「JR北海道DBR600形ディーゼル機関車」の版間の差分

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== 構造 ==
[[NICHIJO|日本除雪機製作所]]([[札幌市]][[手稲区]])製の汎用排雪モーターカーHTR-600形を基本に、各部仕様を「鉄道車両」として走行が可能となるよう変更している。最高運転速度は55[[キロメートル毎時|km/h]]である<ref name="RJ415"/>。
 
基礎ブレーキ装置は北海道の鉄道車両で一般的な[[踏面ブレーキ|踏面両抱き式]]で、日本除雪機製作所のモーターカーで標準仕様となっている露出形[[ディスクブレーキ]]から変更された。駆動機関は[[三菱重工業]]製の出力441.3 [[ワット|kW]] (600 [[馬力|PS]]) /1,800 [[rpm (単位)|rpm]]のS6R-TA<ref>[[4ストローク機関|4ストローク]][[燃焼室#直接噴射式|直接噴射式]][[直列6気筒]]、ボア170 mm×ストローク180 mm、[[排気量]]24.51 L、[[ターボチャージャー|排気タービン過給機]]・[[インタークーラー]]付き</ref>[[ディーゼルエンジン]]で、走行用、除雪用の動力をまかなう。動力伝達装置は、[[油圧]]ポンプ・[[油圧モーター]]および前後進4段油圧湿式多段[[クラッチ]]式[[オートマチックトランスミッション|自動変速付変速機]]を採用している。運転整備重量は、25 t(除雪装置非装備時)/30 t(除雪装置装備時)。最大寸法は、長さ7,775 mm(除雪装置装備時14,200 mm)×幅2,740 mm(除雪装置最大展開時5,400 mm)×高さ3,995 mmである。
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== 運用 ==
[[ファイル:JR hokkaido HTR-600 624 & 625.JPG|thumb|200px|[[留萌本線]]で重連で使用されるHTR-600形]]
2両とも[[苗穂運転所]]に配置され、通常は[[札幌運転所]]に1両、苗穂運転所に1両が常駐していた<ref>冬期は運転所構内の除雪作業および札幌近郊区間・学園都市線等の除雪作業を担当する他(主にロータリーとしての運用)、夏期においては運転所における客車・気動車等入換業務の他は各運転所近隣の駅において保守用機材類の運搬等に使用される。</ref>。夏季は除雪機器一式を取り外し、通常のモーターカーと同様に使用されていた。
 
2両とも[[2014年]][[7月1日]]付で除籍(廃車・廃形式)され、「鉄道車両」ではなくモーターカーとなった<ref>「JR電車編成表2015冬」ISBN 9784330516141 p.356。</ref>。