削除された内容 追加された内容
加筆整理
編集の要約なし
25行目:
2005年からGP2として再スタートし、初期のシリーズチャンピオンをはじめとした同カテゴリー出身のドライバーがF1でも結果を残し、より一層F1昇格への[[登竜門]]として注目された。とくに2006年王者の[[ルイス・ハミルトン]]は{{f1|2007}}にF1デビューすると{{f1|2008}}にはF1王者に輝き、「ヨーロッパF2や国際F3000の王者はF1王者になれない」という長年のジンクスを破った。
 
ところが、「年間費用が2億円近くかかり<ref>Naoise Holohan / Jim "[http://ja.espnf1.com/f1/motorsport/story/65171.html 特集:金持ちの世界]". ESPN F1. (2011年11月24日) 2016年2月21日閲覧。</ref>、資金力のない者は参戦できない」「[[リバースグリッド]]など独特の規定があり、新人には不利になる」「接触が多く、ドライビングが荒っぽい」などのマイナス面が目立つようになる。また、下位カデゴリからス経験を積む場としては一定の成功をおさめたが、F1へのステップアップとして機能したのいう点で(2008年を除く)2005年評価が分ら2010年の間のみで、れた。れ以外の年は以下の理由により上手くいっとしいなかった以下が挙げられる
*F1とのタイヤメーカーおよびレースで使用されるコースの違いを除けば、GP2等と同格として扱われていたフォーミュラ・ルノー3.5のほうが年間費用が安価でマシン面でのF1との共通性がGP2より多かったため、こちらの方に参戦するドライバーが増え、相対的に人気が低下したこと<ref>{{citenews | url = http://f1-gate.com/driver/f1_21536.html | title = GP2とフォーミュラ・ルノー3.5、F1ドライバーへの近道は?| publisher = F1-Gate.com | date = 2013-11-06| accessdate = 2014-01-13}}</ref>。
*年を追うことに次期F1ドライバーが切磋琢磨するカテゴリーから同カテゴリーに複数年参戦しているドライバー同士の対決が増えつつあり、特に2010年以降のシリーズチャンピオンを筆頭にその状況が顕著に表れていた。そのうえ、2012年以降はチャンピオンドライバーでさえF1に昇格しづらくなるなど、ステップアップカテゴリーとしては停滞気味となったこと。
*2009年まではステップアップカテゴリーとしてそれなりに機能していたが、2010年に登場したGP3の影響で次期F1ドライバーはそちらを優先するケースが増えたうえに、[[ダニール・クビアト]]や[[バルテリ・ボッタス]]のように、GP3からGP2を経由せずF1へ引き上げられるケースも出てきたこと。
*年を追うことに次期F1ドライバーが切磋琢磨するカテゴリーから同カテゴリーに複数年参戦しているドライバー同士対決比率が高くなることはやむを得ない増えつつあり特に2010年以降のシリーズチャンピオンを筆頭にその状況が顕著に表れていた。そのうえ、2012年以降はチャンピオンドライバーでさえF1に昇格しづらくなるなど、ステップアップカテゴリーとしては停滞気味となったこと。
*ステップアップカテゴリーと強調しつつも、ハミルトンは早期に特筆する結果を残したものの、2005年のチャンピオン[[ニコ・ロズベルグ]]が2006年のF1参戦から10年後の2016年のタイトル獲得や2010年のチャンピオン[[パストール・マルドナド]]によるF1参戦2年目の2012年のスペインGP制覇など、ハミルトンに次ぐ結果を残したドライバーもいたが、後述の[[フォーミュラ・ルノー3.5]]出身のドライバーに比べると結果を残せないドライバーが多く、ステップアップとしての機能には疑問符がついたこと。
 
*F1とのタイヤメーカーおよびレースで使用されるコースの違いを除けば、GP2等と同格として扱われていたフォーミュラ・ルノー3.5のほうが年間費用が安価でマシン面でのF1との共通性がGP2より多かったため、こちらの方に参戦するドライバーが増え、相対的に人気が低下したこと<ref>{{citenews | url = http://f1-gate.com/driver/f1_21536.html | title = GP2とフォーミュラ・ルノー3.5、F1ドライバーへの近道は?| publisher = F1-Gate.com | date = 2013-11-06| accessdate = 2014-01-13}}</ref>。
このような状況もあり、F1直下のカデゴリーという位置づけでありながら、GP3との共食いやフォーミュラ・ルノー3.5の影響で存在価値が希薄化しつつあった。さらに、[[ダニール・クビアト]]や[[バルテリ・ボッタス]]のように、GP3からGP2を経由せずF1へ引き上げられるケースも出てきた。
 
そのため、2016年よりFIAが導入するF1の[[スーパーライセンス]]発給の指針となるポイントシステム<ref>[http://as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=62441 スーパーライセンス発給条件を数値化、SFも対象] - AUTOSPORT web・2015年1月6日</ref>では、GP2はフォーミュラ・ルノー3.5より上位に置かれることになり、シリーズの注目度は再び上がっていると見られたが<ref>[http://ja.espnf1.com/f1/motorsport/story/188525.html レッドブル、育成2人をGP2に投入]</ref>、2017年よりFIAが定義するフォーミュラカーレースのカテゴリーが再編に伴い、GP2は[[フォーミュラ2|FIA フォーミュラ2選手権]]に改名される形で消滅することとなった。