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ジャイアンの嫌がらせが身体的暴力からくるのに対し、スネ夫は「のび太だけ除外」などという精神的な嫌がらせが中心である。のび太にだけゲームを貸さない、コレクションに触らせない、遊びや行楽、別荘(四丈半島)に誘わないといった類が多い。主に「この車にはあと3人しか乗れない」<ref>6巻収録「せん水艦で海へ行こう」、18巻収録「ドライブはそうじ機に乗って」など。大抵はスネ夫の親類(従兄弟やおじなど)も登場し、スネ夫とつるんでのび太を疎外しているが、乗車定員の関係から物理的に乗れないような場面も見受けられる。</ref>「チケットが3枚しかない」など。44巻収録「アニメばこ」には「3人用のビデオ」という理不尽なものが登場する。しかし、あまり度が過ぎると、のび太だけでなくジャイアンやしずかまでも呆れさせ、しずかは怒って辞退することがある<ref>4巻収録「月の光と虫の声」、6巻収録「こいのぼり」など</ref>。普段は冷静で落ち着いた性格である反面、ジャイアン程ではないが些細なことで激怒することも多く、意外と短気な一面を持つ。また、ジャイアンと共にのび太がしずかの家に行こうとしているのを邪魔する場面もしばしば見られる<ref>41巻収録「出ちょう口目」など</ref>。のび太が自らの家に遊びに来ていた際に地震が起きた時は、地震に驚いたのび太の失態を本人が皆に内緒にするよう必死で頼んでいるにも関わらず、それを聞き入れずに言いふらそうとするかなり意地の悪い一面も持つ<ref>26巻収録「地震なまず」</ref>。のび太がしずかを家に誘っているところに横槍を入れ、自分の家に招いた事もある<ref>31巻収録「恐竜さん日本へどうぞ」、「よい家悪い家」</ref>。
 
のび太をいじめるジャイアンの腰巾着かつ強力な[[参謀]]の役割を担う反面、意気投合するよりも互いに利用し合っている傾向が見られる。またジャイアンにおもちゃなどを取り上げられてのび太に泣きつく[[日和見主義]]な面がある。実際、スネ夫自身もむしろのび太同様ジャイアンにいじめられる方が多い(これは他の男子勢とも共通する)。そのためチャンスがあれば思いっきりジャイアンを殴りたいと思っている<ref>『脱出!恐怖の骨川ハウス』(2013年5月17日放送)</ref>。のび太がドラえもんのひみつ道具でジャイアンに仕返しやイタズラなどをしようとした場合は、のび太やドラえもんと結託することも少なくない<ref>35巻収録「ま夜中に山びこ山が!」、27巻収録「本物電子ゲーム」など</ref>(原作連載初期のころは逆にジャイアンを従えて歩く描写が見られた)。また、もしもボックスの効力でのび太がアメリカへ引越しをすることになった際には、それまでの嫌がらせに対して[[贖罪|涙を流して謝罪したりする]]描写から<ref>31巻収録「ためしにさようなら」</ref>、のび太をいじめていることに対して多少なりとも後ろめたさや罪悪感を感じている節もある。またあまり目立たないものの、時にはジャイアンが迫っているから気をつけろとのび太に警告したりするなど、若干ながら親切な面も見せており、必ずしもジャイアンに絶対的に服従しているという訳でもない。ハツメイカーに発明品をリクエストした際には、のび太がいじめっ子から逃げるための道具だったのに対し、いじめっ子と戦うための道具を求めていた。ただしジャイアンの事を友人とは思っており、彼からも慕われることもある。大長編ではジャイアンとは連携をとって敵と戦ったりするなど強い仲間意識を見せている。
 
「のび太のくせに生意気だぞ」というセリフが物語るかのように、ドラえもんのひみつ道具に頼って自分より優勢になったのび太に対し敵愾心を燃やすことが多い。ジャイアンほどではないがスネ夫もひみつ道具などを強奪することが多く、そのたびに痛い目に遭っている<ref>4巻収録「月の光と虫の声」、5巻収録「バッジを作ろう」、7巻収録「空とぶさかな」など</ref>。但し、ジャイアンが力ずくでひみつ道具を奪おうとするのに対し、スネ夫の場合は悪知恵を働かせて 「頭脳的に」 強奪しようとすることが多いことが特徴である。また、普段はそうでもないが、本気で怒るとのび太やジャイアン以上に自己中心的な性格になり、本気で怒ったときに自身がとる身勝手な行動に対しても全く反省することもない。