治7年)開店。創業初期から続く中部地区の旗艦店。[[東京建物]]の関連会社が所有していた入居ビル建替えの為2012年6月24日をもって退店。道路を挟み隣接する「[[丸栄]]」の6・7階へ移転し同年9月より営業再開。さらに、栄地区で[[平和不動産]]が[[2015年]]に新築するビルへ入居。2015年[[4月28日]]より新店舗(名古屋本店)での営業を開始した<ref>[http://www.junkudo.co.jp/mj/news/detail.php?news_id=55 【4月28日】丸善 名古屋本店 グランドオープン|新着情報詳細 |丸善&ジュンク堂ネットストア]2015年4月22日(2015年5月1日閲覧)</ref><ref>[http://www.junkudo.co.jp/mj/store/store_detail.php?store_id=212 MARUZEN 名古屋本店 |実店舗詳細 |丸善&ジュンク堂ネットストア](2015年5月1日閲覧)</ref>。従来の丸栄内にある店舗も「名古屋栄店」<ref>[http://www.junkudo.co.jp/mj/store/store_detail.php?store_id=18 MARUZEN 名古屋栄店 |実店舗詳細 |丸善&ジュンク堂ネットストア](2015年5月2日閲覧)</ref>として営業を継続していたが、2015年11月23日に7F売場を閉鎖、2015年12月25日に6F売場を閉鎖し、丸栄から撤退する方針が明らかになった<ref>[http://www.junkudo.co.jp/mj/news/detail.php?news_id=98 丸善 名古屋栄店 閉店のお知らせ]丸善&ジュンク堂ネットストア 2015年11月22日(2015年11月24日閲覧)</ref>。
* 京都河原町店([[京都市]][[中京区]]、閉店) - [[三条通]][[麩屋町通|麩屋町]]にあった初代店舗は[[梶井基次郎]]の小説『[[檸檬 (小説)|檸檬]]』の舞台である。[[河原町通]][[蛸薬師通|蛸薬師]]上ルにあった2代目店舗は2005年10月に閉店した。かつて京都市内の河原町通りには多数の書店が存在したが、近年、減少傾向にあるとされ、そうした書店撤退の流れの一つに位置づけられている<ref>{{cite web|url=http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110910-OYT8T00024.htm|title=書店 河原町離れ|publisher=読売新聞|date=2011-09-10|accessdate=2011年9月10日 }}</ref>。閉店決定後には小説にちなんで多くのファンが[[レモン]]を置き残し、また『檸檬』の販売も急増した。なお、河原町三条の[[京都BAL]]に同一グループの[[ジュンク堂書店]]が進出していたが、2015年には同施設の改装に合わせて丸善として再出店を果たした<ref>[http://www.sankei.com/west/news/150822/wst1508220027-n2.html 小説「檸檬」の舞台 丸善が京都に10年ぶり再オープン 一度は置いてみたい…「レモン置き場」も設置 (2/2ページ)] [[産経新聞社]](池田進一、小川原咲)、2015年8月22日(2015年9月28日閲覧)。</ref>。
* [[そごう心斎橋本店|大阪心斎橋そごう]]店(2007年7月15日閉店) - 前身の「大阪心斎橋店」は、東京・日本橋店に次ぐ2号店として1871年に開業した。2005年9月、[[そごう心斎橋本店]]の再開に合わせて移転し「大阪心斎橋そごう店」として増床オープン。美術書や洋書などの専門書を手厚く揃えていたほか、高級文具などを扱い、熟年層向けに専門性の高いテナントを集めた「心'''祭'''橋筋商店街」(そごう心斎橋本店11、12階)の中核となっていた。撤退理由は明らかにされていないが、顧客対象を絞った品ぞろえのため、百貨店の上層階では計画通りの集客ができなかったものとみられ、前身の「大阪心斎橋店」から続く136年の歴史に幕を閉じた。撤退後の同年9月2日、後継店舗として[[三省堂書店]]が出店したが、そごう心斎橋本店の閉店に伴い、同時に閉店となっている
 
== 顔認識システムの導入 ==
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== その他 ==
[[ハヤシライス]]の名前の由来の諸説のひとつとして、丸善創業者の[[早矢仕有的]]だという説があるが真偽は不明である。これに関連してか、丸善では旧:日本橋本店屋上にあった「丸善レストラン」(以前の名称はゴルファーズ・スナック、通称スナックで単純にポークのハヤシとカレーライスのみ、後年にメニューを増やした模様)のメニューにハヤシライスがあり(現在は丸の内本店4F、日本橋店3Fなど)、「ハヤシビーフ」、「ハヤシポーク」などを丸善ブランド「厨房楽(ちゅうぼうがく)」で販売している。
 
== 脚注 ==