「日本人の食事摂取基準」の版間の差分

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'''日本人の食事摂取基準'''は、日本の[[厚生労働省]]が、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、[[エネルギー]]・[[栄養素]]欠乏症の予防、[[生活習慣病]]の予防、[[過剰摂取]]による健康障害の予防を目的として制定したエネルギー及び各栄養素の摂取量の[[基準]]である。
 
[[栄養士]]などの専門家向けの利用目的で作成{{要出典|date=2019年7月}}されており、保健所や医療施設などで実施する「栄養指導」や学校や事業所などの「給食」の提供の根拠となる科学的データである。
 
==改定==
2004年に「日本人の食事摂取基準」として改定される前は、1970年より「日本人の[[栄養所要量]]」として公表され、6回改定されてきた<ref>[http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s9906/s0628-1_11.html 第6次改定日本人の栄養所要量について] (厚生労働省、1999年6月28日)</ref>。以降は、5年に1回の改定されており、最新版は2015年版である。下記が、2020年版参考図報告を参照案<ref>{{Cite web|title=「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会|url=https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kenkou_539644.html|website=www.mhlw.go.jp|accessdate=2019-07-23|language=ja}}</ref>も公開され
 
2015年版の概要は、厚生労働省の以下の資料を参照のこと。
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== 2010年版 ==
主な変更点
*年齢ごとの「推定エネルギー必要量」を変更した(小児と若年女性で減少、高齢者は増加)
*食塩の目標量が減少した(男性10.0g→9.0g、女性8.0g→7.5gへ減少)5g)
*カルシウムで設定されていた「目安量」「目標量」から「推奨量」を目指すことに変更した
 
== 2015年版 ==
主な変更点
*生活習慣病の発症だけでなく、重症化予防も検討した。
 
*体格をあらわす[[ボディマス指数|ボディマス指数(BMI)]]ごとのエネルギー(カロリー)摂取量を策定。
*生活習慣病の発症だけでなく、重症化予防も検討した
*体格をあらわす[[ボディマス指数|ボディマス指数(BMI)]]ごとのエネルギー(カロリー)摂取量を策定した
 
== 設定指標 ==
食事摂取基準で設定されている栄養素の指標は[[健康増進法]]に基づき、摂取不足の回避('''推定平均必要量'''、'''推奨量'''、'''目安量''')、過剰摂取による健康障害の回避('''耐用上限量''')、及び生活習慣病の予防('''目標量''')を目的とした指標が設定されている。
{{専門的|section=1|date=2016年7月}}
 
;推定エネルギー必要量
エネルギー出納がゼロになる確率が最も高くなると推定される一日あたりのエネルギー摂取量。エネルギーについては耐用上限量は設定されていない。
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==出典==
<references />
 
==参考書籍==
香川芳子監修『食品分析表2015』女子栄養大学出版部、2015年2月10日の巻頭特集:「日本人の食事摂取基準」が変わります!――いよいよ2015年版が実施。
 
==関連項目==
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*[http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/s0529-4.html 「日本人の食事摂取基準」(2010年版)] (厚生労働省、2009年5月29日)
*[http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1122-2.html 「日本人の食事摂取基準(2005年版)について」] (厚生労働省、2004年11月22日)
*[https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209592_00004.html 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書(案)](PDF)
 
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